5.13 バンコク、バスの運転手

予防接種、2回目。

前回は妹が注射が嫌いという理由で
顔面蒼白になり迷惑をかけた。

そんな騒ぎもあり、
打ち終わったあとも3日ほど安静に。

今回もしっかり朝ごはんを食べ、
夜も早くぐっすり寝て
万全の体制で挑む。

病院に着くと、
前回会計の受付をしてくれていた
看護師さんと目が合う。

ペコッと微笑むと、彼女は
あ、この前のフラフラ倒れた子達ね!と
手を合わせて顔の横に持っていき
フラフラっとポーズをする。

そしてすぐさま前にいた
前回1番お世話になった看護師さんの
肩をたたき、

あの子たち来たわよ、
あの倒れてた子達、と
お寝ねんねジェスチャーで伝える。

彼女は振り向きわたしたちを見て
またお寝んねジェスチャーをし
笑っている。

やはり覚えてくれていたようだ。

注射を打つ前も、
今日は大丈夫かい??と聞いてくれる。
優しい病院である。

妹も楽しそうに
同じジェスチャーを帰して
手まで降っている。

前回大迷惑をかけたのに
のんきなやつである。

お昼は楽しみにしていた
病院のフードコート。
安くて種類が多くて美味しいのである。

何よりカレーが美味しくて、
カレー以外にもプラス1つ
副菜を選べるのも嬉しい。

予防接種もあるし、
安静にした方がいいのは分かっているも
タイカレーのとりこ。

辛いのは危険と思いながらも
ついついタケノコカレーを頼んでしまう。
そしてこれがまた絶品なのである。

タケノコのちょっとした臭みと食感、
チキンにハーブのような葉っぱ、
スパイスとココナッツ。
ちょっと辛くて甘くて酸っぱくて
色んな味のするタイカレー。
やみつきだ。

ジュースも甘そうで
カフェインの入っていなさそうなのを選ぶ。
当てずっぽうで指さしたのは
紫の濃いジュースだったが、
これがまた当たり。

紫蘇ジュースのようなもので
ものすごく甘いが、
熱中症によく効きそうな味がする。

帰り道のバスの中。

バスの運転手さんが切符売りのお姉さんに
「ちょっとそこのフランクフルト
2つ買ってくれや〜」と叫んで
ドアをバタンと開ける。

お姉さんがはいは〜いと
空いたドアからバス停の横の屋台の人に
後ろから声を掛けて、2本購入。

買ったあとバスは動きだし、
切符売りのお姉さんは
運転手さんに渡しに行った。

なんだか楽しそうで羨ましい。
こんな風に好きなように働けたら幸せだろう。
日本は厳しすぎるのかもしれない。

家に着いて今日は1日安静に。
ベッドで寝転んでいるが、
なぜかあまり眠くない。

気がついたら20時。
4時間ぶっ通しで
ハリーポッターの賢者の石が
読み終わっていた。

スマホの持ち過ぎで
親指の付け根が痛む。

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