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三上留実
2024年5月26日 16:52
「せーのっ、で跳ぶよ!!」「せーのっ!!」 空は青い。なんでかは分からない。リスさんはそんなことを考えながら、木の実をかじっていました。木の実からは太陽の匂いがします。 太陽の一部が表面に宿った。表面はそう思えるような温かみを帯びていました。 そうだ、夏だ。もうすぐ、夏だ。南中の角度が高まっていくうちに、受け入れていかなきゃいけない夏。 なんだかぼくは夏が苦手だ。そう思ってリスさ