淡々さとシュールさ
私は、低体温的なものが好きだ。
本当は熱く情熱的に生きてみたいと思うし、
憧れもあるけれど、やっぱり、
ぬるいくらいが好き。
生き方も、人も、食べ物も、考え方も。
自分の体温も低い方だし、猫舌だし、
刺激に弱いし。
肉体的にも、精神的にも、激しいもの
(音でも、言葉でも、温度でも)
に過剰にストレスを感じてしまうし、
それをリカバリーするのに、ひどく時間がかかるからだ。
すごくドキドキしてしまうのだ。
命の危険を感じる程に笑
だから、淡々としたものが好きだ。
人も、作業も、日常も。
淡々としているって、
ボーッとしているんじゃなくて、
芯はあるけど、他の価値観も「まあ、あってもいいんじゃない?」っていう、ちょっとドライな優しさがあると思うんだ。
私は、シュールな笑いを含んだものも好きだ。
シュールさって、ある意味癒しだと思う。
直視するには辛い現実を、距離をとって、
客観視して、よく考えたら、変だよねとか、
バカらしいよねっていう、熱々のものを冷ましてから口にいれるような働きをしてくれるからだ。
ドライさとか、シュールさって、
人を救う時があると思うんだよね。
個人的には。
もちろん、熱さや情熱が人を救うこともあると思うけど。
まあ、もしかしたら単純に、私が歳をとって、
情熱がなくなってきただけかもしれないけれど。
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