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水曜日は読書Volume3~心理的安全性を高める方法~

水曜日は読書の日。
今日は、心理的安全性について考えたいと思います。
参考にした書籍はタイトル画像の書籍です。
・「チームが機能するとはどういうことか」
・「恐れのない組織」
・「人を助けるとはどういうことか」
・「問いかけの作法」
・「心理的安全性の作り方」
・「最強チームをつくる方法
今日はその中でも特にためになった本「最強チームをつくる方法」の内容を基に、僕なりの「心理的安全性のつくりかた」を考え、説明したいと思います。

「最強チームをつくる方法」です。チームとして高い成果を出したい。結束力のあるチームを作りたい。チームとしても個人としても成長したい。

「チームとしての成功は求めていないよ」という方には当てはまらない考え方なのでご注意ください。


皆さんの家族、学校、職場は安全な環境ですか?

主に僕たちが所属している集団は
家族
学校
職場
部活
スポーツチーム
でしょうか。
他にももちろんありますが、人は何かの集団に必ず属しています。
その集団が安全な環境かどうか。

僕が今、率いているチームは5年目になりますが、着任してからの2年くらいはバラバラなチームでした。
原因は、今考えると、僕が明確なビジョンを発信していなかったことと、問題があるパートナーを野放しにしていたからだと思います。
着任して3年目にコロナ世界になり、世界は一変しました。
当然チームも一変しました。
売上が減り、チームが抱えられる人数も必然的に減少せざるをえず、問題を抱えているパートナーは結果辞めることになりました。

ここから、僕も明確なビジョンをたて、「チームワークを一番大事にするチーム作り」に着手しました。
その一つが「チームワークを乱す行動は絶対に許さない」というものでした。

人の陰口や悪口を当人がいないところで言う
挨拶しているのに、自分の機嫌が悪い時は無視する
忙しい時、イライラして人や物にあたる

これらの行為をするパートナーとはすぐに面談をする時間を設け、改善にあたりました。

安全な環境を作ることに専念しました。

皆さんはチームに自分の弱さを共有することができますか?

自分の弱さをチームに見せることも、時には必要です。
自分一人ではいかなる物事も成し遂げられません。

自分が不得意なこと
自分が苦手なこと
自分が知らないこと

これらを、皆の前でさらけ出し、素直に教えを請うことができるか。
リーダーが、そういう弱さを見せることで、チームのメンバーも安心できます。
「あ、この人も生身の人間なんだ」
「完璧な人だと思っていたけど、弱い部分もあるんだな。助けてあげよう」
「さむおさんて、怖そうに見えるけど、実はチャーミングな人なんだ。。(と思ったパートナーはいないかもしれません)」

徐々にパートナーからの相談が増えるようになりました。

皆さんのチームは共通の目標を持っていますか?

最強チームを作るためにこの3つ目のスキルが一番重要だと思います。
そして、それができる人こそリーダーの立場にある人です。
リーダーが、
このチームのビジョンはこれですよ
このチームの価値観はこれですよ
という旗を掲げなければなりません。
この旗を掲げているからこそ
「安全な環境を作る」
ことと
「弱さを共有すること」

意味を持ちます。

以下は私が実際自分のチームに掲げたビジョンです。
ちょっと長くなりますが、興味のある方は読んでみてください。

さむおのビジョン


【下半期戦略

ビジョン (店舗ビジョン) お客様の満足度を上げるための行動をとってホスピタリティ溢れるお店にする。

ミッション 大事にする行動①入退店チェック②感じの良い発声

バリュー お客様がまた来たいと思えるお店 パートナーがここで働きたいと思えるお店にする


全員が同じ価値観で働けるお店にしたいと思います。

同じ価値観で働くということは、全員が、店舗ビジョン、ミッション、バリューを知っていなければいけません。

それぞれそんなに長い文章ではないので、覚えましょう。


店舗ビジョンを感じさせる行動であれば、どんな些細な行動でも良いです。皆さん一人一人の想いと行動が店舗ビジョンを完成させます。

接客時は必ずアイコンタクトをとる

笑顔で対応する

化粧室をきれいにする

床のゴミを拾う

返却トレーを積極的にお預かりする

本当に些細なことで大丈夫です。

常にお客様にとってを考えて行動しましょう。


ミッション

大事にする行動2つ

入退店チェック。口酸っぱく言っていますが、私たちの仕事で基本中の基本です。お客様の入店と退店に気づくことから全ての行動は始まります。

そして

感じの良い発声。入店したときの感じの良い「いらっしゃいませ」はお客様に安心感を与えます。もし「いらっしゃいませ」がなければ安心の逆、不安を感じさせます。

退店したときの「ありがとうございます」を言われると「満足」に繋がります。

「ありがとうございます」がないと満足の逆、不満を感じさせます。


不安や不満を感じたお客様は次、このお店を利用しようと思うでしょうか。

来ない可能性が高くなります。

それくらい大事なことです。


パートナー同士の挨拶

良い職場環境、良いチームワークを作る上で挨拶はとても重要です。

出勤退勤時の挨拶 「おはようございます」「お疲れ様です」

休憩入退の声掛け「休憩いただきます」「いってらっしゃい」「休憩いただきました。」「おかえりなさい」

オーダー通し、オーダー受け

「○○お願いします」「○○かしこまりました」

これらの声掛け、挨拶は必ず実施するようにしましょう。

当たり前のことですが、忙しい時に返しがなかったりすることがあります。

私の店舗作りの根底にある価値観は、このパートナー同士の挨拶です。

パートナー同士の声掛けも感じよくできるようにしましょう。


バリュー(価値)

お客様に与える価値→またこのお店を利用したいと思える。

パートナーに与える価値→このお店で働きたいと思える。


そんな価値を提供できるお店にします。


社員、トレーナーの皆さんはこの価値観を教えられるようになりましょう。

作業力は、必ず身につきます。

ドリンクを作成しているとき、サンドを作っているとき、締め作業をしているとき、忙しい時、ミッションは実現できているでしょうか?

ビジョン、ミッション、バリューを教えられるようになりましょう。

価値観が伴っていなければ、バリューを感じることはできません。


全ての行動に意味があります。

全ての行動に意味を持たせましょう。

意味を感じさせましょう。


余談になりますが、私たちの仕事でAIが代わりにできる仕事はほとんどありません。

それは何故かというと、価値観を持って働いているからです。

そして、状況判断や、思考が必要な仕事だからです。


裏を返せば、価値観を共有しない仕事、状況判断や思考が必要でない仕事は、AIにもできる仕事です。


価値観を共有しましょう。

それが次の半年間の目標です。


一朝一夕に身につくものではありません。

時間をかけて築き上げたものがそのお店の文化になります。

時間をかけて築き上げた文化は簡単には廃れません。


下半期もよろしくお願いします。】

以上さむおのビジョンでした。

長文読んでいただきありがとうございます。

まとめ

自分の今のチームはどうだろうか。
僕のビジョンは浸透してきただろうか
価値観は共有できているだろうか

パートナーが笑顔でお客様やパートナーに接しているのを見ると、浸透してきたのかなと思えます。
そんな大したことじゃない。
日々の積み重ね。

発信し続けることが大事
一回や二回で文化が根付くわけがありません。
ずっと発信し続けることです。
そしてブレないこと。

本当に大事なことは目には見えないんだよ

星の王子様

今日紹介した書籍のリンクを張り付けておきます。

こちらの書籍は本当にお勧めです。

チーム作りに悩んでいるリーダー
クラスをまとめたい先生
クラブチームを強くしたい監督
家族と強い絆で結ばれたい親

ぜひ読んでみてください
きっと参考になります。

今日はお勧めの本を絡めて、仕事についても熱く語らせていただきました。
この物語はノンフィクションです。

はい、さむおは確実に存在します。


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