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「あなたと駒を走らせる」ー詩ー

明日が お天気なら
メトロに乗って
あなたに 会いに行こう
お気に入りの 青い靴履いて
黄色のカチューシャつけて
出かけよう

あなたの街は 夜も寝ることはなく
尖った ビルの森があり
空が 四角い街
「たまには 広い空がみたい」と
あなたは つぶやく

わたしは あなたの心を
海色に 染めてあげる
二人で歩いた 湘南の海を 小瓶に詰めて
あなたの 手のひらに注ぐ
きっと 部屋中が 潮の香りで
満たされる・・・

日々の争いごとに 疲れ果て
悲しみを纏(まと)い
意地を張ってる あなたの
固い殻に ひびを入れたい 

わたしの 心の目の中では
あなたは ふつう人の ままでいい
上を目指せ 効率を上げろ
常在戦場だ 等の心の縛りは
かもめ鳥に 頼んで
波間に 捨ててきてもらう

光りと影が 織りなす
この世の 回り舞台
私は 女武者に姿をやつし
影たちを 見事に打ち負かし
あなたと 駒を走らせ
命ある限り 側を離れはしない

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