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24.旅ラジオ#4...フィンランド🇫🇮夜行バスでロヴァニエミへ。14時間30分の長旅。Perryの裏話。

こんにちは、Perryです。

旅ラジオ更新しました。ぜひご覧ください!

今回は、いよいよロヴァニエミへ出発の話です。

時刻は25時30分。全身タトゥーのマフィアのような男性に話しかけられ、少し怖気づきます。

内容は「Can you speak English?」それだけ。

話せないと答えると去っていきました。

安堵し、カンピのバスターミナルを歩き、ロヴァニエミ行きの搭乗ゲートにやって来ました。

このように、時間が来ないとゲートは開きません。

現在は25時20分。

私は目の前の壁にもたれかかり、時間を待ちます。

25時30分を過ぎた頃、少し遅れてバスは来ました。

バスのチケットはインターネットで予約しており、それを提示するだけで乗れました。

バスの中は日本の高速バスと同じような造りになっていて、真ん中にお手洗いがあります。

乗客は私、1人だけのようですが、何やら、運転手の話し声が聞こえてきます。

不意に目をやると、さっきのマフィアみたいな男の人と何やら神妙な面持ちで話をしていました。

しばらくすると、彼はタバコをふかしながらバスに乗り込んできました。

どうやら、彼も仲間に加わったようです。

バスの中には充電用のUSBとWi-Fiが飛んでおり、設備としては申し分ありませんでした。

今回の停車駅です。

どんな街があるのか楽しみです。

26時頃。ようやくバスは出発しました。

私も景色や街を眺めるつもりが、気がつくと深い眠りに落ちていました。

午前10時30分頃。

目が覚めると周りはすっかり明るくなっていて、乗客もそれなりに増えていました。

お手洗いを済ませると、眠気もなくなりましたが、ロヴァニエミへはまだ5時間近く残っています。

窓の外を見ると、どこまでも続く森に凍った湖。そして、どこまでも続く雪景色が広がっています。

はじめは感動しますが、30分も見ていれば、代わり映えのない景色に飽きがやってきました。

飛行機だと機内食やら、エンタメやらで感覚的に時間も潰せますが、バスにあるのはWi-Fiだけ。

iPadでYouTubeなどを見ることにしました。

途中、とても目を惹くようや印象的な教会と大通りのある街にやってきました。

そこのバス停に着くと、さっきまで乗っていたお客さんのほとんどは降り、1時間の休憩に入ります。

どうやら、この街はオウルという街だそうです。

調べてみると、戦時中はここのオウルの不凍の港を巡って争いが起き、また物資を支える重要な役割を担った街なのだとか。

この休憩時間は自由にしていいとのことだったので、少し外に出て深呼吸をしました。

摂氏0度を下回る冷気が身体に入りますが、とても気持ちよかったです。

というのもバスの中は、とても強めの暖房が効いていて、車内はかなり暑かったからです。

すると、かなり強めの口調で電話をしている男性がいることに気がつきました。

昨晩、ヘルシンキで出会った全身タトゥーの彼です。

どうやら、彼もロヴァニエミへ行くみたい。

さて、出発の時間になり、もう一度あの教会の前を通り、オウルの街を抜けます。

すると、道路のついに標識にロヴァニエミの文字が見えてきました。

バスの旅もいよいよ終盤に差し掛かったようです。

その後、バスはケミという小さな街に止まり、いよいよ車内にも運転手さんより終点に向けて、乗客へ挨拶の放送がありました。

ヘルシンキを出ておよそ14時間30分。

時刻は15時30分です。

ようやくロヴァニエミに到着しました。

バスを出ると、人々の服装もヘルシンキより厚手になっており、晴れた空からは粉雪が舞っています。

「ここが北極圏の街か。何て幻想的なのだろう。」

そう思いました。

...と。ここまでが今回の更新です。

次回もお楽しみに。

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