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偏愛サマー

それにしても暑すぎやしないでしょうか?
夏休みに入り、炎暑につき色気も何もない毎日を送っています。

かけっぱなしのラジオが偏愛、偏愛と叫んでる。
偏愛って言葉いいなあ。スペシャルにはとびきり偏って愛を注ぎたいな。
前に好きをnoteに書き出してみたけれど楽しかった。
偏愛マップならぬ偏愛メモ。私に詰まっている好きをこうやって書き出すだけでウキウキする。
偏愛サマーなら、よろこんで。

本が好き。

新しい本も好きだけど、同じ本を何度も読むのが好き。
羊をめぐる冒険は無人島に絶対持っていく一冊。
春樹は定期的に読むけれどその時々でなんだか感じ方が違う。だから一冊で何倍もおいしいと思う。
落下する夕方やミーナの行進も最近心が雑だなと思った時に読む。まるで私のサプリメントみたいな。

私のファーストブックの記憶はちょっと遅くて、小学三年生。
学校の図書室で見つけた「もしもしニコラ!」を読んで以来本にはまったと記憶しています。
以来、もしもしニコラ!は何回読んだかわからない。
今でも好き。

揚げりんごとかラベンダーとかバスローブとかメレンゲとか当時私の周りにはなかった単語ばかりが出てきて
パリに住むリーズの生活と自分のそれの違いに驚き、子ども心に「フランスって何」と思いました。

本も好きですが、雑誌も好き。
Relax、ポパイからニュートン、オレンジページまでどんとこい。あとフリーペーパーも好きです。音楽バージョンじゃないdictionaryをいつかお店で作ってみたいです。

本が好き。きっとずっと好き。

買い物、旅行、一人で出かけるのが好き。

夫や友達と行くそれもまた違った楽しみがありますが、誰かと買い物に行ったとしたら私にとってそれは買い物ではなく
あくまで夫や友達と過ごす時間という位置付けであります(うまく説明ができない)。

今は家族ができたので旅行は家族と一緒が楽しいですが、買い物や街をふらふらする目的のお出かけの時は一人で。
多分どこでも一人で大丈夫。
ロンドンからベルギーのブリュッセル、アムステルダム、パリと周り、帰りにソウルに寄ってサムゲタン食べて帰ったこともありました。
いつかまたそんな旅ができるよう今から足腰鍛えようと思います。

買い物はエリアごとに自分なりのコースがあるのでそれを。
洋服みて、インテリアショップで日用品巡りしながら途中カフェに寄って、本屋に寄って、パンを買って帰る。
書いているだけでテンションが上がります。
家族や友人を思い出し、これ好きだろうなを探すのも好き。
実際買わなくても妄想が楽しい。

料理が好き。

料理、好きです。
繊細な盛り付けには程遠く、味も見た目も家庭料理の域を出ることが叶いませんがドーンと大皿に載せるあるいはお鍋グツグツが得意。
クリスマスとかお誕生日ディナーは前菜(切って和えるだけみたいな簡単なものだけれど)からメイン、デザートまで作ります。

週末は乾杯だからおつまみを幾つか並べるだけの日もあって、でもいちいち食器選んでかわいく並べちゃうそんな一手間も好き。
味は保障できないけれど実家暮らしの時も割と料理はしていたから、手際は悪くないと思う。
後片付けもできるだけ頑張ります。

♣️

まだまだ書いていたいけれどこの辺でちょっと一息。
私の好きラインナップは物心ついた時からほぼ変わらなくて
大きな波がなくってキャンドルの中の小さな炎みたい。
キャンプファイヤーみたいに高く燃え上がることもないし、クリスマスツリーのイルミネーションみたいな華やかさもない。
でも、小さくずっとずっと灯っている。

好きは楽しい。毎日好きなモノやコトに囲まれて暮らしたい。だけどもちろん四六時中そういうわけにもいかない。
そんな時、どこかの誰かが言ってた「自分のご機嫌は自分で取る」というフレーズがふっと頭に浮かぶ。

モノやコトに「好き」という自分なりの付加価値をつけるだけでスペシャルに変わる。
好きが増えるたび楽しくなるなんて、人間てホントめんどくさく、でもとても単純で幸せな生き物なんだろうか。

自分に自信なんてなくたっていいから、自分の好きにはすがすがしいほどの自信と信頼を。

消えそうで消えない私の中の小さな炎を愛を込めて偏愛と呼び、暑さにも負けず、好きのともしびをいっぱい点そうと思います。

応援ありがとうございます! サポートいただいた分は生々しくて恐縮ですがスタートしたお店のブラッシュアップのために。 そしてどんなことに使ったのかnoteでご報告よていです。