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子どもたちが自発的に動き出す。そのきっかけとなる原体験をつくりたい。

松本一春/コンテンツデザイナー
【Profile】
2019年10月入社。和歌山県の山里、人口が3000人程の龍神村で生まれ育つ。立命館大学に進学し、国際ボランティアサークルで川村と出会う。大学卒業後は2年半人事系のITベンチャーでの勤務を経て、川村の誘いでCOLEYOにジョイン。入社後は、立命館大学と連携してスタートしたスタジオアルの教室運営を経て、現在はコンテンツデザイナーとして、社会に触れる体験型教室『タッチ』の授業コンテンツ開発を担う。

はじめに

いきなりぶっちゃけてしまいますが、じつは僕、元々は子どもが苦手だったんです。正直なところ、教育という分野にも一切と言っていいほど興味がなかった。そんな僕がいまは、子どもたちの選択肢や可能性が少しでも広がればいいなって心底思いながら、子どもたちの記憶に残る体験提供を目指した授業コンテンツをつくっています。なんでこんな自分でも1㎜も想像していなかった未来を歩んでいるのか、今どんな想いで教育に向き合っているのか、ざっくばらんにありのままをお伝えできればと思います。ちょっと長いですが、ぜひお付き合いください。僕たちが何を感じ、何を考えて、どんなことを企んでいるのかを垣間見てもらえるんじゃないかと思います。そして、もしも共感したり興味を持っていただけたなら、まずはお気軽に教室を覗きに来ていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。

縁あって転がり込んだ教育業界。きっかけは、何をするかより、誰と働くか。

僕がCOLEYOで働くことになったきっかけは、大学時代にさかのぼります。大学に入学して国際ボランティアサークルに入ったんですが、一つ上の先輩に川村(以降、てつさん)がいて、同期に取締役の能代(のっしー)がいました。100人ぐらいメンバーがいて、フィリピンの色んな場所に行ってボランティアをするサークルだったんですが、ある時てつさんが新しいチームをつくるって言いだして。「ミンダナオ島っていうあまり治安のよくない少し危険なところに行こうと思う。おれに一緒について来てくれる人!」という突飛な呼びかけに、ドキドキしながら僕も乗っかりました。そのまま懐いちゃって、かれこれ長い付き合いになります。

※代表の川村哲也 みんなからてつさんの愛称で親しまれています

当時からてつさんは、みんなが考えてもみなかったことや、そんなんできる?ってことを前提とか慣習はいったん脇に置いておいて、このほうが面白くない?やってみようや!みたいな人でした。当たり前とされていることに違和感を持つ。で、色んな障壁やこれまでの常識みたいなものにとらわれずに、本質的というか、みんなが思わず共感しちゃうような素直な欲求にめちゃくちゃ近い解決策を出してくる。人間ってこうじゃない?っていうインサイトを突くというか、哲学に近いのかな、そもそもなんでこうなってるんやっけ?って問いを立てて、いちばん無駄がない答えを導く感じ。

COLEYOが運営している「studioあお」もそうです。型にはまった教育じゃなくて、もっと子供たちが自由に挑戦して失敗できる場所があった方がいいよねっていう想いが根底にある。言うだけじゃなくて、実際にやっちゃうんですよ、あの人。みんなが、それ無理じゃない?とか、あったらいいけどね、みたいに何かしら言い訳をつけて躊躇するところを、率先して突破していく。

こんなこと言うと調子に乗りそうなんであんまり言いたくないですが、かっこいい人だなって憧れてました。ぼんやりとですが、いつか一緒になんかやりたいなって。この人となら、おもしろい未来が見れそうやなぁって。その直感が、8年後に現実になっていまに至ります。

「先生にはなれないけど、面白いお兄ちゃんにはなれる」

僕、親父が家具職人なんですよ。いつかは家業も継ぎたいなぁみたいな気持ちもいまだにあるんですけど、大学の4年に上がるタイミングで一年間休学して家業を手伝ってたんです。社会に出る前に、一度近くでちゃんと親父の仕事ぶりを見ておこうと思って。そんなプチ修業を経て実家からまた京都に戻り、残りの大学生活どう過ごそうかなぁって思っていた時に、ちょうどてつさんがstudioあおを立ち上げた。「一春も手伝ってぇや~!」って感じで、当時インターンとしてお手伝いをはじめます。

ただ、冒頭でも言いましたが、当時の僕は子どもが本当に苦手で。子どもって基本的にわがままじゃないですか(笑) 大人の理屈は通じないし。子どもやからなにしても許されるみたいな。それに、先生ってなんか聖人っぽいイメージだったから、僕なんてもんはそもそも人に何かを教えられる立場じゃないなって。最初の方は昼間にてつさんを手伝って、子どもたちが教室に来る時間には帰ってたぐらいです。「ご飯つくらなあかんねん」とか適当なこと言いながら(笑) 周りのインターン生はみんな、子どもが好きだったり、教育分野に興味があるって感じだったので、かなり異質な存在だったと思います。

そんな中で、自分なりに教育との向き合い方を考えはじめます。子どもたちよりちょっと先に生きてて、色々知ってるからそれは伝えてあげられるし、一緒に悩んだりサポートはしてあげれる。先生は無理やけど、面白いお兄ちゃんならやれるなって気づいたのはありました。でも聖人にはなれないので、生意気やなって思ったら、生意気やなって言うし、人間として対等に向き合うって感覚です。そんな感じで、卒業までの1年間、インターン生として自分なりのやり方を模索していました。

だんだん自分の中で、子どもに対するまなざしも変化してきて。子どもってとにかく素直な生き物じゃないですか。おもしろければ熱中するし、つまんなければ盛り上がらない。行動原理としてめちゃシンプルで。早くやらせてよ!みたいなのって、確かにそうやんなって。子どもをコントロールしようと思ったら大間違いで、逆にこっちが大人の都合を押し付けようとしてたかもしれないなって気づいた。こちらが説明をはじめても全然聞かずにずっと作業を止めないとか、最初は「ちょっと、今は話聞くタイミングやから!」って思ったりしてたけど、普通に楽しんでやり続けてていいね!みたいな。むしろ夢中になれるって、めっちゃいいじゃん!って思うようになって。ほんと本能的だし、本質的だったりする。そう意味では、ちょっとてつさんにも似てるのかも(笑)

その後、卒業後は東京の人材系のベンチャーに就職して、新規事業の人事向けメディアの企画・運営を担当していました。マーケティングを学びながら、いつか家業に活かしたいなって気持ちで。その間もてつさんとの関係は続いてて、本格的に人を採用して会社としてやっていこうというタイミングで声をかけてもらい、僕自身も30までにはキャリアの道筋をつけたいなと思っていたし、今度は人生を賭けた誘いに乗っかりました

 

たった3時間で、子どもが劇的に変わる授業

入社してからしばらくは、立命館大学と連携して立ち上がったスタジオアルの主運営や、寺子屋LABOstudioあおのサポートをしながら過ごします。PBL(プロジェクトベースドラーニング)を軸にしながら、子どもたちやりたいことをサポートしつつ子どもと社会との関わりをつくりだしていくみたいなことにチャレンジしていたんですが、その時に授業を通じた子どもの劇的な変化を目の当たりにして。

『Q:タバコのポイ捨てをどうしたら減らせるか?』って問いに、小3と小4の男の子コンビが向き合ってたんですが、最初は全くわかんない訳ですよ。作戦会議も盛り上がらず、うーん?やる気もあんのかないのか、みたいな。でもちょっときっかけをつくってあげると、ある瞬間から走り出す。一旦スイッチが入ると盛り上がって、あんなんつくろう!こんなんもつくろう!って。あんなにはじめは何にもなかったのに、最後にはこれどうぞーって、自分たちでつくったオリジナルの携帯灰皿を、街中でタバコ吸ってる人たちに勝手に配りに行ったりしはじめて。3時間でこんなに変わるのか。これはすごいことやってんなって手触り感があって、純粋に感動しちゃって。子どもの変化ぶりには、リスペクトすら覚えます。

THE宇宙少年ズとかもそうですね。子どもの思い付きややりたいことを尊重してサポートしてあげれば、こんな風に自発的に世の中を巻き込んでいけるんやっていう。こういう原体験が一つでもあると、自分が思いついてアクションを起こせば、みんなが喜んでくれる、次は何する?あれしてみよう!って興味や好奇心がどんどん広がっていくんですよね。子ども時代のこういう体験って、この時代に素敵な人生を歩んでいくために、とても大事なマインドだと思ってて。 

こんな風に子どもの興味を引き出して、やってみたいことへの挑戦を個別にサポートしていくのがstudioあおでやっていることです。ですが、「自分のやりたいこと」を問われても、いきなり自分では見つけられない子たちが一定数いることも分かってきた。まずは入り口として、子供たちが楽しんで没入体験して小さな成功体験を積める、集団講義型の授業コンテンツをやっていくといいんじゃないかと思い、構想しはじめたのが「タッチ」です。

あおで培った知見をベースにして、自分たちオリジナルで本質的に子どものためになる体験にこだわり抜いた授業をつくっていこうと。 体験型授業のコンテンツ設計のナレッジが溜まってきたので、桃鉄の授業やJALさんとのタイアップなど、最近は企業さんからご相談を頂くことも増えてきました。こういったものを学校現場に無償配布し、体験型授業を広げていく活動もしています。

世の中とつながるテーマを取り扱った体験型の授業

 

ライバルはゲームやYoutube

今の時代、コンテンツが溢れていて、子どもたちにとって消費的というか受け身な時間がとても多い。ゲームもそうだし、Youtubeもそう。一概にすべてが悪いとは思わないけど、少なくとも面白いことってそれだけじゃないよってのを伝えていきたいなと思っています。きっかけさえあれば、自発的に色んなことに興味を持って取り組んで、世の中っておもしろいんや!って自分たちで発見できる。だからゲームばかりをやってる子が悪い、悪くないっていう話じゃなくて、面白がれる選択肢がちゃんと持ててないっていう、その環境が問題だと思ってて。親御さんも共働きで忙しかったりして、こういう機会ってなかなかつくりづらいんですよね。

だから世の中にはもっと面白いことがあるんだよっていう選択肢を広げてあげたい。僕自身も授業をつくっててめちゃくちゃ思います。知らないことを知ることって純粋に楽しいし、世の中おもしろいなぁって。自発的、能動的に、やってみたいって思えることに夢中になれる状態を一つでもつくってあげたい。そうすると子どもの本来持ってる才能や可能性が勝手に開いていく。子ども時代にその成功体験があると、人生が豊かになっていくって信じてるんですよね。そういう体験を一つでも届けたいって想いでやっているのが「タッチ」です。どうしてあげれば、子どもにとっていい体験になるのかをひたすら考え抜く感じですね。

※実際のタッチの授業風景 

 

解がないコンテンツをつくる奥深さと面白さ

一般的な5教科の勉強を教えるわけじゃないので、解答がない訳です。正解もない。だからここは自分の中の信念に従っていく感じですよね。これはおもしろいし、絶対にいい体験になるぞって。はじめた当初は探り探りで、ある種のフレームに沿ってつくりながら、試行錯誤で磨きこんでいく日々でした。

教室とオフィスはつながっていて壁一枚なので、コンテンツの良し悪しはほんとすぐに分かります。あ、今日盛り上がってないなとか。あ、ここは難しい言葉を使いすぎたかぁ。導入の説明が長すぎたな、とかとか。最初のインプットは最長でも15分までにしようとか、子どもたちの反応を見ながらつくるルールやレギュレーションを決めたり、日々ブラッシュアップしていく感じです。なので手触り感はすごいですよ。例えばいわゆる教育コンテンツ制作会社だったらやる場所はやっぱ遠くだったりするかもしれないんですけど、うちの場合は自然と声が聞こえてくるんで。超リアルタイムにフィードバックを得られます。

僕が授業をつくる時に大切にしてるのは、カメラワークとして子供の視界を想像してみること。子どもが視覚的にとらえてる風景って、周りには友達がいて、前に先生が立ってて。そん時に一番記憶に残るのって、自分で手を動かしてみて動いた瞬間の感動だったり、出した時の周りの反応だったりとか。いつか何かのタイミングでフラッシュバックする記憶みたいな、そういうものがいちばん大事。こういうちっちゃい体験の一個一個が、自分のなんかやりたい事とか、これもできるかもしれない、次これやってみたい!っていう変化に繋がっていく。

なので、子供の体験とか記憶としてどう残るものをつくるかっていうことが今最優先というか、一番大事なんじゃないかなって。ビジュアルスライドとか、子どもにとって見やすく分かりやすい情報にすることに凝ってた時期もあったんですけど、それは大前提で、今は単にパワポをデザインするんじゃなくて、もっと立体的で奥行きのある体験をデザインしてるって感覚ですね。こういう自分の変化も面白いです。そういう形で、いい体験とは?いい授業とは何か?を、これからも哲学し続けていく感じだと思います。

あともう一つ大事にしてるのは、自分自身が面白いと思えるかどうか。タッチは世の中とつながるテーマを取り扱った体験型の授業なんですが、僕自身がそんなに博識じゃないので、まったく知らない分野のことを学びながらつくっていく過程がほんと新鮮でおもしろいんですよ。投資ってどうやんの?車ってどうやって動いてんの?アートって何?みたいな。テーマを決めたら、図書館にこもったり、有識者に話を聞いたりしながら、まずは自分が面白いって思えるネタを集めることです。もちろん子どもの視点でよい体験になるかってフィルターは忘れずに。 

そもそも僕自身が一番面白いと思えないと、っていうのは常に意識しています。その方が熱量がこもるし、この面白さをなんとかして伝えたいって作りこみにも影響するので。もちろん周りのメンバーにも聞いてみたりしますが、正解がない中で、絶対にいい体験になるぞって自分の中で確信できるまで磨き上げることが大切だと感じています。

具体的なCOLEYO流、体験授業のつくり方(実際の仕事の流れ)

企画→プロット→テスト→コンテンツへの落とし込みっていうのが大まかな流れになります。まずは企画会議をしてテーマを決めたら、大まかなスートリーを練り上げて、テストしながら最終形にしていくってのを2~3本の授業づくりをパラレルで進めていく感じです。今は探究学舎出身の村山と二人三脚でやっていて、それぞれ得意なところを各フェーズで分担しながらです。新しい仲間が来てくれたら、最初は一緒にやりながら、得意なところ・興味のあるところを見つけて、活躍してもらえればと思っています!


1.コンテンツ企画
タッチでは世の中を12の業界に分類していて、それぞれのテーマについてコンテンツを企画します。企画会議を開いて、社内のメンバー全員にアイデアを出してもらうときもあります。コアとなる「伝えたいメッセージ」と「ワーク内容」について、ここでアイデア出しをして大まかな方針を決めます。体験型が特徴なので、特にワーク内容が重要になってきます。子どもたちがワクワクできそうか、意味のある体験になりそうかという視点で議論を重ねてとことん頭をひねり続けます。

2.コンテンツプロット作成
企画会議で出たアイデアからよさそうなものが決まったら、次は具体的な授業の流れに落とし込んでいきます。授業の構成をどう組み立てるかのストーリー設計のフェーズです。村山と膝を突き合わせて、相談や役割分担をしながら組み立てていきます。僕も知らないことが多いので、ここで色んな本を読んだり、図書館にこもったり、有識者にヒアリングすることもあります。大まかな企画に対して、ストーリーラインを決めて、必要な肉付けをしていくイメージです。村山がもの知りで、僕がものを知らないのでたくさん聞いたりします(笑)

3.ワークテスト
体験型なので、ここが一番重要なフェーズかもしれません。色々なワーク事例なども参考にしながら企画をするのですが、そのワーク自体が本当にできそうか、子どもたちが楽しめそうかみたいなところをチェックするためにも、ワークのテストをします。色んなアイテムも必要になったりするので、テスト用に発注してダメだったりすることもあったり。失敗は大歓迎で、自分たち自身が童心に返って、納得いくまでトライ&エラーです!

4.コンテンツスライド作成
コンテンツのストーリーとワークの内容が固まったら、授業をするためのスライドに落とし込んでいきます。まずは大まかな構成とスライド枚数をはめていくような感じで流れをつくります。それが終わったら、重要になるスライドを1つずつデザインをつくり込みます。特に授業の表紙のデザインとトンマナは授業の世界観を表わすので腕の見せ所です。5.講師からのフィードバック&共有

5.講師からのフィードバック&共有
教室長の橋本に授業内容を共有し、メッセージとして特に伝えてほしいところやその時点での気になっている点などを伝えます。また、講師側からも実施のイメージが湧くか、授業をするときの懸念点などを拾いながら最終修正してコンテンツ制作完了という感じです!一度つくったら終わりじゃなく、実際の子どもたちの反応を見てアップデートもしていきます。

教育版のNetflixをつくりたい。そこから景色が変わる期待感

今後目指していきたい一つの目標としては、世の中と触れられる面白い体験授業があれもこれも、色んなジャンルで網羅されている「教育版Netflix」みたいな状態をつくりたいなと思っています。タッチに通えば、子ども時代にいろんな角度で世の中との接点が生まれる。しかも知るだけじゃなくて体験型なので、その経験を通じて行動や発言に変化が生まれていくのが理想です。実際に授業をやっているメンバーから、実際に子どもたちのそういう変化を教えてもらえる時がいちばんうれしいですしね。長い目で見ると、あの時タッチを受けたおかげで、夢が見つかって…なんて卒業生がいつの日か生まれたら最高です。

いまタッチのコンテンツとしては48授業分、月2回の受講で2年間色んな体験ができるコンテンツが揃っています。今後もっともっと新しい分野やジャンルの授業を拡張していきながら、既存のものもどんどんブラッシュアップしていきたいと思っています。今は2~4年生が対象なんですが、1年生向けにも入門編を用意したいし、オンラインハイブリッドでやれないかなど、やりたいことは山積みです。

これから新しい仲間も増えて、コンテンツを磨きながらあらゆるジャンルを網羅できたら、会社として景色が変わりそうなワクワク感があるんです。これまでのCOLEYOって、教室での個別PBLが主軸だったので、自社サービスとしてのパッケージ化されたコンテンツで持ち運べる武器が持てた今、また次のフェーズに行けるんじゃないかなって。世の中に対してどれだけの価値を発揮できるのかみたいな期待感。これからのCOLEYOが一番面白いんじゃないですかね。

僕と教育の最初のきっかけとなった入口はてつさんとの出会いでしたけど、今は色んな自分の考えてきたことが血肉化されてやっと自分の持ち物になってきて、自分の中で突き動かされるものがあります。もはやモチベーションは、当初感じていた「何をするかより、誰と働くか」だけじゃなくなっています。最近思うんです。本当に心からやりたいことをやって、お金とやりがいをもらえてるって幸せなことやなぁって。 

あと、将来は自分の故郷の龍神村でも授業をやってみたいですね。COLEYOの仲間みんなの地元で、子どもたちに授業をするツアーなんてできたらおもろいなぁなんて話しています。

こんな人と出会いたい、仲間になりたい

とにかく第一としては、まずとにかくいいやつがいいですね(笑) いまCOLEYOに入ってくれる人とは、深い深い仲になっていくと思うんです。まだまだベンチャーなので、仕事は仕事って割り切るような関係じゃなくて、きっと公私を共にするような仲間になっていく。日々やっていくと、きっと意見が食い違う瞬間もあると思うけど、ちゃんと思ってることは言い合って、さっきはごめんな!って明るく言い合える関係をつくっていきたいです。 

あと、できれば自分の機嫌は自分でとれる人がいいですね。もちろん人間なんで気分の浮き沈みあるのは仕方ない前提で、落ち込んでいるときに人に当たるのではなくて、今日は飲みに行こうよーって笑顔で言えそうな人。モチベーションの自家発電ができるっていうのも大事かもです。もちろん社内でもお互いに「いいね〜!」などのコミュニケーションは日々あるんですが、それ待ちじゃなくて、自分自身がどんな意義のために何を求めて動いているかを分かっていて、自分の喜びを自分で感じられる人が向いているかもしれません。『すべての才能に目を向けよう』というビジョンを掲げていて、すごく優しそうというか柔和な感じのメッセージなんですけど、それを実現しようと思うとわりと泥臭くゴリゴリなので(笑)周囲への優しさと自分への強さを兼ね備えてる人みたいなイメージでしょうか。

最後に、コンテンツデザイナーっていうポジションでいくと、好奇心旺盛な人は向いてると思います!知らないことも面白がれるような人。知らないことのほうが多いので、授業をつくる上で改めて勉強したりするんですが、そのときに面白いな〜って思える人は、子どもにとってもいい授業や体験をつくれるんじゃないかと思いますね。

色々言いましたが、もし興味をもってもらえたら、いつでも気軽に教室を覗きにきてください。僕たちの雰囲気も、子どもたちの様子も、リアルで体感してもらうのが一番てっとり早いと思うので。

さいごに

ここまで読んでくださった人に伝えたいのは、とにかくお会いできるのを楽しみにしていますってことです。あなたしか持っていないこれまでの経験で、僕たちが分からないものとかまだ知らないことが、絶対に何かあったりするので、共感してくれた人はどんな方でも飾らずにありのままの自分をぶつけてほしいですね。僕たちがビジョンとして掲げている『全ての才能に目を向けよう』ってのは仲間に対してもそうで、お互いにここはすごいなあって尊敬し合える部分とか個性とか、そういうものがちゃんと混ざり合っていいものができていく。だから一緒にやる意味があるし、会社って場の意義があるんだと思っています。

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました!


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