孫たちと触れ合うことが何よりの精神安定剤
孫たちと触れ合うことが何よりの精神安定剤。
ここ最近、そんなことを強く感じている。
コロナの勢いが止まらなくなり、孫に会いに行くのも我慢していた日々が長く続いたが、私もワクチンの2回接種が済み、孫の面倒をみることが最近になってまたチラホラとでてきた。
***
ママがどうしても仕事を休めない時があり、本当に久しぶりにふたりの孫の子守をしに長女の家に行った。
4歳のコータは「ばーば!」と言って一瞬目をキラッとさせ、駆け寄ってぎゅーっとしてくれる。
妹の2歳のハナはツンデレ。
『ふ〜ん』というような顔でニヤッとするものの、ぎゅーはしてくれない。
しかし部屋に入ると絵本を持ってちゃっかり私の膝に座りに来るのが、ツンデレハナちゃん。
そこからコータとハナの〝ばーば争奪戦〟が繰り広げられる。
ーーなんだ〜この幸せな状況は。
両手をそれぞれ引っ張られ「ばーばあっちで遊ぼう」「ばーばこっちで遊ぼう」と、その痛みさえ心地良く、二刀流でふたりの相手をするのも愛おしくて苦にもならない。
帰るとなると瞬時にコータは顔を曇らせる。
一方ハナちゃんは、まだカバンをも手にしていない私に『ばいば〜い』と満面の笑みで手を振ってくれる。
「また来るからね」
寂しそうなコータをぎゅーっと抱きしめる。
するとハナちゃんもぎゅーして〜ってやってくる。
可愛くて可愛くてたまらない。
***
そしてもうひとりの孫ちゃん。
息子の子供の2歳になったばかりのユーヤくん。
お話上手に拍車がかかり、しばらく会わない間にさらに色んな言葉を覚えていて驚いた。
ユーヤのママのお腹には赤ちゃんがいて、先月から2週間ごとの通院となり、さすがに息子もそんな頻繁に休むことも出来ず、お嫁ちゃんが検診に行く間の子守を頼まれ、息子の家に行くようになった。
おままごとをしていると、お野菜を私に渡してくれる。
「ばーば、しっかりもって〜」
本物のお野菜も大好きなユーヤくん。
きっとスーパーでママにそう言われて何かを持たせてもらってるんだね。
「しっかり持ったよ〜」
私は渡されたおもちゃの茄子をしっかり持ちながら幸せを噛み締める。
それまでユーヤは私のことをたまに『おか〜さ〜ん』と呼んでくれていた。
それはきっと、お嫁ちゃんが私のことをそう呼んでいるから。
それが最近なぜか『ばーばく〜ん』に変化。
自分のことを『ユーヤくん』って呼ばれてるからかな?
うん。『ばーばくん』も悪くない。
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ママが病院に行ってる間、ふたりでお昼ご飯を食べていた時のこと。
「美味しいね〜」
と言いながら食べていると、ユーヤが
「ばーばもたべてたべて〜」
と言ってくれたので、
「うん食べるよ〜」
と言ってパクっと大きな口を開けて食べると
「えらいね〜いっぱいたべたね〜」
と言いながら、私の頭をヨシヨシしてくれたのだった。
驚くのと面白いの嬉しいのとが混ざって、なんとも言えない気持ちになる。
これもきっと自分が日頃からパパやママにされていることなのだろう。
なんとも幸せな会話。
なんとも幸せな時間。
ユーヤとふたりで遊んでいると、本当に不思議なのだがいつも決まって眠くなる。
日中に眠くなることなんてほとんど無いのに。
私は確信している。
それは最大にして最強な〝癒し〟なのだと。
そう、私は間違いなく孫たちに癒されている。
数あるどんなヒーリングミュージックよりも、数あるどんな精神安定剤よりも効く、かけがえの無い特効薬である。
***
先々週、息子の家に子守に行った時に、長女一家が近くまで来たからと、わざわざ車で私を迎えに来てくれたことがあった。
帰り道、皆んなでお昼を軽く食べ買い物を済ませ、私のマンションの前で降ろしてもらった。
甘えたのコータがマンションの前に着くなり、
「ばーば帰っちゃうの?」
と顔を曇らせる。
「ごめんね。今日はもう帰るね。また遊ぼうね」
私がそう言うと、コータが私に抱きつきこう言ったのだった。
「ばーばに会いたい…」
ーー会ってるのにもう会いたいの…?
思わずまたぎゅーっと抱きしめながら、こう言った。
「ばーばも会いたいよ。また今度お家に遊びに行くから待っててね」
***
遊んでもらってるのは私のほう。
元気と癒しをもらってるのは、間違いなく私のほうなのだ。
ワクチンが済んだとは言え、そんなに頻繁には会いに行けないのが実情。
だからこそ、たまに会えた時にはキチンとマスクもして、手洗いもしっかりして、孫たちにめいっぱい遊んでもらっている。
私の一番の精神安定剤。
大切な存在。
大切な時間。
この子達に巡り会えたことに感謝。
結婚生活は長くは続かなかったが、結婚して子供達を生んだからこそ、可愛いこの子達にも巡り会えた。
ありがとう、みんな。
生まれてきてくれてありがとう。
ばーばくんは幸せでーす!
最後までお読みいただき有難うございました♪
ではまた。 Tomoka (❛ ∇ ❛✿)
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