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【ゲット・アウト】映画 感想 あらすじ 次は貴方かもよ?

見終わるまで嫌〜な空気が充満して、それこそ地中の底で溺れてもがいてる感じ。そして見終わったらスッキリ〜が半分、心配症の人だと半分「あれってもしかしたら?」と気になっちゃうかもしれない映画です。

簡単あらすじ

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ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりで気が滅入ってしまう。そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが・・・。


感想


クリスは付き合って4か月だからってこともあるんだろう、ローズによく思われたくて休暇にいきなり実家にいこうという計画にYesといってしまい誰もが見て1発でわかる超保守的な白人家族の南部風の豪邸に招かれてしまう…玄関入る前に帰るとは言えないだろうね、そりゃ。でもクリスは家見て嫌な予感がしまくり顔が引き攣っているから視聴者は一緒に不穏な空気に包まれていく…この感じ得体の知れない敵に出会うNOPEのキャラクター達と同じ。
この監督さんはホラーなのかサスペンスなのか曖昧な心理戦を描くのが上手い。
おまけに怖いけど笑えるセリフもありだから好きで見てしまいます。
今回は得体が知れないものではなく、得体の知れてる人間が隠している得体が知れない習慣&思想でしょうね。
誰もが隣にいる人の本心は100%わかりはしない。
それが男女の関係になると色恋感情が絡んできて本性は見抜けなくなるから、このクリスのようにGet Outがなかなか出来なくなり災難に巻き込まれてしまうのです。気がついたら逃げられない、て感じ。

この怖い団体…ありそうですね、洗脳する宗教団体にコミュニティが実際あるのでこのローズのおじいちゃんが立ち上げた〇〇思想から医療を行い、信者なら生まれ変わりましょうと人々を洗脳する団体はは秘密結社みたいなものですから。
ローズが生贄を探しにいく係りなの。ターゲット見つけたら恋人関係に持っていき連れ帰り、クリスと同じように、ローズのママがあれするわけ。
使用人達も古いファッションをしていたあの青年もローズがゲットして来たのだから他にも犠牲者がいるでしょうね、怖い!!


この映画でLyraが好きなキャラクターはクリスの親友のロッド。マシンガントークはうざい(笑)けど洞察力があり、行動力もあり親友クリスを助ける為に奮闘する姿はヒーローだわ。ジョークがキッツイのや白人は敵と考えて話す所は、人によっては不愉快に思うかもしれませんが、今のアメリカでは黒人はここまで先を読み気にして生きていかないと、何されるかわからない、という現状から来た生存方法なのです。そう考えると今のアメリカこそが怖い場所。途中アジア人が1人出て来ましたが、あれも微妙。ブラックの人々から見たら富裕層のアジア人は白人と同類に思っている感じが出てます。

しかしアジア人もクリスみたいな扱いや、無視されたり表に出さない敵意で対応されてる場合ありますよ。気をつけて、明日は我が身かもよ?
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