【読書記録】京極夏彦「ヒトでなし」
タイトルにギョッとするかもしれないが、京極先生の一貫した世界観とお考えがサイコロ本を手に取るよりわかりやすく、近く感じられる。
ぜひ先入観なしで読んでほしい作品ではあるが
「どんな話かわからないで読むとかありえない」と先っちょだけをお求めの人は以下ネタバレを少ししながら紹介するのでぜひ読んでみてほしい。
人を救うのも裁くのも、人ではない。
神も仏も人道を歩いていてはとうてい到達できない。ましてや人道を外れたり戻ったりしてるような奴はクズだ。
その点お前は最初から「ヒトでなし」じゃないか。
そういう話である。
娘を失った。家も失った。妻も失った。職も失った。
「全部どうでもいい」
自暴自棄なんじゃない。最初からこうだ。
妻に言われて、腑に落ちた。
そうだ、俺はこういう人間だ。
金剛界は男性性を示す仏教用語とのこと。
女性性は在胎界。
つまり…続きあるってことですよね?(あると仰ってたという記事も発見)
楽しみすぎて夜しか眠れません!!!
続編お待ちしてます
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