#325 経過良好:疲労回復に努めたおかげ?

昨日のブログ↓でも書きましたが,僕は只今,自分の身体を使って実験しています。

僕は,去年(2019年)の7月10日に,不眠と不安・恐怖,といった症状が発現し,うつ病を発症したわけですが,それから約9か月経過した今年(2020年)3月30日から,復職に向けたステップアップとして,今日まで「出勤練習」を繰り返しています。

「出勤練習」という専門用語があるわけでもないんですが,要は,一切業務に携わらず,給料も支払われないけれども,他の同僚たちと同様に朝9時には出勤し,(その日の体調にもよりますが)定時(午後6時)まで滞在する,という,まさに「出勤」の「練習」を今日まで続けているわけです。

出勤練習を始めた当初は,午前9時に出勤するものの,午後1時には退勤していました。うつ病を発症してからの9か月間,全く出勤していなかったわけですから,徐々に出勤に身体を慣らしていったわけです。

1週目は午後1時まで滞在し,2週目は午後4時まで滞在しましたが,その翌週から,コロナウイルスの感染拡大予防を理由に出勤練習の一時中断を指示されてしまいました。この一時中断は約1か月続き,5月12日から週3日のペースで再開されました。

それから,徐々に出勤する日数と滞在時間を増やしていき,今は,基本的に,週2日の休日をはさんで毎日定時(午前9時)に出勤して定時(午後6時)まで滞在しています。

「基本的に」と書きましたが,結構な割合で,急遽早退したり,急遽休んだりすることもあります。

9月頃までは,毎日出勤することに慣れる必要があると思って,なるべく毎日出勤し,滞在時間もなるべく長いほうがいいという考えのもと,頑張って出勤し,滞在していました。

僕の持論として,うつ病は,「調子悪い→調子良い→調子悪い」というループを延々と繰り返しながら良くなっていくと思っていて,なおかつ,いつ調子が悪くなるか,反対に,いつ調子が良くなるか,ということは,どちらも自分では左右できないとも思っています。

1年3か月以上に及ぶ闘病生活の経験に基づいて,そう思うようになりました。

だから,調子良いか,調子悪いかは,結局自分ではどうにもできないんだから,調子が悪いか良いかにかかわらず,なるべく出勤日数を増やし,滞在時間も増やして,出勤に慣れようと心掛けてきました。

少しずつ少しずつ,徐々に出勤日数と出勤時間を増やしていけば,調子の良い・悪いは交互にやってくるだろうけれども,身体も出勤に慣れていって,毎日出勤できるようになり,最終的に復職できるようになると思っていました。

でも,今は考えが変わりました。どう変わったかというと,「出勤に慣れるだけじゃあ不十分だよね」ということです。

僕は,今年の5月13日から徐々に出勤日数を増やしてきたわけですが,その時期は,ちょうど夏の時期です。毎日暑さと戦いながら,「徐々に出勤日数を増やしていくけれども,最終的にはなるべく毎日出勤した方がいい」という考えのもと,徐々に出勤日数を増やしていきました。

徐々に出勤日数を増やしてきた結果,7月~8月頃には,基本的に毎日出勤することになっていました。後戻りして出勤日数・時間を減らすことはあまり考えておらず,前の週よりも出勤日数と時間を徐々に増やしていったら,そりゃ,必然的に,最後は「毎日出勤して定時まで滞在する」というゴールにたどり着きます。

僕の場合,7月~8月頃に,このゴールにたどり着いたわけです。

その結果何が起きたかというと,今年のクソ暑かった夏の時期に,毎日出勤するハメになったんです(笑)。もちろん,滞在している最中はエアコンが効いた部屋で過ごしていたので,暑さにずっと苦しめられることはありませんでしたが,とはいえ,出勤すれば,自宅でゆっくり過ごすよりは夏の暑さにさらされてしまいます(当然ですが)。

暑さにさらされながら毎日出勤した結果,疲労が蓄積し,その疲労が先月(9月)に爆発してしまいました。疲労が爆発した=うつ病発症当初のような,不眠症状,恐怖・不安という症状が発現した,ということです。

夏までの僕は,疲労の蓄積と,その回復に目を向けていませんでした。今思うと,出勤に「慣れる」ことばかり考えていて,「慣れる」ことの本当の意味を考えていませんでした。

まあ,夏の間に無理して出勤したおかげで(この当時に無理している実感はありませんでしたが,今思うと,疲労回復を疎かにしていたので,相当に疲労が蓄積し,その疲労を抱えたまま出勤していたわけですから,かなりの「無理」があったはずです),出勤それ自体に対する抵抗はだいぶ減ったので,それはそれで良い結果をもたらしたとは思います。

でも,「出勤に慣れる」というのは,ただただ日々の出勤を繰り返していれば達成できるものじゃなかったんですね。

出勤することで,どうしても蓄積してしまう疲労を,毎日きちんと回復させる練習こそ,本当の「出勤練習」です。疲労の蓄積→疲労の回復,というサイクルを回しながら,毎日元気に出勤することに「慣れる」ことが大事なんです。

「出勤による疲労蓄積→休息による疲労回復」というサイクルに慣れることこそ,本当の意味での「出勤練習」であり,「出勤に慣れる」ということです。

ちょっと話がそれますが,うつ病というのは,いろんな原因が指摘されています。職場のストレスだったり,物事の考え方だったり,生き方そのものが原因と言われることもあります。

ただ,僕の場合,直接の原因は,やっぱり,疲労の蓄積だったと思うんです。とにかく疲れがたまっていて,疲れが限界突破していたからこそ,不眠や不安・恐怖といった症状が発現してしまいました。

とすると,これからも不可避的に蓄積される疲労を,毎日きちんと回復することを練習しなければなりません。考え方や生き方を変えれば,蓄積される疲労が減るでしょうし,そういう意味で,僕のうつ病にとっても有益でしょう。

でも,いちばん直接的に大事なのは,毎日きちんと休息をとって疲労を回復させること,そして,休日に充分な休息をとって疲労を翌週に残さないことです。

こういった,疲労蓄積→疲労回復のサイクルが回っていれば,おそらく,症状は発現しなくなっていくはずです。

この点について,今日は良い知らせがありました。

昨日のブログでも書きましたが,昨日は寝つきが悪くなる予感がありました。僕のうつ病の場合,メインの症状は不眠(特に寝つきの悪さ)で,疲労が蓄積している場合に,この症状が発現しやすい傾向があります。

疲れているときに限って眠れないという,めんどくさい身体なんです,僕は(笑)。

で,昨日は,朝5時に目が覚めてしまい,そのせいで充分に疲労を回復できておらず,日中も疲労を感じていました。その疲労を感じたまま夜を迎え,「ああ,今日は眠れないだろうな」なんて思いながら布団に入りました。

しかし,ふたを開けてみたら,寝つきも良く,しかも,今朝は朝早く目覚めることもありませんでした。

つまり,僕の身体は,「疲れているときに限って眠れない」というめんどくさいタイプから,「疲れているときはゆっくり睡眠をとろう」というまっとうなタイプにシフトしようとしていると思われます。

「疲れているときに限って眠れない」のは,僕の分析としては,うつ病発症当時の状態が,疲労の蓄積が大きすぎて身体が命の危機と思ってしまい,これがきっかけとなって身体が疲労に対して敏感になってしまい,疲労=命の危機と勘違いしてしまうようになったから,だと思っています。

こういった状態だと,疲労が大きければ大きいほど,身体が「命が危ない!眠っている場合じゃない!」と思って眠らせてくれません。僕も非常に大きな苦しみを味わうハメになってしまいます。

ところが,昨日は,疲労が蓄積されていたにもかかわらず,身体が素直に疲労を回復させてくれました。「疲労の蓄積=命の危機!」という思考回路が修正されているようです。

9月に大きく調子を崩した後から,出勤日数や出勤時間にこだわらず,思い切って早退したり休んだりして疲労の回復に努めてきた結果,身体が「疲労が蓄積したら回復できるんだ」と学習してくれたのかもしれません。

これからも,疲労の回復に努め,「疲労が蓄積しても命の危機じゃないよ。だって,ゆっくり休息すれば疲労は回復するんだから」と身体に教えていこうと思います。

まあ,こんな良好な経過を書いた今日早速調子を崩すかもしれませんが,それはそれで「調子良い・悪いは自分では左右できない」ので仕方ありません。

「疲労回復に努める(+体力づくり)」という,最近の方針の成果が出てきているようで良かったです。

【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら

今日までに経過した期間↓

・うつ病発症(2019年7月10日~):470日(1年3か月と12日)

・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):391日(1年と25日)

・午前中の散歩(2019年11月7日~):350日(11か月と15日)

・毎日ブログ(2019年12月3日~):324日(10か月と19日)

・出勤練習(2020年3月30日~):206日(6か月と22日)

今日で,出勤練習を始めて6か月と22日目になります。既に書いたように,新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,約6か月間勤練習を積み重ねてきました。

今日は出勤しました。午前9時~午後6時(定時)まで滞在予定です。

そんな今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),昨晩は午後11時16分に布団に入りました。既に説明したように,寝つきは良く,朝の7時30分までぐっすり眠れました。睡眠時間は約8時間,SleepCycle独自の睡眠品質も86%/100%と良好です。

(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)

昨晩から今朝にかけて,良好な経過が見て取れました。嬉しかったです。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!・・・↓

昨日のブログ↓

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