非日常 2023年9月
36冊目となる非日常 2023年9月が完成しました。非日常プロジェクトとはその月に撮影したスナップ写真を一冊の写真集にまとめるというものです(縛りはRICOH GRⅢ&GRⅢxで撮影した写真だけで構成)。
このプロジェクトを始めた詳細は note 「非日常」プロジェクト始動 をご参照ください(非日常関連の記事は 非日常マガジンでまとめております)。
非日常 2022年9月 は BEATS に10月13日から置いてもらっています。A4サイズ 72P 2000円(送料込み)で受注販売してます。
また、2021年のベスト版の「非日常 2021年」と2022年のベスト版の「非日常 2022年」はそれぞれA4サイズ 144P 3000円(送料込み)で受注販売してます。「非日常 2021年」と「非日常 2022年」の展示での総括は以下のリンクからご覧ください。
各種SNSにてお気軽にお声がけください。他の月のバックナンバーについても受け付けています。
今回の表紙は渋谷で撮影した写真です。街を歩いていると何か光るモノが見えました。近づいて見ると、透明傘が壁に貼り付けてあり、その奥に白いペイントされた文字が見えました。これは面白い被写体だと感じ、シャッターを押した一枚です。撮影した時はまさか表紙に使うとは思ってませんでしたが、思いの外、気に入りました。
今回の72ページは「大阪」「東京」で構成されています。東京のエリアは渋谷・高田馬場・新宿です。
では、非日常 2023年9月 の写真集に入っている写真を少し紹介します。
布施の街を歩いている時に逆三角形の植木を見つけました。また、その植木は左に傾いており、特異な存在感を発していました。こういう光景は大好物なので、すかさずGRⅢで撮影しました。非日常に掲載されている写真は人物写真が多いのですが、今後も非人物写真もどんどん撮影していく所存です。
ラーメン屋さんの厨房の裏扉が開いていたので、しばらく見ていると店員さんがラーメンを両手に持って、お客さんに提供する前のシーンに出会し、すかさずGRⅢxで撮影しました。これは夜だったのですが、もし昼間だと扉の内外の明暗差が大きくて、露出には苦労しただろうと思います。
カラスが電柱に止まっていると飛ぶのを待って撮影することがあります。それには条件があって、背景が面白いかどうかです。この写真のように電線・雲・建物がフォトジェニックだとやはり待つ気になりますね。あとはカラスの飛び方が綺麗に写るかが勝負です(結構、飛び方が汚い瞬間に写し止めてしまうと、即没になります)。この写真の場合は、翼の広げ方とクチバシの開け方が気に入ってます。
新宿・歌舞伎町にヒビが入っているガラス張りを見つけました。こういう場所では自分の姿を残したくなります。非日常シリーズはその月に撮影した写真で構成されており、一番最後のページにはその月に起こった世の中の出来事を記載しています。つまり、その月の歴史を記録しているのですが、その中で自分の姿(例え影でも)も記録したくなるんですよね。エルスケン、ヴィヴィアン・マイヤーなど、写真家の有名な自撮り写真も存在するように、そういう気持ちは写真家の性なのかもしれません。
では、また。
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