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なんで陶器市をオスかのそもそも論①

そういやぁ言い忘れてたお話を。

話があっちこっちに飛んで申し訳ないのだが、
今日はそもそも論的な「なぜ和陶器オシなのか?」
※ちゅーか、「和陶器」って言ってるのは私だけ?
そして「なぜ陶器市をすすめるのか?」について
お話をさせていただきたいなと。
これをしておかないと、今後私が熱弁する意味を
ほとんど理解してもらえないと思うので。
イッパシの大人顔をするならあなたもオシの器を選び、
所有しましょう、の件は初回に書いたとおり。
靴と器はあなたの「人となり」を表しますよ、的な。
だったら別に外国製でもいいじゃねーか、
ふつーに街中の店でも買えんだろ?となる。
いいんですけどねー、それはそれでもー。
でも、あなたは日本人で日本に住んでるでしょ?
だったら和陶器のほうが絶対に面白さが深くて大きいし、
陶器市で作家さんにあれこれ聞きながら買ったほうが
より思い入れが深くなるし楽しいよ、つーお話です。

陶器に触れ、使うシーンを想像しながら選ぶべし!

↑まず私はこれを声を大にして皆さまに訴えたい!
重さや手触り、質感、そして微妙な色合いや図柄など、
それらは決して写真やオンラインでは伝わらぬもの。
※そういう意味でアンチWEB陶器市派なのよ、私は。
リアル陶器市?ならいろんな作家さんのいろんな作品を
次から次へと集中的に短時間で見比べられる。
※短時間言うても一日中巡回するけれど。
これが陶器市最大の楽しさ、と言っても過言ではない。
どんなに大きかろうが巷の食器屋さんや陶器屋さんには
ありえないのが陶器市の品揃えと規模感。
※多すぎて目移りしてしまう、という話もあるけれど。
そうしていくつもブースを巡っていると、
ふと目に止まる器に出会う瞬間がある。
惹かれた理由は形なのか色なのか絵柄なのか、
それらすべてを含めた存在感そのものなのか。
初対面でのカップル成立、はそうして訪れる。

アレコレと品定めする時間がまた楽し。

お、なんか良さげ!これイイ感じじゃね?と。
目に止まった器を手に持ってみる、肌に触れてみる。
なーんか知らんけどしっくり来るわー、こいつ♪
そう感じることができればほぼほぼ合格ライン。
※もちろん、予算内であれば、という前提で。
一点ものでなければ、同じラインの器の中から
「こいつだな!」というものを選び抜く。
ちょっとした絵柄や形の違いを見定めつつ。
そうこうしながら作家さんに話を聞いたりもする。
これ何焼きですか?どんな特徴があるんですか?
などなど。慣れない方ならお手入れの方法や
おすすめの使い方を聞いておくのもよいだろう。
このやり取りがまた楽しい。自分が選び抜いた
こだわりの器の奥に、どんどん背景が膨らんでいく。
めでたくお買い上げに至った場合、作家さんの
名刺やカード、DMなどをもらうのを忘れずに。
後で出自を振り返るとき、役に立つので。(つづく)

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