世界一周146日目🇺🇿 9.14 ブハラ、朝マーケットとチームのバランス


気が付いた。
旅はマルチタスクだ。
やるべきことが多くて
同時に処理しなきゃいけないことが
多すぎる。大好きだけれど苦手分野だ。

自由度が高すぎるのもある。
毎日の予定を考え、目的地を決め、
ルートを調べて、時間の使い方を決め、
現金を確保し、ご飯と宿を考え、治安を考え、
慣れないルールや文化を
都度学び、知り、守り、
言語も切り替えて、
体調とも相談して、
知らない人と出会い、
情報があまりに多い日々。

頭がパンクしている。
働いていた日々と少し重なる。
脳ににモヤがかかったような、
潜在意識にさまざまなタスクが
のしかかる感覚。
意図的にやらないことを決めて
情報を遮断し、集中しなければ。
後回しにせず、重要なことから
一つずつやる以外に方法はないだろう。

妹も疲れが溜まっているようで、
今日はゆっくりする日に。

朝6:30に起きて
モーニングマーケットへ。
駐車場にはハイエースのような車や
トラックが並び、その後ろを開けて
目の前の道路に広げて売っている。

朝の爽やかな空気と
果物の甘い香りが広がって
幸せな空間だ。

りんご、プルーン、スモモ、ぶどう、
小さい苺、スイカ、メロン、ザクロ、、。

専門の農家さんが自分のところの
その野菜を売っている雰囲気。
大きなトラックに
メロンがびっしり、
スイカがびっしり、
とうもろこしがびっしり、
とにかく歩いて見るだけでも面白い。

みんな野菜と果物を売っている中、
パンを売っている人が一人勝ちしていた。
たしかに、買いにくる人も
出店者もみんなついでに朝ごはんのパンも
買っていくだろう。いい戦略だ。
小さなリヤカーで出店者向けに
売り歩いている人もいた。

このリヤカーのパンが
甘くて塩気がなく、
まだお腹が空いていたたので
サモサも購入。
具が恐ろしく少なかったが
朝なのでちょうどいい。

屋根のある半室内は区画があって
少しずついろんな野菜を売っている
お店が多い。
こっちがスーパーのような感じで
ちょっと高級路線の人が
買いに来る場所なのだろう。

寒くて甘いパンのあとは
とにかく塩っぱくてあったかい
野菜スープが飲みたい。
ここで野菜スープを売ったら
絶対に一人勝ちできる。
ウズベキスタンの
美味しい朝取れ野菜のスープなんて
観光客も絶対食べたい。

おじさんがなんやらスープを
食べているのを発見。
お盆に4つのっており
それどこで買える?と聞くと
おばちゃんに頼んで一つ買わせてくれる。

買ったあとで値段は350円と言われ、
高すぎるだろ、、と思うも、
そのお金をでもポケットに入れず
スイカの下にちゃんととっておいてて
売っていたおばちゃんにあげるのかと思うと
適正価格だったのか。

スープはあんまり美味しくなかったが、
ここで食べていいよと
台のスペースを貸してくれ
椅子を持ってきてくれたり、
隣のおばちゃんは
パンを置けるように
ビニール袋を敷いてくれたり、
周りの出店者に聞かれれば、
日本の子だよ〜と
なんやかんや紹介しつつ
世話を焼いてくれる。
いい人ではあった。

妹は納得の行かない価格の
350円分を回収したいと
おじさんにGoogle翻訳で
いろいろ聞くことに。
得られた情報は、
朝5時に起きているらしく、
スープは小麦から出来ているようだ。

この国のマーケットは
清潔感が圧倒的だ。
スパイスを整えるときに
素手ではなくビニールを使い、
ひまな時間にレモンを洗ったり
トマトや野菜の泥を拭いていて、
お肉は冷蔵されてラップがしてある。

インドはなんだったのだろう。
東南アジアや香港でも
常温のお肉に赤いライト、
ハエが来ないように上でくるくる
回っているヒラヒラの光景が
当たり前になっていたが、
この清潔感は幸せである。

第一、臭くなくフルーツの香りで
いっぱいなのだ。

スパイスと乾物屋の並びで
ドライフルーツを味見してってー!と
おじさんが差し出してくれる。
わたしはアレルギーなので
断ったが、妹は苺を食べて
めちゃくちゃうまい!
と立ち止まらず歩いていて、
おーい、ナッツも!と呼びかけられて
わざわざ戻って
立ち止まらず歩きながらもらって
すぐに去る。

せめて止まってあげなさい、
買う意思が全くない
試食のもらい方で
笑ってしまった。

白いキャンディみたいなのが
チーズ屋さんの手前の台にずらりと並ぶ。
黄色とカラメルのようなものが
銀のタライに入っていて
ハード系のぷりんのようなものも
売っていたが、
よく見ると油のかたまりだった。

このキャンディらしき商品のために
わざわざ屋根のある一角全部とは思えないが、
チーズを作った余りで出来るものなのだろう。

1人のおばちゃんがフレンドリーで
いろいろ話しかけてくれる。
Google翻訳を使いながら
少しおしゃべりすることに。
日本と韓国の化粧品の
広告がたくさん、大げさすぎる、
みないなことを本当かい?と
聞いてきた。

たくさんあるよ、と答えるも
すっぴんで出てきたわたしたちは
説得力がなくら化粧品の広告は
効果があまり出ていないと
思われたかもしれない。

年齢を聞かれて答えると
驚いたように、同じ列でチーズを売っていて
興味がありそうに会話を見守っていた
3.4人のおばちゃんたちに
この子たち何歳だってー!と
シェア。おばさんは噂話が早い。
おそらく16.7歳に見えるわ、と
言っていたのだろう。

オパ、シンギル、と
ウズベク語で姉、妹と説明すると
よろこばれるし心の距離が
ぐっと縮まる。
スリランカで学んだことが
次の国でも生きている。

そのあと、はちみつ屋さんが
ひとくち味見をさせてくれる。
朝から甘いものを食べると
血糖値が上がって気持ち悪いので
悩んだが、わたしももらうか、と
食べたらびっくり、美味しすぎる。

舌に残るような嫌な感じが一つもなく
それでいてお花のような、
いろんな濃厚な味わいが
口いっぱいに広がる。

夢でも見たのかと思うような
あまりに美味しい
ひとくちのはちみつだった。
便が漏れでそうなプラの入れ物じゃなければ
絶対お土産で買ってた。

土曜日は1番盛り上がる日らしく、
広場で歌とダンスのパフォーマンスが始まる。
お客さんの3人組のおばちゃんが
一緒に踊っている。

割とノリノリで見ていたわたしたちに
おいで、おいで、と言ってくれるも、
すっぴんメガネにビアラオTに
上着を斜め掛けという姿で、
帽子だけ似合ってるので
テレビかYouTubeの撮影に
抜かれるわけには行かなかった。

踊る前から謎の撮影の
大きいカメラに長い間
写されていたのだ。

苦笑いしてそれ以上乗らなくて
やんわり断った感じを出しても
まだずっと撮られていて困った。
なので一緒に踊り出したら
確実にまた写されてしまうだろう。

そのあと、日本語の出来る方がやっている
スザニ刺繍のお店を発見。
彼女のオリジナルデザインの
意味や込めた思いなど、
いろんなお話が聞けて楽しかった。

記事を書くために
ゆっくりカフェへ。
2階席の景色がキレイで
夕焼けがものすごく美しかったが
記事に集中しすぎて
ほとんど見逃してしまった。

旅の予定が
いつまで経っても立てられない。
そもそもその時の気分で
何をするのか決めたくて
予定という概念がない2人。
お土産忘れて確信したが、
わたしたちのチームは
バランスが悪い。

計画性のあるしっかりものが
明らかに不足している
だいたい前日の夜に次の日の移動を調べて
売り切れていたり焦ったり。

忘れ物も多発している。
くつ、シャツ4つ、ブラウス、上着。
各所でどんどん忘れている。
昨日はお土産袋。

ヒヴァに行くかどうか
調べてたら、気がついたら
キプロスこのタイミングで行くかの話に。
どんどん話題が飛ぶ感じも
自分たちじゃ普通だけど
他の人たちが計画をしていたら
ありえない話な気がする。

逆におばちゃんやおじさんによく
可愛がられて、フルーツやお菓子やら
もらったり、ノリがよくて
お隣さんと一緒に飲んだりという
得意というかよくあることも似ている。

とにかく苦手なことが似ていて、
得意なことも被りがち。
バランスのいいタイプではなく
どちらかというと尖っている
部分が重なっているので
チームとしては非常によくない。
計画性のあるしっかりもの、
一緒に旅をしてくれるか
日本からのサポート
お待ちしております。

というか、こういう
移動とか予定とか宿泊場所とかを
みんな旅行会社にお願いしているのか。

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