相手をコントロール、支配的な関わりになるパターナリズムの話
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福祉に関わる人は必ず学んでいる言葉・概念の一つに「パターナリズム」というものがあります
今回はその「パターナリズム」について記述していきたいと思います
パターナリズムとは
意味としては
強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援すること です
先生と学生
医師と患者
保育士と子ども及び保護者
親と子ども
国と国民
そういった関係性で起こりやすく、例えをあげるとするなら
・先生が学生のためだと本人の希望を聞かずに進路を決めてしまう
・医師が患者に対して、話なども聞かずに薬を処方する
・保育士が子どもや保護者の意見を聞かずに新しい行事を始める
・子どもの意思を聞かずに、親が子どもの遊びや遊び方、友人関係を決める
・国民の声を反映せず、的外れな政策や条例を決める
といったところでしょうか
「強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援すること」
に当てはまってますね
「有知識の人」と「無知識の人」との関係性で起こりやすく
平たく言うなら
「あなたのためを思ってやっているで、思い通りに動きなさい」ということですね
余計なお世話、おせっかいとも言えますね
支援者は「自分の支援や関わりがパターナリズムになっていないか」と常に確認しなければならないのです
支援者、被支援者としてパターナリズムに対してどのような対応ができるか
支援者としては
パターナリズムを引き起こす者としての自覚を持ち、関わりの中で反映させていくことが必要になります
そのために
・必ずチームでの支援の振り返りを行うこと
・定期的な研修で思い出す、学びなおすこと
・インフォームドコンセント(あなたこのような状態であって、これからこのような支援をする予定ですという説明)の徹底
・第三者機関からのチェック
といった何重にも重ねた対策が必要です
被支援者としては
パターナリズムというものがあると認識し、自分はそれに晒されていないかを常に確認する必要があります
・知る権利があるのに必要な情報を知らされているか
・自分の意思を聞かれ、反映しようという支援者の気持ちがみられるか
・強い立場を理解し、公平な立場で関わってもらえているか
こういったことが為されているかを意識してみることで、「良い支援者」を見極める手段となります
こういった「パターナリズム」という概念が支援者、被支援者に周知されることで、お互いに高め合う、気を付け合う、指摘し合う関係性が私は成長していく環境であると考えています
危惧されるのは
「パターナリズムだ」と間違った認識、自分の意思を通そうとする被支援者
パターナリズムを恐れるあまり本当に必要な支援ができなくなる支援者
ということも現実に起こっていることです
そういったことも踏まえ、お互いに気持ちよく関わっていきたいですね(´・ω・`)
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以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
質問等あれば、書き込んでいただければ
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