他児の玩具をとってしまうお子さんに対して大人ができることの話② 大人の対応について
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前回の続きになります
大人の心構え
まず大切なのは、「おもちゃの取り合い」自体は発達に必要なプロセスであるということです
お互いに成長できる発達段階であり、特性的な障害・障壁がなければ、私はまずその取り合いの成り行きを見守ると思います
今回は前回記事でかいた「誤学習」を防ぐために、何をしていたのかを記述していきたいと思います
まずはお子さんを止める その止める理由
センターでのお子さんへの対応の多くは、「お子さんを止めるでした」
相手の玩具をとろうとしたら止めますし、とってしまったらすぐに大人はそれを相手に返します
そこでお子さんと大人の争いは避けられないとも思っています
それには理由があります。それは
「お子さんの(目的達成)させないためです」
前回書いた
玩具で遊びたい(目的)
↓
相手の玩具をとる(行動)
↓
相手が取り返そうとしたけど、叩いて防ぐ(行動)
↓
玩具で遊ぶ(目的達成)
↓
玩具で遊ぶには、おもちゃをとって、人を叩いて防げばいい(学習)
↓以下繰り返し
玩具で遊びたい(行動)
↓
相手の玩具をとる(行動)
という行動パターンとして誤学習に陥りがちなお子さんは、
・相手のことを見ていない
・衝動的
・本来その事象で得られる成長までのプロセスを得られない
傾向にあります
ここでまず、最初の導入から(行動)部分を止めるのです。そして
子どもの、玩具で遊びたい(目的)部分から大人が関わっていくようにします
また、玩具をとってしまったお子さんから玩具を相手に返す一連の動作はできるだけ素早く、瞬間的に行います。理由として
・とって遊んだ経験をできるだけ積ませないということ
・その止める動作や取り上げる動作や声掛けが長引くほど、負の体験として残りやすいからです
お子さんに代替え案を提案できるようにする
お子さんも「良い形で目的が達成できる」ようにしなければらなりません
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