『「紙1枚!」読書法』を紙1枚にまとめてみた! PART1
浅田すぐる「早く読めて、忘れない、思考力が深まる「紙1枚!」読書法」を読んだ。(2022/09/14読了)
1.読む前の自分
読書歴3年目に突入し、年間100冊のペースで本を読めるようになった頃、ふとこんなことに気づいた。
「名著をたくさん読んだはずなのに、どんな内容だったか覚えていない」
「覚えているのは、読んだということだけ」
「本を人に薦めるときにうまく説明できない」などなど。
本を読んだら、毎回ノートや電子メモにまとめていた。自分の部屋には、本の要約や心に刺さった名言などのストックが、紙でも電子でも大量に残っている。
しかし、一度メモをしたら、その後はほとんど見返すことがなくなってしまった。しかも、ただ本に書いてある文章をそのまま書き写しているだけなので、体系的にまとまっていない。道理で何も思い出せないわけだ。
たくさん本を読んでいるはずなのに、いまいち手応えがない。もやもやしていた。
そんなときにこの本を見つけた。
この本は「紙1枚」読書法というものを紹介している。
著者によると、本1冊を、15分程度で「紙1枚」にまとめることで、次のような読書力を手にすることができるという。
三省堂池袋本店でこの本を立ち読みをしたとき、今の自分に必要なのはコレだ!と思った。
自分の言葉で「紙1枚」にまとめれば、内容を忘れにくくなる。そして、「紙1枚」なら一カ所に保存しておけば、簡単に内容を見直すことができる。また、本を読むスピードが上がって、年間の読書量を増やせるかもしれない。
せっかく、時間をかけて本を読んで、メモを取るところまではできているのだから、あと一歩、アウトプットの精度を上げたい!
そのために、この本から、本を深く読めてすぐに忘れないようにするアウトプット術を教えてもらいたい。←この本を読んだ目的
2.気付き
Q.紙1枚フレームワークとは何か?
A.「制約」を利用した、没頭思考を働かせるための道具
WHY:なぜ紙1枚でまとめるといいのか?
1. 紙1枚という「制約」があるので、深める思考を働かせて、書く優先順位を考えるようになる
2. 「枠をつくると空白を埋めたくなる」という人間の脳の性質を利用することで、手軽に熟考することができる
3. 自分の手を動かすことで簡単に忘れなくなる
WHAT:紙1枚で何ができる?
没頭して考え抜くことができる
簡単に忘れないし、必要なときに思い出して人にわかりやすく説明できる
繰り返せば将来的に紙0枚でも深い思考ができるようになる
HOW:どうやって紙1枚にまとめる?
「枠=フレーム」という「制約」を活用する
「WHY」「WHAT」「HOW」を「制約」として活用する
ポイントを3つにに限定し、「制約」として活用する
「紙1枚」フレームワークの書き方
まず、緑のペンでフレームを書く(上記)
ステップ1:「日付」「テーマ」「問い」を書く
・一番左上のフレームに緑ペンで「日付」と「テーマ」を書く
・右上の「Q」に「問い」を書く
ステップ2:紹介する本を決める
・左半分は「メモ欄」「自由度の高いフリースペース」の位置付け
・「Q」の下の「A」の欄に答えを書く
ステップ3:3つの質問に答える
・緑ペンで「WHY?」「WHAT?」「HOW?」の問いを記入する
3.今後どうしていきたいか
これからは本を読み終わったら、紙1枚にまとめたい。
ただし、紙1枚読書法には、実はいくつか種類がある。
1. 「パーパス・リクエスト」
自分が知りたいことを作者(本)に教えてもらう読み方。「作者(本)の意図を正確に読み取る」よりも、「自身の目的達成に繋がりそうな記述を拾う」ことに重点を置く。
2.「クラシック・クオート」
引用を目的として古典を読むときの読み方。紙1枚のまとめ方も他のものとは異なる。
3.「ミクロダイジェスト」「マクロダイジェスト」
本1冊を読解したいときの読み方。1章ずつまとめるなら「ミクロダイジェスト」、1冊まるごとまとめるなら「マクロダイジェスト」。
読書法がいろいろあるように、紙1枚にもいろんなまとめかたがあるとわかった。どの方法を選ぶのか迷わないためにも、
本を読む前に、何のためにその本を読むのかを明らかにしておくことが大切だ。
自分の特定の疑問を本に答えてもらうために読むのか、名言を狙って本を読むのか、まるごと一冊の本を楽しみたいのか。
それによって、紙1枚のまとめ方も変わってくる。
私がこの本を読んだ目的は、「本を深く読めてすぐに忘れないようにするアウトプット術を教えてもらうこと」だった。それの答えは「紙1枚」にまとめることだと教えてもらった。
この読み方は、おそらく「パーパス・リクエスト」にあたるだろう。
実際に「紙1枚」にまとめるには、もう少しまとめ方を知らなければならない。明日以降「パーパス・リクエスト」「クラシック・クオート」「ミクロ・ダイジェスト」「マクロ・ダイジェスト」の具体的な方法を掘り下げたいと思う。
近々noteに書きます。
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