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輝け女子アスリート📣~フィジカルヘルス編~

こんにちは。今週のLycaonsエンドレスリレーを担当するのは、メンタルアドバイザーの伊藤です。
健康とスポーツ心理学を専門としている私から、今日は女子アスリートの皆さんに向けて書きたいと思います。

One point*EIYO #2にあった「女性アスリートの三主徴」、皆さんはご存じでしたか?

トップレベルのアスリートではなくても、部活動やクラブチームで運動をしている人にはとても身近で、でもあまり知られていない問題かと思います。
今回は三主徴でも触れられていた、「月経」を取り上げます。


「生理痛があるのは当たり前」って我慢してない?

三主徴では無月経が問題として取り上げられていますが、月経が順調に来ていても、異常とされる症状ってたくさんあるんです。

たとえば、生理痛。
たとえば、経血量の多さ。

え?と思った方もいらっしゃると思うのですが、治療すべき症状もあるんです。
競技を頑張っているのに、生理痛やいろんな症状が気になって全力で打ち込めない状況はよく見られます。それは、とてももどかしいことだと思います。

それに、不調って自分じゃ意外と気づけない…

でも、誰に相談したらいいかわからないということもありますよね。
これは今、世界中で課題になっています。
どうしたら女性アスリートの皆さんがスムーズに色んな支援と繋がれるのか、急いで研究や議論がされています。
なので、いま悩みの中にいる皆さんも、この動向に関心を向け続けてもらえると嬉しいです。

自分の月経について知る方法3選

現段階で皆さんが利用できる支援をご紹介していきます。

1.専門の医療機関に相談する
もし女子アスリートの皆さんが、自分の月経について気になったときには、スポーツ選手の身体について知識のある病院で診てもらうのが一番オススメされています。
検索で「女性アスリート外来 ○○」と地域名を入れて調べると、近場で専門的に見てくれる所が見つかります。
または、女性アスリートについて講習を受けた医師のいるクリニックを下記のサイトで調べることもできます。

もし近くに専門外来がなくても、月経に関することは婦人科で診てもらえますので、まずは受診してみてくださいね。

2.月経について発信しているサイトで月経について調べる
また、病院に行くのはちょっと…という人もいると思います。
そんな方は、ぜひ自分で調べるところから始めてみてください。いくつかおススメのサイトや刊行物をご紹介します。

はじめての月経コンディショニング学
女性アスリートの月経についてわかりやすくまとめられた一冊です。
これを読めば、月経のキホンがわかるだけでなく、月経にまつわる不調について知ることができます。

1252プロジェクト
他の人はどうしているんだろう、どう乗り越えてきたんだろうということが知りたい方は、ぜひこのサイトを訪ねてみてください。
オリンピアンが中心となって、月経の経験や知識について情報発信をしてくれています。サイトを覗くだけでも、不安な気持ちが和らぐ発信をたくさんしてくれています。

日本バスケットボール協会 女子・女性アスリート/女性コーチ関連資料
女性アスリートの健康についてもっと知りたい!もしくは指導に役立てたい!という方には、日本バスケットボール協会のサイトまとめがおススメです。
目的に合わせてアクセスできるようになっています。

3.学校の養護教諭に相談する
もし病院に行くほどじゃないけど、誰かに聞いてほしい場合は、学校にいる保健室の先生を訪ねてみてもいいかもしれません。
成長期の心身について知識を持っていますので、何かアドバイスやヒントをくれるかもしれませんよ。

輝くアスリートライフを!

月経は、健康であればあって当たり前、問題にするのは大げさ、と捉える人もいることと思います。
それでも、もし対処することでよりパフォーマンスが良くなるとしたら?もっと競技に集中できるとしたら?
女子アスリートの皆さんが今楽しんでいるスポーツをより楽しめるよう、月経も味方につけてもらえたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました*


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