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【SDGs】陸の豊かさも守ろう

こんばんは!まなてぃーです🧜‍♀️

前々記事で海に纏わる問題について書きましたが、
今日は陸に纏わる問題についてです。

陸の豊かさと言うと、
美しい緑、肥沃な大地、多様な生物等がイメージできますが、
中でも森林は多様な役割を持っています。

①恵みを与える(木材、炭や薪、キノコや食べ物)
②地球温暖化を防ぐ
③水を蓄え綺麗にする
④栄養を与える
⑤災害を防ぐ
⑥生物多様性を支える
⑦文化となる(景観美や自然遊び、精神的恵み)

供給、調整、基盤に文化まで多様な役割を果たす森林。
私たちが生きていく上で欠かせない存在です。

そんな大切な森林が今、物凄いスピードで破壊されています。

それはなぜなのか?他にはどんな問題があるのか?どうすればこの恩恵をこれからも得ながら暮らしていけるのか?
一つずつ見ていきましょう!

1.世界の陸に纏わる問題


人間の利益の為に次々と起こっている森林破壊。過放牧や山火事等にも起因します。
2019年のオーストラリア森林火災では、ポルトガルの国土を上回る面積の森林が消失しました。
土砂崩れや洪水、温暖化等さらなる問題も引き起こしてしまいます。

森林破壊は生態系損失にも繋がります。
捕獲や外来生物の侵出、耕作放棄、ブッシュミート等も生態系損失の原因です。

中国やインド、ベトナム等では森林面積は増加していますが、
これは人工林の為生物多様性の面から見ると好ましくないとされています。

生物多様性を利用して暮らしている先住民族は、伝統を受け継ぐことが困難になってしまいます。
このように土着コミュニティーの存続問題にも関わってきます。

土壌劣化の問題もあります。農耕地を酷使したりすることが原因です。
作物の生産能力が低下したり環境を守る機能が失われてしまいます。砂漠化にも繋がります。

また、先に述べた森林がもたらす恵み(≒生態系サービス)が正しく分配されていないという問題もあります。

2.対応


世界中の国々で国立公園自然保護区をつくり管理しています。
12月5日は国際土壌デーに制定されました。

国際NGOのコンサベーション・インターナショナルは、
コーヒーの日影栽培を通して現地農家の生産能力向上と地域の環境保全に貢献しています。
スターバックスも長年パートナーシップを組んでいますよね。

イギリスのナショナル・トラストは民間の自然保護団体です。日本にもナショナル・トラストがあり森を所有して守っています。
行政版ナショナル・トラストの一例で言うと、森を切り拓く計画が上がった際に村が森を買い取り保全しています。

漁師が植林に励む森は海の恋人運動も広がりを見せていますね。

クールビズ等省エネへの取り組みも陸の豊かさを守ることに繋がるでしょう。

観光業でもサステナブルに積極的です。
地域の自然や歴史を体験しながら保全への関心を促し、収益を自然保護活動に使うエコツーリズムが国内外で勢力を振るっています。
リサイクル品で建築したりエネルギーを自給自足でまかなっている、フィリピンはパラワン島のホテルはエコリゾートとして名高いですね。

また、コロナ禍で思いがけず良い結果となったこともありました。

デリーでのロックダウン中にPM2.5が40-70%も削減、灰色だった空が青空に戻ったのです!
中国でも同様に、人々の行動が制限されたことで空気や水の汚染が一気に改善されました。
このことは、日々の人間の活動がいかに環境へ悪影響を与えていたかを示すことになりました。

3.できること


森林破壊や生態系損失と聞いてもそれは遠いジャングルの地の話で、
緑豊かな日本ではあまり身近にイメージできないのではないでしょうか?

でも、昨日食べた牛丼の肉となった牛は、
アメリカで森林を焼いて作った畑のトウモロコシを食べていたかもしれません。
今日履いていたジーンズは、
パキスタンの畑でとった綿をトルコの工場で加工したモノかもしれません。
今触っているスマホの部品は、
ゴリラが住むコンゴの森を壊し地面を掘って採られたモノかもしれません。
遠い国の話ではないのです。

情熱と行動の人=ワンガリ・マータイさんは言います。
問題点がわたしたち自身にもあるとわかれば、解決もわたしたちでできるはずです。

できることは沢山あるので一つずつ取り組んでいきましょう!✊

FSC認証マークの製品を買う
消費者として森林環境や地域社会に配慮した製品を選択するという行動です。

ごみ削減・省エネ
私たちの生活は、沢山の生き物の生命を犠牲にして作られたモノで溢れています。
そう考えると少しも無駄にはできません。
どんな生き物にもそれぞれの役割があります🦍🐢🐰🐯🐹🦊🐭🐸🐶🐴🐷🐙🦖

使わなくなった携帯電話はショップに返す
都市鉱山(家電製品等の中にある有用な資源)を全て回収したら、日本は資源大国になるかもしれません。

ビオトープをつくる
家庭や学校単位でも取り組めます。

里山保全に参加する
人が少し手を加えることで恵みをずっと循環させることができます。
私も高校生の時に行った記憶。当時はなんでこんなことやらなきゃいけないのと思っていました。
何事もそうですが、やらされるのと意味を理解してやるのとでは全然違います。
そういう意味で教育もとても大切ですね。

ずっと循環させることができると言っても、
自然が全て思い通りになるはずはありません
私たちは自然と共にしか生き延びられないのです。
自然を守ることが私たちの命を守ることにも繋がります。
自然のありがたさに感謝しながら生き抜いていきたいものです。

共に生きよう。もののけ姫見返そっと。

See you on Sunday. 👋

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