🍀ここで綴る意味🍀

いつもご覧頂き、有難うございます♪

年末は孫チャン達の子守を任されており忙しくなるため、始めたばかりではありますが、ほんの少しの間、書くことをお休みさせて頂こうと思います。

これまで幼少期からの出来事を、順を追いながら綴って参りました。
くだらない〝ど素人〟の拙い文章をお読みくださった皆様、有難うございます♪
また〝スキ〟を付けてくださった皆様、本当に有難うございます♪
この場をお借りしまして御礼申し上げます。

昨年、私は乳癌と診断され全摘術を受け、今年は適応障害と診断され、仕事を続ける事が困難となり、断腸の思いで退職致しました。

コロナ禍で苦しみ、私なんかよりもっともっと辛い状況の方もおられると思います。
病でもっと深刻な方も沢山おられると思います。
私は命を助けて頂き、今こうして文章を綴る事が出来ているという事に感謝しなければいけないと、自分に毎日言い聞かせてます。
でも私は完璧ではありません。

このnoteを始めるきっかけとなった話をさせて頂きたいと思います。

来年90歳になる高齢の母と暮らしていますが、些細な事で先日、つい大声を出し机をバンバンと叩いてしまいました。
本当につまらない事が原因ですが、その怒りの感情を自分で抑える事が出来ませんでした。
泣いている母を見て、悪いことをしたという気持ちと、私は悪くないという相反する気持ちが重なり、どうすることも出来ませんでした。

ちょうど末娘が用事で仕事帰りに家に来る事になっていて、私はすぐメールで今あった事を伝えました。
末娘は3人の子供の中でも特に〝ばあちゃん子〟で『私がばあちゃんに話し聞くよ』と言ってくれ、間に入ってくれました。

私が少し精神を病んでいることは家族全員知っていますが、乳癌のことだけは訳あって、母にだけ隠しています。
私と母の関係性はとても良好とは言えませんでした。私の実家では色々な事があり過ぎました。

でも私しか母を看取ることが出来ないので、娘として最期まで側に居るのが使命だと思っています。
それなのに私はこの歳になってまで、母を泣かせてしまった…。

娘と話すことで母も落ち着きを取り戻し、家を後にした娘からメールがきました。
『別にばあちゃんの味方をする訳じゃないし、お母さんの病気も良くなることを本当に願っているし、少なくともばあちゃんでストレス感じているのは分かるけど、なんて言ったってばあちゃんもう90でしょ？昔から頑固だし、私達の概念も当てはまらない事多いし、理解出来ない事が増える一方だと思う。今後も仲良くしてください。お願いします』と。

それに対し私は、
『そうだよね。でもばあちゃんとお母さんは昔から色々あり過ぎたから…相性は良くないんだよ。お母さんそんな立派な人間じゃないしね…』と返すと、
『お母さんは十分立派な人間だと思います！家族なのに、お母さんとばあちゃんのこれまでの関係とか全部分かってあげられないのが辛いです。これからもばあちゃんの話聞いてあげたりするようにします！近くに引っ越してきてくれて本当によかった！』と返ってきました。

…それを読んで涙が出ました。
今まで私は子供達を育てるために必死でした。私が大黒柱なのだからと、ずっと気負って生きてきました。
その子供達がいつしか成人し、今私を応援してくれている。私の支えになってくれていると、実感できたのです。

それと同時に、私がどんな幼少期や学生時代を過ごしてきたのかを、何も伝えられてないと気付いたのです。
そんな時間も機会もありませんでした。
だから今このタイミングで何か残したいと思ったのです。

乳癌がいつ再発するか分かりません。適応障害がいつ鬱病に悪化するかも分かりません。明日事故に遭うかも知れない。
私の生きてきた道筋を、せめて子供達だけでも伝えたい。生きた証を残したい。そう思ったのです。

初めは普通にパソコンに書き留めていこうかとも思っていましたが、スマホを見ていて、どなたかがご自分のお話を書かれている〝note〟に目が止まり、こんな素晴らしい場所があるのだと感動し、此処しかない！とすぐにアカウントを作ったのです。

この随筆がある程度形になり、ストーリーがもう少し現在に近付いた時点で、お母さんはこういう体験をしてきたんだよと、子供達に知らせてみようかなと思っています。

〝note〟のスタッフの皆様、こんな素敵な場所を作って頂き、本当に有難うございます。
今私は此処で書いている時間が何より楽しい！色々記憶を辿りながら、悲しかった事も沢山思い出されるけど、懐かしい温かい気持ちにも沢山なれます。

例えば、自転車の後ろに乗せられて走った時の父の背中の大きさとか…。お誕生日にキティーちゃんの大きなぬいぐるみを貰ってすごく嬉しかった事とか…。姉の結婚式で着るワンピースを買いに母と姉と3人でデパートに行った事とか…。

決して裕福ではなかったけれど、今まで忘れかけていた思い出が、実は私にも沢山あったんだという事を気付かせて下さいます。
機能はまだ全然使いこなせておりませんが、少しずつ自分なりに楽しみながら習得出来ればと思っています！

ここまでお読み頂き、有難うございました！
では皆様、良いお年をお迎えください♫
新しい年が、皆様にとって幸多き一年になりますよう、祈りを込めて…🍀