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サプライズが苦手なお子さんもいる話
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発達支援の場でお子さんと関わっていると、特性や障害により様々な問題に直面するお子さんがいることに気づきます
その中でも、サプライズが苦手なお子さんがいました
今回はなぜサプライズが苦手なのかを記述していきたいと思います
サプライズとは何か
我々は人生の中で、「サプライズ」と呼ばれることを何度行ってきたでしょうか
誕生会?
卒業式?
結婚式?
発表会?
そういった場で相手を「喜ばすため」に「驚かすために」にサプライズが行われます
基本的には 相手に隠して→いきなり出してびっくりさせる→喜んでもらう
という流れが「サプライズ」と呼ばれるものです
しかし、発達支援の領域ではこのサプライズが苦手なお子さんもいるのです
なぜサプライズが苦手なのか
これはASD特性が大きく関係しています
・同一性保持
という特性です
これは「変化を求めない欲求、意思、思考」であり、
「変化をしないことで安心感を得る」
「変化に対して大きく影響を受ける」
特性と言えます
具体的に起こり得る行動として
・目的の場所にいくための決められた道順へのこだわり
・常に同じ場所に同じものが置いてあることに安心感を抱く
・同じ食事をとりたがる
・好きな映像や動画をの一場面を何度も繰り返し見る
そして
そういったものが変化した際に大きな不安を抱き、情緒の乱れが起きるのです
そういったお子さんが「サプライズ」を受けることで何が起こるのか…大体想像がつきますね
しかし、実際関わりの場面になるまで「これも苦手だったか」と気づけないのです
それぐらい我々はサプライズが「相手が喜ぶもの」という意識が根付いているのだと思います
実際平気な子もいますしね(´・ω・`)
誕生日の場面では
誕生日をもらえると分かっていても、自分の欲しいものは決まっていて、もらえるかどうか分からないことで不安になる
楽しい場所に行く場面では
どこに行くか分からず、いつもと違う道に行くことに不安になり暴れだす
誕生日ケーキを出す
食べない
みたいなケースにつながることは結構あるのです
こういったケースに対してどう対応するか というと
サプライズはやめて事前に分かりやすく説明することが必要なのです 少々残念ですが…
しかし、相手に「喜んでもらいたい」のに、「いやがられた」らやっぱり落ち込むじゃないですか
そうならないためにには「サプライズ」よりも「相手の特性に合わせる」ことが重要なんですよね
以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています
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