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🇦🇺オーストラリアの重要鉱物に世界が注目‼︎(JBIC国際協力銀行 高橋直樹氏/モーサテ20230814)

オーストラリアは、リチウム、コバルト、銅、ニッケルなど生産量、埋蔵量ともに上位にランクインする世界有数の資源国。

リチウムを例にとると、輸出量、輸出額ともに右肩上がりで、生産量は世界の50%を占めるなど、世界への存在感を示している。


リチウムは電気自動車に欠かせない物質であり、
脱炭素化を目的としたEV化加速で、鉱物資源の需要が高まっている。

バッテリーにリチウム、銅、ニッケル
駆動モーターには、レアアースが欠かせない。
2040年には、2020年と比較して、リチウムの需要は12.8倍に膨らむ想定。

しかし、鉱物が採掘から純度の高い電気自動車の具材になるまでの過程に問題がある。
例えば、リチウムの場合、オーストラリアで採掘されたリチウム鉱石のほぼ全てが精錬のために中国へ輸出しているため、日本にとって、サプライチェーン上の問題、オーストラリアにとっては、精錬で付加価値を産み出すビジネスオポチュニティを失っている。

日本とオーストラリアの関係は、以下の通り。

・双日が出資している「ライナスレアアース」は、レアアース鉱山から採掘した鉱石をマレーシアの製錬所経由で日本に出荷

・トヨタとPanasonicの合弁会社は、オーストラリアの大手資源会社BHPと協業戦略を締結

以前、広瀬隆雄さんが仰っていたリチウムは純度が大切であるというメッセージをようやく理解出来た。これからリチウムの動きについて、株式を含めて注目していきたい。

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