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私の人生のコンパス

1.半沢直樹から学ぶモットー

7年ぶりに続編が放送されているということで、日曜ドラマ『半沢直樹』が人気を博している。
当時、僕は高校3年生でしたが、半沢直樹のドラマは僕自身の金融機関への就職に大きく影響を与えました。

どれだけ厳しい環境の中でも、自分自身の信念を忘れ事なく、抱き続けて働く半沢の姿に、子供ながらに『働く男のカッコよさ』を感じた。

私が中学生の時の母親の死と、大学進学のタイミングで、お金の必要性を身をもって感じ、金融の道を志し、今現在、証券会社で働いている身からすると、大変”縁のあった”ドラマだったわけです。

7年前の放送では自分は高校生。今回の続編の放送中、僕は社会人3年目です。視聴する上でも、やはり登場人物の背景や仕事への想いを自分と比較しながら観る場面が多かった。
加えて今回は、舞台が証券会社ということで自分とリンクする点も多くも、当時より一層、登場人物に感情移入しながら見ています(笑)

『やられたらやり返す。倍返しだ。』

7年前の作品では、半沢はこれを『流儀』だと言ってましたが、
今回の続編では、第1話の最後に『モットー』と言い換えてました。

また、新登場である森山雅弘(賀来賢人)が居酒屋で入社のきっかけを語るシーンも、個人的にめちゃくちゃ心動かされたシーンの一つです。

現実の自分の職場には半沢や森山のような熱い想いを持った、同期、先輩がいないのが非常に残念ですが(聞いてないだけで実は持っている人もいると思うが...)
そんな仲間がいれば、周りもきっとそのエネルギーに影響され、もっとチームワークや全体の雰囲気が良くなると思う。

今回の半沢直樹をみて、仕事だけなく、人生においてのモットーや理念を作ることの重要性を感じたわけです。

そんなわけで、半沢直樹でいう『モットー』だけでなく、

自分自身の人生の指針となる『コンパス』

を整理してみました。私の人との付き合い方や生き方に通ずる、大切している価値観を知っていただけると嬉しいです。

2.人生のコンパスとは

SHOWROOM社長の前田裕二さんが、著書である『メモの魔力』でも人生の軸・コンパスについて提唱しています。

自分の過去の経験から導き出される、人生の軸

を言語化したもので、

生きる上での行動指針や理念

だと、解釈しています。

人生100年時代。
長い長い人生ですが、『旅』に例えると必要なものが見えてきます。
まずは、目的地であるゴールを定める必要がありますが、これが『ビジョン』です。


ゴールであるビジョンに至るためには、一人の力ではなく仲間と目指すほうが楽しいし、よりゴールに近づく。

ワンピースの世界では、ルフィは仲間と共に船に乗って「海賊王になる」というゴールを目指すわけですが、それぞれが役割を持っており、全てが上手くいくわけではなく、波があることを前提としている。

人生山あり谷あり。ピンチの時に自分を奮い立たせてくれたり、順調な時でも時に戒めてくれるような言葉を、自身のコンパスとして、まとめてみました。

3-1.philosophy(想い)

いい時も悪い時も、ブレないための指針。船旅においての北極星のような存在。

family bonds
家族としての絆を紡ぐ

僕は小さいころから両親がおらず、一般的な家庭よりも家族が少なかった。
愛媛の片田舎で育ち、近所はみんな家族のようなもので温かい町だった。
そんな環境で育った影響か、僕の家族のハードルは低い。
町全体が家族のようだった。
大学に進学してから、そのような経験はしなくなったが、人への関心や興味は人一倍強い。
だからこそ、

周囲の大切な人は、みんな家族だと思い、その家族の絆を紡いでいく。

これこそが人脈だと思う。こんな環境、最高に幸せじゃないか?!
僕の、大切にしている想いは、『family bonds』である。

3-2.role(役割)

船の中のメンバーには皆、自分自身の役割を持っている。
自分は目の前の人に何ができるか。それが「role」だ。

be family
一生涯孫子の代までお付き合い

家族のハードルが低いからこそ、相手に対する興味関心が人一倍強い。
そんな中で、自分自身が本気で目の前の人にできることは何か。
それは、

一生涯孫子の代まで付き合い続ける覚悟を持つ

これに尽きる。大切な仲間や友人と、自分の子供や孫同士まで仲良くしている状況を想像するとめちゃくちゃワクワクする。
実際にはそれぞれにやむを得ない事情があり、そんなことはできないかもしれない。
しかし、あらかじめ『この人と一生涯孫子の代まで付き合っていこう』と伝えることこそが、本当の意味での、ライフ(ファイナンシャル)プランナーとしての宣言だと私は思う。

”真のライフロングプランナーに俺はなる”


3-3.mission(行動)

目的やゴールを持っていても、それを行うための行動が必要である。
ゴールに向かって、どのように行動するか。それが「mission」である。

future family
未来の家族と、共に在る

一生涯のお付き合いができるよう、常日頃から、

目の前の人を、未来の家族であると意識する

そう思って、接することで人を大切にできる。
よく、証券会社に入社した当時に、コンプライアンス研修で学んだ内容で印象的な言葉がある。

「その商品、自分の親にも勧められますか?」

金融の世界はコンプライアンスが厳しいが、そのコンプライアンスもあいまいかつ抽象的なため、しばしばこれはどうだろうという場面が多い。
そんな時の物差しとなりうる考えが、
「自分の家族にも同じようなことができるか」である。

たとえ、はじめましてであっても、未来の家族となりうる方に、自分都合の提案や付き合い方はできない。

未来の家族だと思い、私は接する。

3-4.policy(ポリシー)

具体的に一歩ずつ着実に前へ進むためにも、きちんと行動ができるための指針が必要である。それが、ポリシーである。

buddy ship
勝手に二人三脚

母親が死んでから、ぽっかり空いた心の穴を埋めようと思ったのか、
「人に好かれたい」という思いが人一倍強かった。
いつしか、自分自身を押し殺すようになり、自分の事よりも相手の事の方が優先度が高くなってきた。綺麗ごとではなく、
人に喜んでもらうこと、感謝されることが心の底から自分の幸せだ。
小さいころから手品(マジック)が趣味なのも、誰かに喜んでほしい、笑ってほしいというのが、根本にあるからだと思う。
そんな僕の、行動の源にあるのは、誰のためにやるのかということ。


結局、自分の為だけだと、すぐにあきらめて今まで何も続かなかった。『これをすると誰かの為になるかもしれない。』それが僕の唯一のモチベーションだった。
今一度、自分自身が着実に前を向いてきちんと行動を続けていくためには、

誰かと一緒にやっていると決めつけて、勝手に二人三脚を行う

こんな思いで、行動をしている。

3-5.value(バリュー)

人間なんて感情の生き物。どうしても、やる気の出ない時もある。
そんな時に、自分のやる気に火をつけてくれる言葉。
それが、バリューだ。

KICK‐ASS
家族を愛する心で、志を貫く

"KICK-ASS"とは、僕の大好きな映画のタイトルである。

ヒーロー映画でありMarvel作品として有名であるが、他のヒーローものと違い、スーパーヒーローとして活動する主人公が、全く特殊能力を持っておらず、ただの正義感の強い高校生が、極悪と戦っている点が非常にユニークで好きな点。
主人公も若いうちに母親を亡くして、自分とも境遇が似ているが、ただの高校生が、正義感という名の意志の力だけで戦おうとして、とんでもない失敗やハプニングを繰り返すため、笑いの要素も多いが、物語の最後まで家族を愛する心を貫き通して、行動するシーンに何度見ても感動する。

自分の家族を愛する力を信じ続け、自身の原動力に変える

僕にとっての『KICK-ASS』はただの映画ではなく、自分の忘れかけているものを取り戻し、やる気に火をつけてくれる紛れもないスーパーヒーローなのである。

3-6.motto(モットー)

どん底で何もする気が起きないような最大ピンチの時に、自分を奮い立たせてくれる言葉。それがモットー。

readiness
覚悟を決める

最大ピンチの時は、覚悟を決めるこれしかない。

自分が一生涯孫子の代までお付き合いすると決めているんだから、自分が動けなくなってはいけない。

覚悟を決めたものは強い。

かの有名な吉田松陰は30歳という若さで亡くなりながらも、覚悟と情熱を持った生き様で、後世にまでその覚悟が本として描かれている。

最終的には、覚悟を決められるかどうか

強い覚悟をもってすれば、絶対にどんな逆境も乗り越えられる。僕はそう信じている。

3-7.vision(結果)

最終的なゴール、到達点。つまりビジョンとは結果のこと。

one family
家族の可能性を無限に開花し続ける

自分の周りの大切な家族のそれぞれが輝き続け、一つの家族のような状況。忘れかけていた田舎での、血はつながっていなくても皆で持ちつ持たれつ、助け合って生活していたあの頃のあの町のように。

自分が紡いできた家族の絆が、自分だけのものではなく、一つの家族として支えあって、それぞれの可能性が無限に広がっていくそんな世界がきっと作れるはず。

そんな

家族の可能性を無限に開花し続けられる世界

これが、僕の理想郷であり、ゴール。


4.concept(コンセプト)

これまでのコンパスの言葉を一言で表すなら。

それがコンセプト。

FAMILY
未来永劫続く一族を築く

僕の人生のテーマはやはり「家族」である。

ちなみにファミリーという言葉の語源をご存じだろうか?

Father And Mother I Love You

の略であるとどこかで聞いたことがある。
あまりにも綺麗で、もはや嘘かホントかなんてどうでもいい。

家族というのは愛(想い)そのもの

そこに、血の繋がりがあろうとなかろうと、互いを想う気持ちがあればそれは立派な家族である。

家族という僕の人生のテーマをさらに、ブラッシュアップしていきながら、

主体的に相手の人生と関わり続けられるよう、僕は今日も生きる。

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