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通信制高校生が総合型で合格したハナシ

今回は通信制高校に通っている私が、総合型選抜で大学に合格した体験談を書こうと思います。

私が受験生だったときもよくインターネットで調べていたのですが、なかなか通信制に通っている人の体験談が少なかったので、この話が少しでも参考になったら嬉しいです。

初めに


まず、私が受験した大学は1校だけでした。

これはきっと人それぞれ、もっと沢山受験した方がいいと思う人もいれば、少なくていいという意見の人もいると思います。

私の場合、1校とはいえ、仮に落ちたとしても第2期といってもう一度受験することが可能だったこと、その大学にどうしても入りたかったことから、1校だけにしました。

あと、私のところは評定平均が出願条件にありませんでした。
ただ、通信制は比較的好成績を取りやすいと思います。
その強みを生かしてあえて評定平均が必要なところを受験すれば、受験者数が少しでも抑えられることができるかもしれませんし、そういう戦略もありだと思います。

では、本題に移ります!

高校2年生


高校2年生の頃から、ぼんやり総合型も受験してみたいなと思っていました。

面接や小論文が筆記試験よりも好きだったのと、総合型で求められる「なぜこの大学に入りたいのか」ということが話せたら、大学で学ぶ目標が分かって、より大学生活が充実するのではないかと思ったからです。

その頃までにしたことといえば、ボランティア活動に参加するとか、生徒会に入るとかそれくらいでした。

ちなみに、ボランティア活動やるべきかやらなくていいか論争があるかと思いますが、私はどちらかというとやった方がいいという意見です。

別にやらなくても合格できるとは思うのですが、やっておくと、こじつけでネタになったりするんですよね。

私の場合、自然系のボランティア活動をしたことがあって、志望学部は美術系と異なりますが、「そこで行った○○という活動によって○○という力が身に着いた、○○に気が付いた……」などと使えたりします。

経験から得た学びって説得力があると思うので、ボランティア活動はやっておいて損はないかなと思います。

高校3年生

心理学部に興味を持つ

本格的に動き始めたのは高校3年生になってからです。
初めは心理学部に行きたいと思っていて、「認知行動療法」に特に興味を持っていました。

心理学や認知行動療法に関する本を読んだり、インターネットで論文を調べたりして、具体的にどんなことをしていきたいか考えていました。

あとは、認知行動療法を専門とする先生がいる大学はどこか探すなど、志望校選びも進めていました。

ただ、調べて行くうちに「なんか心理学って思ってたより私が学びたいと思ってる感じじゃないな」と思い、心理学部はやめました。

志望学部を変更

その後、美術系の学部に変更しました。
確か6月くらいだったと思います。

テーマは一言で言えば、「緑茶の消費量が増やせるようなデザインを作りたい」と設定しました。
(このテーマに決定したのは8月の頭で、時間の猶予が1ヶ月しかなくてかなり焦ってました…。)

それを実現するためにどうしてこの大学でないといけないのか、という必然性を持たせたいと考えました。

そのために、茶業界の状況をたくさん調べました。
具体的には、統計や論文を読む、お茶のことが学べる施設に行く、実際に茶生産者にインスタのdmで質問するなどです。
フィールドワークで生の情報を得ることは大事だと思います!

あとはアドミッションポリシーをよく読み込むようにしていしました。

私が思うに、何より重要なのはアドミッションポリシーであると思います。
なぜなら、そこに「こういう人が来てほしい」というゴールが書いてあるからです。

もちろん、あまりにも寄せすぎるのは良くないかもしれませんが、アドミッションポリシーのこれがこの経験から私に当てはまっているな、だとか、当てはまっていなくても、大学に入ったらこの授業やこの活動を通して身に着けていきたい、というように言えるようにしていました。

願書完成!

そして、願書が出来上がったら先生や同じ美術系に通う知り合いに見てもらいました。

ただ、やっぱり言うことが人それぞれ全く違うのですよね。

ある人には何とも言われなかったところが、ある人には結構指摘されたりして、「いや、もう何を信用していいんだ!」と何度も思いました。笑

けど、私の場合は結局アドミッションポリシーに合致しているか、で判断していました。

あの人はこういうけど、アドミッションポリシーとしてはここ求められてないから書かなくてもいいや、とかそんな具合です。

そんなこんなで完成させました!

ちなみに、自筆で書く場合は丁寧に書くと好印象だと思います。
私はかなり丁寧に書いて、高校の先生に「綺麗に書いたねー、好印象だよ」と見てくれた人全員に言ってもらえました!

小論文と口頭試問の対策

その次に準備したのは、小論文対策と面接対策です。

えーーと……試験が10月なのにしっかり準備し始めたのは8月下旬とかです。
言い訳すると、夏休み中は願書描くのに精一杯で手を付けられませんでした……。

正直私はどちらも割と好きな方だったので、苦手な方は「8月からでも間に合うんだ!」とあんまり当てにせず、早めの準備をおすすめします。

小論文

小論文対策で役立ったことは、現代文の勉強でした。
とはいえ、ただひたすら問題集をやることを勧めているのではなく、下記の本が超絶オススメです!!!!

私はある塾に通っていて、そこで買わされたのですが、この本のおかげで現代文の偏差値が10くらい一気に伸びました。嘘じゃないです。笑

現代文の読み方が、フィーリングから構造として読むように変わりました。
そしてそれは、小論文を書く上でとってもとっても役立ったのです!!

私は現代文の勉強に加えて、志望校の傾向と似た小論文を5題くらいやって、国語の先生に添削してもらって、復習して(ここも意外と大事)、という感じでした。

ただ、時間があればもっと勉強したかったなと思っています。

私は塾の現代文のおかげで、小論文に必要なことを学ぶことができましたが、それがなければ多分不合格だったような気もします。
塾よ、ありがとう……

口頭試問

私の場合は口頭試問だったので、通常の面接対策とは異なるかもしれません。

やったことは、2パターンに分けて説明します。

まず、受けごたえの内容を良くするためにしたことです。

・願書で出した志望理由をとにかく深堀して、どんな質問が来ても答えられるようにすること。

・アドミッションポリシーと自分を照らし合わせる。当てはまっていることは経験から説明できるように、当てはまっていないことは将来どのように身に着けるか言えるようにすること。

・ブレインストーミングで自分の高校生活を振り返る。この活動からこういう力が身に着いたなとか、何を発見できたのか整理すること。

・暇なときにスマホやテレビでニュースを見る、図書館で新聞を読むこと。

大体こんなことをしました。
次に口頭試問に慣れるためにしたことです。

・1人面接している動画で撮って行い、喋りのスピードや表情を確認する。

・先生に面接練習をお願いする。
(できたらマメそうな、親身になってくれる感じの先生にもお願いすると、大学のことを沢山調べてきてくれて本番に似た面接練習になるかもしれないです。)

受験を終えて


最後に反省点としては、私は志望学部が途中で変わったので、気になる分野ができたら早めにオーキャンに行くとか、その分野の易しめな本を読んでおけば良かったなと思っています。

あと、夏休み中は願書で精一杯だったので、夏休み前から小論文はある程度勉強しておけば良かったなと、、。



以上になります!


とはいえ、難関大学に受かったわけでもないので、あんまり当てにし過ぎないでください。笑

何か気になることがあれば、ぜひ気軽に言ってください。
少しでも力になれたらと思っていますので、答えられることは答えます。

皆さんの将来が、今想像しているよりずっと素敵な未来でありますように!
では!


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