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リゾートライフのリアルな衣食住事情を紹介していきます。第二弾は、【食】。

一番よく聞かれるのは、何と言っても食事です。

「何食べてるの?」

そりゃ気になりますよね。

人間の活力を司るみ資源ですから。

【太鼓判】ゲスト用

ゲストはリゾート内にあるレストランにて、食事をされます。

Meal Planと呼ばれる、お食事のパッケージ毎に食べられる場所や内容が異なります。

ただ今回は、ゲストではなく、スタッフにフォーカスしたお話をしたいので、Meal Planの話は置いておきましょう。


さて、ゲスト用のレストラン使用は、以下のように分類できます。

①スタッフが率先して、ゲスト用レストランで食事をしなくてはいけない。(ゲストと交流を深めるため)

②上司の許可(口頭)があれば、ゲスト用レストランの使用が出来る。(稼働率が低いときや、特別なイベントの際に許可される場合が多い)

③上司 > 料飲部責任者 > GM > セキュリティー全ての許可が降りない限り、ゲスト用レストランの使用は不可。(ゲストのプライバシー尊重のため)

これらのルールは、リゾートによって全く異なります。

いわゆる超高級リゾートでは、ゲストのプライバシーを第一に尊重されるために③が適応されるケースが多いです。

そして、現在働いているリゾートでは、②が適応されています。

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↑お気に入りのシーフード・レストランにて

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↑日本人にはなかなか馴染みのない中東料理

レストランの種類も、数も、クオリティも、リゾートによってピンキリです。お陰様で、過去から現在に至るまでのレストランのクオリティは文句なしの美味しさです!

【掛け】スタッフ用

さて、お待たせ致しました。

本当に気になるのはこっちですよね。

私たちは、Staff Canteen(スタッフ・キャンテーン)と呼ばれる場所で食事をしています。いわゆる、従業員食堂。

ただ、勤務中のみに使用するのではなく、全員住み込みで働いているので、お休みの日でも、出勤前・退勤後も、ここを利用します。

そう、お察しの通り、四六時中スタッフ同士が顔を合わせる場所です。オンでもオフでも。

基本的にビュッフェスタイルで提供され、週に1回か2回はLive cookingの日が設けられていました。(コロナ前)

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↑サラダのコーナー

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↑メインコースのコーナー

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↑デザートのコーナー


これはとある日の現在のリゾートのランチです。

あと一番大事なのは、カレー。

モルディブは、多くのスリランカ人、インド人、ネパール人、バングラデシュ人が働いています。元リゾートでも8割はこれらの国の人です。つまり出稼ぎ。

そう、彼らの国民食はカレーです。そして、豚が禁じられているムスリム、牛が禁じられているヒンディー、ベジタリアンが多い国々が混合しています。

つまり、カレーの種類も多種多様。

・チキンカレー

・マトンカレー

・お豆のカレー

・野菜カレー

ほぼこれらが毎日用意されています。

そしてまたキャンテーンのクオリティもリゾートによって様々。

毎回何を食べるか、何が食べられるか、楽しみに足を運んでいます。

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↑お気に入りのグリルチキン

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↑タンドリーチキンの上に、チーズとパプリカ、オリーブを載せたオープンサンド(このくらいが唯一出来る最大のアレンジです)

【驚愕】自炊禁止

驚くことに各部屋にキッチンはありません。

火災防止のためが一番の理由でしょう。あとは、害虫予防も加味されてるでしょうね。

冷蔵庫があったりなかったり、ケトルがあったりなかったり。

これもリゾートによって、そしてポジション(役職)によっても大きく異なります。

お陰様で、現在の私の部屋は、冷蔵庫もケトルも用意されています。ありがたや。

【要事前手続】共同キッチン

各部屋にキッチンがないと言いましたが、多くのリゾートには、共同キッチンが設けられています。

共同キッチンを使用する際は、事前にHRに届け出をする必要があります。

個人的に、フィリピン人やタイ人が多く共同キッチンを使っている印象が大きいです。

ちなみに私は一度も使ったことありませんし、今後も使う予定はありません。潔癖症ではないですが、ちょっと衛生面が心配なので。


リゾート勤務をしている人が何を食べているか、少しはご理解いただけたでしょうか。キャンテーンのシェフにはいつも感謝しています!



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