思わず手帳に書き留めた本
こちらは、タイトルを見て興味が持てずに読まなかった本。
ところが、最近本屋さんでなんとなくパラパラとめくっていたら、仕事、生活にまつわる大切なヒントが沢山載っていて、手に取らなかったことを後悔しました。
中でも心に響いたのが、「本を読むということ」の章。
自分の手帳に「本を読むということ」の冒頭の7行を書き留めました。
読書は情報収集でなく、読み方によって、経験になり、知識になるということ。それには、どのように読んだらよいのかについて書かれていてあります。
このほか、松浦さんが働くうえで大切にしていることが書かれた「僕が大切にしている働き方」では、なぜ、ここまで人から必要とされる人になったのかがわかるヒントが散りばめられています。
また、仕事する際の人間関係作りのポイントから心の余裕の作り方、ヒットする商品の共通点や家庭料理とは何かということまで、仕事、ライフスタイルにまつわる大事なことが満載だったので、手帳に書き留めておきました。
かっこいいなぁ、本当にそうだなぁと思ったのが、仕事をくれる人に対して決して損をさせない、ひたすら相手が儲かることに尽くし、自分の儲けはそのあと、というところ。
フリーランスで生きてきた経験があるからこその言葉ですね。
それが次の仕事に自ずと繋がっていくということであり、フリーランスで生きるということは、その姿勢がないと厳しい世界ともいえます。
「最初で最後の仕事として臨む。最高の仕上がりをめざして決して手を抜かない」という松浦さんだったからこそ、今の松浦さんがいらだしゃるのでしょう。
私も仕事をするうえで常に忘れないでいることは、「会社(クライアント)と読者に喜んでもらえる記事を作ること」。それが結果に繋がっていくことを、これまで体験してきました。
フリーランスの人もそうでない人も、仕事でちょっと行き詰まっている人におすすめしたい本でした。