裸の王様
大学の課題を否定はしないけど、教員が指定した内容だけだと、何か足りなくない?
レポートひたすら読むの、先生も疲れない?
その形だと、学生は言ったことしかやらなくなるし、自分で考えず、単なるやっつけ仕事になるよ。
フラフラ歩いてて思いつくこともたくさんあるんだよ。
街にはヒントが溢れているんだよ。
フィールドワークって、肩肘貼らなくてもいいの。
(そんな事言ってるくせに、何事にも全力投球しすぎて、卒業後に倒れたのは、秘密です)。
必修や選択必修の内容によっては、課題は必要。もちろんテストも。
(専攻や授業の形にもよってまちまちだから、ひとまとめには出来ないけれど)。
課題とテストが一体になってるところもあるよね。建築学科とか。
日本の大学は、まだまだ学生が自分でやりたいことを自由に選べる環境ではないと感じる。
自由に見えても、中に入ると見えない檻がいっぱいある監獄のよう。
研究者にとっては、もっとそうなんじゃないかな。
諸外国に比べて研究費低いし、査定は全然客観的じゃないし、(むしろ権力がある人たちの主観がガンガン入る)。内部規定もエグい。
ゼミのなかみは、ウェブサイトや面接だけじゃ全然わからない。先輩たちも単位や卒業かかっているので、本音は言わない。言えない。
ーウチとソト、本音と建前。
これは大学内部だけの責任じゃなくて、大学に入るまでの教育システムの問題とか、家庭での教育や、塾・予備校での詰め込み式教育、文化的な理由、様々な政治的圧力も影響してる。
ゼミについては、各ゼミの特性や、教授のポリシーにもよるけれど、まだまだ教授主導型が多く、残念ながら、これも、自由度は低い。
先生は絶対権力者、指導教授は神!みたいな話も聞く。(気持ち悪い)。
私がいたゼミでは、先生が選んだ教科書に沿って、進行していったので、
勉強させられている感が強すぎた。
プレゼンの時に、教科書よりちょっこっとだけ進んだところに踏み込んだら、そこはまだみんなでやってないじゃんって怒られた。
みんな?みんなって何?ゼミはゼミ生全員で作るものだけど、
同じスピードで勉強する必要は全くないよね?
それぞれ研究したいこと、理解するスピード違うよね?
私たちとっくに成人してますけど?
*うちのゼミは、研究内容まで、先生がピックアップしたものと、先輩たちがやってたのを受け継ぐ形だった。
入る前に、そんなことを教えてもらえるわけもなく、一度入ったら他のゼミには入れないという、学生にとって、大変不便で不条理で理不尽なシステムだった。
私は小学生じゃない。自分でとくべつに勉強したいことがあって、不本意な回り道をして、いくつも試験を受けて、大学に来たんだよ、他の人とは事情が違うから、それだけ思いいれが強いんだよ!
そんなことを胸に秘めて、言いたいことを全部オブラートに包んで、教授に話して、ゼミを辞めた。
理由は他にもあったのだけど、いろいろ通じない人だったので、教授が理解できる範囲を想定して話しておいた。(信頼できる人たちのアドバイスも大きかった。あの時親身になってくれた人たち、ありがとう)。
大学の教員って、他に居場所のない人が、唯一存在感を感じられる場所だったりもするので、わけわからないマイルールを持ち出して、権力を振い出すこともあるんだよね…
困ったもんだ!!!
お勉強しか知らない人、研究しかしてない人、学校だけしか知らない優等生が、人様を指導しようとするからおかしくなる。
休み時間まで使って、若手研究者集めて(それぞれ自分の研究や授業の準備あるのに)。自分の研究グループに参加させたりとか、出席したら必ず全員発言しなきゃいけないとか、意味不明のルールを決めて、強要する。
それって思いっきりパワハラだし、アカハラだよ。
参加する研究者も、研究者生命かかってるから、余計なこと言えないし、言いたくない。だから何度も同じことが起こる。なくならない。
結局、誰の為にもなってないじゃん!
(↑は、知人の研究者からお誘いを受けて、ちょっとだけ参加した某国立大のマイナープロジェクトの最盛期の話です
誰でも参加可能で、無料だったのでお邪魔しました)。
結局そのプロジェクトは、補助金を打ち切られてしまい、終了した。
そりゃそうだよ。
よく知らんおっさんの思い出話や、過去の栄光の自慢話と超個人的なプレゼンに、公的資金は出せない。そういうのはプライベートゼミや授業でやってちょうだい!
一般市民も含む、多種多様な人にアプローチして、必要性を理解してもらえれば、抗議の声も集まったのに、そうしたら結果も変わったかもしれないのに、そのプロジェクトの主は、それをしなかった。
というか、プライドが邪魔をしてできなかった。(国立大の教授様は、雲の上の存在ですからね。まぁ、教授にもいろいろ種類があるんだけど)。
必要性を認められなければ、政府も大学もお金は出せない。原資は税金です。
あなたの自己満足やプライドを保つために、私たちは税金を払っていない。
件の教授は、自分のやってることが超マイナーで、社会に向けて、必要性を認知させられなかったことを理解できていなかった。やり方が時代遅れであることも。(過去の教え子が参加していないところでお察し)。
都合の悪い意見は、趣旨に合わないからと排除する。
そんなことやってるから続かない。
まぁ、排除されてよかったですけどね。私は研究者じゃないし、そんなところに時間とエネルギー割きたくないし、つながっていても何のメリットもないから。
勉強会の最後に軽い爆弾発言したし、メールで、これはおかしいじゃないですか?って言ってから排除されたのでスッキリ😛。
可愛い子には旅をさせろと言うけれど、まずは大人がいろいろな経験をして、視野の広い大人になることが必要だね。
私には輝かしい学歴も、かっこいい肩書もないけど、近所のおばちゃんとして、地域の子供にこの人悪くないじゃんって思ってもらえるよう、これからも地道に生きていこうっと。