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デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン

大阪中之島美術館で開催中の「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」展に行ってきました。開館1周年を記念して実施されたものです。この企画はちょっと凝っていて、来場者自身が展示されている作品を「デザイン」か「アート」を判断して投票するようになっています。これは作品ごとに設置されたタッチパネルのスライドバーを使って投票します。以下のようなイメージです。
   
「デザイン」------◎------「アート」

真ん中の ◎ が中立でそれを左右に動かしてデザイン寄りかアート寄りかを投票します。

詳しくは「公益財団法人日本デザイン振興会」のサイトに参考になる記事があるので参照してください。


この来場者参加型の企画は面白そうで少し期待していたのですが、ちょっと疲れました。楽しいのは最初だけです。私はこの作業をスタートして十数点で諦めました。個々の作品は非常に興味深いものがあったのですが、それらを全てにおいて「デザイン」か「アート」かを判定するには、とてもエネルギーが必要です。もったいないです。

「デザイン」とは何か「アート」とは何か、それらの定義が曖昧なままで、この判定作業を繰り返しても答えは出てこないと感じました。もちろん答えを出す必要はないのですが、作品との心の対話に時間とエネルギーを費やす方が楽しいと思います。

とはいえこの展覧会の展示内容は十分満足のいくものでした。自分なりの解釈で十分楽しめました。特に70年代から80年代にかけて「デザイン」が「アート」の領域に踏み込んできた時代の力を感じ取ることが出来ました。これはもしかしたら「♡アートに嫉妬したデザイン」の嫉妬心なかもしれません…。

この企画展は来場者参加型の美術展として面白い試みであったと思います。展示の内容も濃い物がぎっしり詰まっていて、多くの方が楽しめる物だと思います。アートに興味のない人も楽しめるので行ってみては如何でしょうか。


それと、この日は美術家のイチハラヒロコのトークイベントがあり、これにも参加しました。イチハラヒロコさんの事はあまりよく知らなかったのですが、初めてお会いしてその強烈な個性に圧倒されました。自身のテーマは「愛」と「笑い」だとおっしゃってましたが、まさしくその通りの人で、イベント会場は「愛」と「笑い」に包まれていました♪。
(彼女の作品は今回の展覧会の一番目に展示されています)
気になるアーティストがまた1人増えました…。

では、また。