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「親子分離」について思うこと

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note マップ – おがさんの絵本 (ogasan-ehon.com)

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保育園や、児童発達支援センターの利用を開始するときに起こりうるものとして

「親子分離」があります

分離したほうがいい

分離しないほうがいい

どちらの意見もあると考えますが、私が経験した、みてきたお子さん達の様子を今回は記述していきたいと思います

親子分離についての私の考え


現在の日本社会の働き方において、保育園といった親子分離の場所は必要不可欠になっています

コロナ禍においても保育施設、福祉施設といった場所は、国からもできるだけ稼働してほしいといった旨が通知されていました

こういった施設の運営が止まれば、そもそも現在の日本の働き方が成り立たないのです

今現在、4月の中頃、親子分離を乗り越えたお子さんもいれば、まだ絶賛泣いているお子さんもいると思います

これについて

親から子どもを引き離すことが必ずしも良いとはいえない

逆に

幼児期の頃から親から離れて自立性を身につけていくことも必要なのではないか

といった考え方もあるのも私は知っています

どちらが正しいと言えない、どちらも正しい というのが私の考えでもあります

なぜなら、


お子さんの性格や特性、理解のによって何がより本人の成長につながるかが違うからです


こういった考えに至ったのは、私自身が関わったお子さんにも様々なパターンがあり、三者三様だったことが起因しています

以下にどんなお子さんがいたかを記述していきたいと思います

お互いに分離できないけど、分離したらしたで自立を楽しんだお子さん と 分離しても不安感が強く、玄関で過ごしたお子さん


ご家族の方の中には、分離をする際に泣いているお子さんを見てどうしても離れがたくなる方もいます。しかし、全くそれはおかしいことではありません

離れがたく、活動を共にする

センターでの活動でもそういった方は多くいましたし、実際それはご家族にもお子さんにも必要な過程だったのです

どこかでご家族が踏ん切りをつけたタイミングで、話し合いながらより良い形でのお子さんとの分離方法を提案していました

いざ分離をした際に、お子さんは激しく泣いたり、玄関でしばらく過ごしたりしますが、どこかのタイミングで

一人になった不安よりも、一人で行動することの自由さ

に気付いてるように感じました。なんというか、「自分で行動し、何かを成せることに気付く」といった感じでしょうか

このことに気づいたお子さんは、ある意味、親御さんの手を離れていきます

積極的に活動に参加したりいままで見せなかった悪ふざけなども見せてくれます。「自分でできる」という気づきを得たからです

逆に親御さんとしては一抹の寂しさも感じる瞬間だったと思っています

この件では、分離したことでお子さん自身の自立につながったケースだと考えています



また、分離をしても、一日中不安感が消えずに玄関から動けなくなったお子さんもいました

大人がつき、その場で絵本を読んだり、机を持ってきてご飯を食べたり一緒に過ごすといった対応をとり

最終的にはたくましく活動に参加できるようになりました

ただ、私は「まだ親御さんと過ごして愛着関係が育ってからの方が良かったのでは?」と感じる部分もありました

親御さんも働いており、どうしても分離しなければならないケースもやはりあるのです。というより、現在の日本にはそういったご家族の在り方の方が多いのではないか と考えています

まとめ


上記のようなケースの他にもお子さんとご家族の様々な分離の形を見てきました。実際何が正しかったのかは分かりません

実際に記述していて考えたのは

「絶対的に正しい分離はなく、結果的に上手くいったことでもそれを美談や成功体験として語ってはいけないのではないか」 ということです

子どもと関わる大人、支援員、保育士、幼稚園教諭、先生、などは

お子さんやご家族にほんの少しだけ手助をしている

実際に大変なお子さんや、ご家族の気持ちや頑張りを丁寧に受け止めていくこと

そういった気持ちで「分離」に関わることが大切なのではないかと再認識しました


以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
質問等あれば、書き込んでいただければ


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