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昭和歌謡曲とともに大人になった私♪筒美京平名曲の数々♪1985年〜1987年

作曲家・筒美京平さんが2020年10月7日逝去された。

筒美京平さんの作品を筒美作品の編曲にたずさわりながら敬愛してきた直弟子である音楽プロデューサー・武部聡志さんを中心に、亀田誠治さん、本間昭光さん、松尾潔さんなどの名だたるトッププロデューサー陣と、それに賛同するアーティストたちにより、トリビュートアルバム「筒美京平SONG BOOK」が3月24日にリリースされた。

昭和の歌謡曲と言えば筒美京平さん。
その名前はよく目にもしていたし、耳にもしていたが、どの曲を作曲されていたのかははっきり覚えていなかったので、今回少し調べてみることにした。

特に私の記憶に残っている楽曲を3回に分けて年代順に著述(※YouTubeに上がっている動画をお借りしています)する。

今日は昨日に引き続き、1985年からの楽曲を紹介する。

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●1985年 C-C-B「Romanticが止まらない」

第27回日本レコード大賞・金賞受賞。
ピンク髪のドラマー兼ボーカリストが一躍有名に。
中山美穂のドラマ『毎度おさわがせします』の主題歌で大ヒットとなったのを覚えている。

●1985年 斉藤由貴「卒業」 

「卒業」は斉藤由貴のデビューシングル。
卒業ソングとして今も根強く支持されている楽曲だ。
「筒美京平SONG BOOK」では、乃木坂46の生田絵梨花がカバーしている。

●1985年 小泉今日子「なんてったってアイドル」

『なんてったってアイドル、私はアイドル〜』という歌詞をアイドルが歌うという、衝撃的な楽曲。
当時18歳の私からすると、この歌はキョンキョンしか無理だよな〜という印象であったのを覚えている。
それほど彼女は可愛らしく、アイドル中のアイドルだった。

●1985年 少年隊「仮面舞踏会」

少年隊のデビューシングル。
第28回日本レコード大賞・最優秀新人賞を受賞。その他にも、FNS歌謡祭・日本歌謡大賞でも新人賞を総なめした楽曲。
ジャニーズグループの中でも群を抜いて歌とダンスが上手だった少年隊。
「シブがき隊」デビューからおよそ3年後の、ジャニーズにとって革命的な華々しいデビューであったことは間違いない。

●1986年 本田美奈子「1986年のマリリン」

あの細い体のどこからこれだけの声量が出るのか不思議でならなかった。
1985年にデビュー、1990年代以降は主にミュージカルで活動。その歌唱力、演技力が高く評価され、1992年度第30回ゴールデン・アロー賞演劇新人賞を受賞。
2000年代に入ってからはクラシックとのクロスオーバーに挑戦していたが、2005年『白血病』と診断され、38歳の若さで亡くなってしまう。
日本中の誰もが突然のそのニュースを悲しんだ。
「1986年のマリリン」は彼女の代表作として、今も音楽番組でよく取り上げられている。

●1986年 小泉今日子「夜明けのMEW」

それまでのキョンキョンの元気いっぱいのイメージから、ちょっぴり哀愁のあるキュンとするような楽曲で、少し大人感が出てきた曲でもある。
一曲ごとにヘアスタイルや衣装が凝っていて、彼女がテレビに出るたびに雰囲気がガラッと変わり、ファッションショーを見ているような気持ちになったのを覚えている。

●1986年 中山美穂「ツイてるねノッてるね」

ミポリンこと中山美穂全盛期。
1985年ドラマ『毎度おさわがせします』で女優デビュー。その約半年後に歌手デビュー。
その年の第27回日本レコード大賞最優秀新人賞 を受賞。
可愛いというより綺麗系のアイドルだったイメージだ。

●1986年 中山美穂「WAKU WAKUさせて」

女優でのデビューだったため、いつの間にかアイドルとして人気を博していたことに、当時の私は『この人は女優なの?アイドルなの?』と、少々混乱したことを覚えている。
ドタバタ系のドラマが多く明るいイメージだった。

●1987年少年隊「君だけに」

少年隊6枚目のシングルで、初めてのスローバラード曲。
第29回日本レコード大賞ベストアーチスト賞・金賞受賞。
またシングルセールスでは1985年のデビュー曲「仮面舞踏会」に次ぐ2番目のヒット曲となる。
メンバーが指を弾いて鳴らすというパフォーマンスが有名で、スローバラードでも少年隊は歌って踊れるということを証明した曲でもある。
とても美しいメロディーで、大好きな曲。
「筒美京平SONG BOOK」では、西川貴教がカバーしている。

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私が20歳になる1987年までの筒美京平の作品を、3回に分けてずらっと並べてみたが、名曲の多さに本当に驚かされる。

毎日と言っていいほどこのような歌謡曲を聴きながら私は育ってきたのだが、アーチストによって曲風もバラバラで、似かよった曲はひとつもないところが、改めてすごいなと思う。

そしてもうひとつすごいと思えることは、何十年も経った今でも、ひとつも色褪せていないということ。


筒美京平は、歌謡曲に洋楽のエッセンスを取り入れて、日本の音楽に大きな変化をもたらした方といわれている。

そしてよく「日本のポップスは僕の次の世代で完成すると思う」と言われていたらしい。


筒美京平さん。
沢山の想い出の素晴らしい曲を残してくださりありがとうございました。
謹んでお悔やみ申し上げます。




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