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イギリスは『今何℃?』:留学生試練の季節

note共同マガジン VACILANDO の企画記事 『今何℃?』をお届けします。
同じ「今」でも、国によって地域によって気温や日の長さは全然違います。

イギリスの気温と天気

イギリスのリーズ市では、今日の気温は最高13℃、最低7℃という寒い一日で、雨が降っています。イギリスの天気といえば、曇り空が印象的ですが、実際には春、夏、秋、冬の四季が存在します。今の時期は東京と比べると平均8℃前後、低い気温が続きます。また、晴天確率が30%前後となっていて、つまり7割が雨か曇りということですね。(出典:Weather Spark )
気分が鬱々しがちな季節でもあります。

晩秋~冬の天気は70%が雨か曇り

留学生の試練

留学生にとって、10月中旬からの1~2か月は試練の時期です。オリエンテーションが終わり、本格的な授業がスタートし、学生たちは、大量のReadingリストに取り組み、セミナーでのディスカッションに参加する必要があります。特に英語が母国語でない学生にとって、最初の2か月は大変で、読み切れないリストやディスカッションへの貢献へのプレッシャーが強いのです。「実際にコースが始まって、読みきれないReading Listに圧倒される、 消化不良でセミナ―に参加してディスカッションに貢献できない、落ち込む、あせる、負の連鎖にさらに落ち込む。。。」といった悪いストレスの影響をうけて生活ペースを崩すことも。

お気に入りの Brotherton Library(ここだと比較的がんばれる。環境大事。)

Reading Weekとハイキング

そういった試練経験し、11月中旬頃には「Reading Week」という期間が設定されています。これは学びを振り返り、後半のクラスや課題の準備を整えるための時間です。授業はないものの、個別質問時間が設けられており、学生は困ったことや質問を講師に相談できます。

また、Reading Weekになると、多くの学生が気分転換のために小旅行に出かけることがあります。リーズ市があるウェスト・ヨークシャー地方は、周囲に美しいハイキングスポットが点在し、学生向けの手ごろな価格の日帰りツアーが頻繁に開催されています。

私がこの時期に参加したツアーは、ソルテア(Saltaire)という場所へのものでした。ここはヴィクトリア時代のモデル村で、町全体がユネスコ世界遺産に登録されています。春の鮮やかな花々の風景と比べるとやや地味ですが、秋の終わりには枯草が広がる自然の中を歩きながら、牛や羊を眺めながら友達とおしゃべりし、のんびりハイキングすることで、気分がリフレッシュされ、元気を取り戻すことができました。自然の力は本当に素晴らしいものですね。

ソルテアでハイキング

VACILANDO の仲間たちの「今何℃?」の投稿です。気候や風景の違いが興味深いです。ぜひ覗いてみてください。


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