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#394 読書は娯楽。苦しくなんかないし,「マジメ」でもない。

どうも,こんにちは。

古田博大(ふるたひろまさ)です。

このブログを初めてご覧になる方は,はじめまして。

いつもご覧くださっている皆様,いつもアクセスありがとうございます。

僕は,1990年生まれで現在30歳。2017年1月から弁護士として働き始め,ちょうど2年半が経過した2019年7月10日にうつ病を発症し,それから今日までずっと休職しています。

うつ病発症からしばらくは,眠ったり食べたりすることもままならず,生きることそのものが苦しい時期が続きましたが,長い時間をかけて少しずつ回復することができました。今は,週2日の休みをはさんで毎日出勤練習(慣らし勤務)を繰り返しながら,復職への準備を進めています。

今年(2020年)の12月1日から,少しずつ業務にも携わるようになりました。具体的には,理論的な調査や簡単な法律相談を担当するようになりました。今のところ,仕事を理由に大きく調子を崩してはいません。

うつ病をきっかけに「自分も何か行動したい!」と思い,2019年12月から,この毎日ブログを始めました。とはいえ,このブログでは,うつ病に関することだけでなく,日々考えたことを自由気ままに書いています。

書きたいことがたくさんあって,文章が長くなってしまうことも多いですが,ブログの負担が大きくなりすぎてうつ病に悪い影響を与えないよう,書き始めてから1時間程度でアップロードすることにしています(#ほぼ毎日時間オーバーしていることはナイショです

「書きたいがたくさんある」と「1時間でアップする」は両立が難しく,そのため,文章がつながっていなかったり,文章自体がわかりにくかったりと,弊害も多々あるんですが,どうしても「毎日ブログ」を続けたいので,毎日綱渡り状態ですが,アクセスしてくださる皆様のおかげで,今日までなんとか続けることができています(;^_^A

(ちなみに,「、」ではなく「,」を使っているのは,判決など裁判所の公式文書は全て「,」が使われていて,僕も仕事上それに合わせているからです。詳しくはこちら

僕のうつ病の経過については↓でまとめています。

それでは,今日も書いてきます!

さて,僕は,昨年(2019年)7月のうつ病発症後,休職期間に入りました。

そして,その年の10月頃から,読書にドハマリし,このドハマリは現在進行です。

常に1冊は本をかばんにしのばせ,何か待ち時間があったらいつでも読書できるような態勢を整えています。

Kindleなどの電子書籍であれば,本を持ち運ぶ必要もなくなり,物質嫌いの僕としては願ったり叶ったりなはずなんですが,どうも,電子書籍が性に合わず,まだ紙の本を読み続けています。

わざわざ図書館に行って,紙の本を借りてきています。

昭和の読書家みたいですね(笑)。

で,僕にとって読書は,テレビを見たり,動画を見たり,音楽を聞いたりするのと同じ「娯楽」です。

最近,動画やテレビをじっと見ているよりも,BGMでも聞きながら読書しているほうが楽しいと思うようにもなってきました。

僕にとって読書は,テレビを見て楽しむのと同じなので,娯楽としての優劣は全くありません。

読書は「娯楽」なので,傍からは黙ってじーっと読書しているように見えても,心の中は踊っています。

特に楽しい本に出会ったときは,テレビや動画よりもよっぽど楽しい思いを抱いています。

楽しくて仕方ない。

でも,待ち時間に読書していると,周囲からは,とても「マジメ」に思われます。

読書家である僕にとって,こんなにありがたい「常識」はありません。

読書していることを「不真面目」とか「だらしない」なんて捉える人が多数派になったら,僕はめちゃくちゃに生きづらくなってしまいますが,幸運にも,読書をしていても「不真面目」とは思われませんし,それどころか「マジメ」と思われます。

これほどに読書が市民権を得ていることは嬉しすぎる。

僕にとって,読書も,テレビも,動画も,音楽も,それぞれ全く同列なんですが,例えば,待ち時間にイヤホンつけて動画を見ていると,あんまり良い態度とは思われないような気がします。

今の時代はまだ,スマホやイヤホンへの偏見が根強いと思います。

でも,読書していたら,そんなことはありません。

例えば,病院の待ち時間で,イヤホンもつけずに動画を見て音を垂れ流していたら,迷惑千万で注意されるでしょうし,イヤホンをつけて動画見ていても,呼び出しが聞こえない可能性があるので,あまり良い印象ではないでしょう。

これに対して,読書だと,周囲に迷惑をかけることもありませんし,呼び出しが聞こえないこともありません(集中して聞こえないことはありますけど,イヤホンはつけていないので,イヤホンのせいにされることはありません)。

このように,読書は,娯楽として最も市民権を得ていて,とても普段やりやすい趣味です。

しかし,この素晴らしい読書の魅力に気づけていない人が多すぎる気がします。かつての僕もそうでしたから。

多くの人が読書の魅力に気づけない大きな理由は,読書の「マジメ」というイメージです。

僕はこの「マジメ」にめちゃくちゃ反対です。

読書は「マジメ」なんかじゃありません。読書が好きになってわかりました。

かつての僕にとって,読書は苦しいものでした。

でも,全然そんなんじゃない。

友だちと話して楽しいと思うことと,好きな本をゆっくり読んで楽しむことに差はなくって,どちらに重きを置くのかは,人それぞれです。

あたかも,友だちと話す時間が大切で,読書の時間は苦しいなんていう「先入観」を抱いちゃダメ。ぜったいに。

先入観なんて持たずに,自分で考えなきゃいけません。

だいたい,学校の先生たちや両親など,身近な大人たちが,読書の楽しさを知らないまま大人になり,「読書したほうがいい」なんて言っているから,読書の楽しさが広まらないんです。

読書が「やったほうがいい」ものと言い続ける限り,読書好きな子は生まれません。

読書が好きかどうかもわからないうちから「読書したほうがいい」なんて言われると,最初から「読書は苦しい」とインプットされてしまいます。

「読書は苦しい」を直接言葉にしなくても,「読書したほうがいいよ」という言葉の裏に「読書は苦しい」という価値観が存在することを,子どもは敏感に感じ取ります。

「読書したほうがいいよ」という言葉に含まれる,この逆効果現象を,どれくらいの人たちがわかっているんでしょうか。

ちょっとそもそも論になっちゃいますが,教育者にとっていちばん大事なことは,教育者自身にとって,何が楽しいかを教えることだと僕は思います。

教育する側の教育者と,教育を受ける側の子どもたちは,全く別の人間ですから,好みや価値観も全然違います。

にもかかわらず,「読書したほうがいい」と言って,「読書は苦しい」という価値観をインプットするなんて身勝手すぎます。

教育者は,この世界の何が楽しいのか,そして,子どもたちが何を楽しみに人生を生きていくかを教えなきゃいけないわけですが,子どもたちは,それぞれ価値観が違うわけですから,「教える」なんて厳密にはできない。

結局,自分が人生を楽しむ姿を見せるしかないのかなぁと思います。

「子どものため」なんて言っていても,大事なのは結果で,大人たちの「子どものため」なんてどうでもいい。

今思うと,僕が子どものときにしてほしかったのは,両親や先生が,何を楽しんで生きているかを見せてくれることです。

僕の周り大人たちは,みんな苦しんでいました。本当は違うのかもしれませんが,「~したほうがいい」「~しなきゃいけない」という考えばかりだったような気がします。

だから,僕も,そういう考えになってしまった。

まあ,一番影響を与えているのは僕の遺伝子なので,人のせいにしてばかりではいけませんが,遺伝子だけではなく,環境からも影響を受けていますからね。

僕の子ども時代って90年代ですから,社会の一員としてあくせく働いてお金を稼いで生活していくという社会通念が支配的でした。そんな時代に,「人生の楽しみを教えよ」なんて,今になって要求するのは野暮だし,無謀です。

ただ,結果論ではありますが,「何を楽しみに生きるか」を教えたほうがよかったのは間違いありません。

結果論で考えることは敬遠されがちですが,だからといって,結果的に間違っていたという事実から目を背けていいことにはなりません。

なんかエラそうに言っちゃってますが,僕の子どもは,「何を楽しみに生きるか」なんて教えてくれなくてもいいよ!と思うかもしれません。

僕の子どもは,僕と約30歳も年が離れていて,その頃は,今の時代とも大きく変わっているはずです。

今僕が考えている常識が,完全に通用しなくなっている可能性が高い。

だとしたらもう,「子どものため」なんて考えないのがいちばん子どものためになるような気がします。

「子どものため」と考える場合って,必ず,大人側の常識が反映されています。

しかし,その常識が,子どもの世代にとっては非常識になっている可能性が高く,そうすると,「子どものため」が逆効果になる可能性大です。

もう,子どもには,生活費を補助してあげればそれでよくって,それ以上何かしてあげようなんて思わないほうがいいでしょう。

中学生くらいまで生活を補助してあげれば,あとは好きに生きてくれればそれでいいです。

がんばれよ,おれの子どもたち!

(いつ生まれるのだろう・・・?)

【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら

まだまだ僕のうつ病は治っていないので,毎日うつ病の経過を記録しています。

今日までに経過した期間↓

・うつ病発症(2019年7月10日~):539日(1年5か月と20日)

・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):460日(1年3か月と3日)

・午前中の散歩(2019年11月7日~):419日(1年と1か月と23日)

・毎日ブログ(2019年12月3日~):393日(1年と27日)

・出勤練習(2020年3月30日~):275日(9か月)

今日で,出勤練習を始めてちょうど日です。新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,約8か月間出勤練習を積み重ねてきました。

そして,今年(2020年)の12月1日から少しずつ業務に携わるようになりました。

具体的には,理論上の問題を調査したり,簡単な法律相談を担当したりするようになりました。

裁判所への出頭はまだですが,これから少しずつ,やっていけたらいいなと思います。

さて,今日は休みでした。1月3日まで休みです!

今日は「SleepCycle」に睡眠を記録していませんが(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),午後10時30分頃~朝8時30分頃まで布団に入っていました。

ただ,寝つきが悪く,午前1時頃まで寝つけませんでした。ただ,その後は,いつの間にか寝ついていました。朝は7時頃に目が覚めてしまい,寝不足感がありました。でも,8時半頃まで二度寝できて,結局は,熟睡できました(笑)。

(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)

今日は寝つきがよかったらいいなぁ・・・。

まあ,ぼちぼちやります。


今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!・・・↓

昨日のブログ↓

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※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。


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