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「傘のため息」詩―#よつばちゃんとかさをおいかけて企画応募作品

赤い傘は ため息
今日で 何回目のため息かしら・・・
突風に とばされて
よつばちゃんと 離れ離れ

よつばちゃんに 大切にして
もらっていた 幸せな時を 
窓から 空を見ては 肩を落とす

赤い傘が この「遺失物センター」に
連れてこられて どれくらい
日が流れたのか もう思い出せない

ポッ ポッ トントンと
体いっぱいに 雨をうけて
よつばちゃんが 濡れるのを
守ってきた

よつばちゃんと 一緒に
虹色に 染まりながら
夕焼け空の下を 歩いた

ある 日曜の朝
聞き覚えのある
たどたどしい声がした

「私の 赤い傘ないですか?
私の 大事 大事な傘
風が 持ってっちゃったの・・」
よつばちゃんの声だ!!

赤い傘は 思い切り跳び上がる
傘が開いて 係員の人はびっくり顔

よつばちゃんは 長靴を鳴らして
駆け寄って 赤い傘を 
しっかり握って 頬づり

赤い傘の 風の旅は
やっと 幸せ旅で 終わった

おはようよねちゃんさんの#よつばちゃんとかさをおいかけて♪
の企画に応募させていただきます
おはようよねちゃんさん かなり遅れてしまいましたが、
応募させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします

#雨の日をたのしく #傘 #よつばちゃんとかさをおいかけて
#おはようよねちゃんさん #詩 #Poetry #抒情詩 #私の作品紹介  
#立山  剣  

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