「ずっとここで暮らすのか」 わからないけど、大切にしたい。
今の地域に住み始めて、3年が過ぎました。こんなに長く暮らしたのは、地元以外では初めてです。
大学進学で初めて県外に出て、在学中もキャンパス移動があり。就職で地元に戻ってきたかと思えば、結婚して出ていき。気がつけば、夫の転勤で中国に行って…どこかに長く留まることなく、暮らしてきました。
なんやかんやあって、今住んでいるのは地元から車で20分ほどの場所。ほぼ地元ですかね笑
子どもも、あと数年したら小学生になります。「転校はさせたくないから、しばらくはここの地域で暮らしていくのかな」なんてことも考え始めています。
でも、なんか落ち着かない。
この地域がきらい、とかではないのです。それだったら、もうとっくに引っ越しているでしょう笑
これまで数年のスパンで転居をくり返していたので、どこかに根を下ろして生活することに、ちょっと居心地のわるさを感じているような。新卒で地元の自治体職員になるくらい、この雪国が好きだったはずなのになぁ。
ひとって変わるものですね。
おそらく、数年前、その当時まったく望んでいなかった中国駐在を経験したことで、「夫がいれば、どこでも住めてしまうんだな」と悟ったせいです。(どうしてくれるんだ、夫よ)
「どこに住むか」より「だれとどう住むか」に、たいへん重きを置く考え方になりました。
だから、家族にとっての ”いちばん” を考えなきゃいけないときのため、「ここもいつかは出ていくかもしれない、出ていけるようにしておきたい」と思う自分がいます。
もし、夫が今の仕事を辞めたくなったら…
もし、子どもが学校でなにかあったら…
もしを考え始めたら、キリがないのも分かっています。でも、家族のだれかが苦しい思いをしたときには、住む場所にこだわらず、軽やかでありたいと思うのです。
そんなこんなで、「どこに住むか」というこだわりが弱まってしまった訳でありますが…
それでもやっぱり、「ここにいるあいだは、この地域のひとと交流しながら、暮らしていきたいなぁ」と思います。
いきつけのコーヒー屋さんや酒屋さん、ケーキ屋さんにパン屋さんがあって。小児科の先生にも、たくさんお世話になっています。
お店に通って、顔馴染みになるのが楽しい。向こうはこちらの名前も知らないだろうけど、顔を覚えてくれているだけでも嬉しいもの。安心感もありますよね。
ここにずっといるとは限らなくても、そういう場所や関係をつくっちゃいけない訳じゃない。この地域のひととお店を大切にしたいし、してもいいはず。
これも広い意味で、「だれとどう住むか」に入るのかもしれないですね。
つぎに引っ越すときがきても。
今までいた地域も好きで、新しい地域でも大切にしたいものをたくさん見つけられたなら、それは「わたしの幸せが広がることになるんだな」と、勝手ながら思ったのでした。
それでは、よい一日を。
ごきげんよう
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