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パリでブラジル人のお母さんがくれた、心を照らし続ける無条件の愛とハグ。


みなさん、こんにちは!まろです。

「愛とはなにか。」

そんな漠然としたことを
考えたことはありますか?

わたしはパリを旅していて、
ブラジル人のお母さんがハグをしてくれたとき、
愛とは何かを教えてもらった気がしました。

もちろんいろんな愛があり、
いろんな愛の形があると思いますが、

「わたしもこんな風に
人を愛せる人になりたい」

と、心に核のようなものができた
体験でした。

今回は、そんなハグのお話を。

このような旅の忘れたくない経験を
noteに旅日記として書き綴っています。

noteの他にも、忘れたくない
旅の思い出を、コラージュしてまとめています。

旅先で集めたチケットやパンフレットや、
時には箸袋を切り貼りして。



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それでは本編に戻って、
スタート!

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パリの空港には20時に到着した。

そこからバスに乗り換え、
市内へ向かい、いくつか電車を乗り継いで
最寄り駅から10分ほど歩いて
宿へ向かう。

夜のパリに一人。

バルト三国を友達と旅をして
お別れをし、

次にそのまま一緒に旅をする予定の
台湾出身のルームメイトとは、
パリで合流することになっていた。

リトアニア、ラトビア、エストニアの
バルト三国。

日本人の同じサークルの友達が
同時期に、それぞれ

ポーランド、フランス、
デンマーク、エストニアに
留学しており、
一緒にバルト三国を旅したのだ。

このときの、たのしかった
思い出はまたいつか。

ルームメイトのMちゃんは、
一足先にパリを楽しんでいた。

カウチサーフィンを使い、
パリに住むブラジル人の家族の家に
1週間ほど泊めてもらうことになっていたのだ。

Rくんという歳の近い息子さんが一人いて、
MちゃんはRくんに
パリの街を案内してもらっていた。

わたしが到着する日は、
MちゃんとRくんは友人のBarの
コンサートに行ってて、
少し遅くなるから先に家に帰っててとのこと。

お母さんがお出迎えしてくれるよ。

そんなわけで、
エストニアからパリの家までの旅路は
一人だった。

春の20時の夕暮れ時。
空港から市内へ向かうバス。
ピンクと紫に染まる空。

パリの夕焼けは、こんなにも
キレイなのかと感動した。
心が震えた。

旅先で見る夕暮れは、
なぜがいつもと違って
特別な気持ちになる。

そんな一瞬の夕暮れがすぎ、
あっという間に辺りは夜になる。


パリの電車はかなり治安が悪いと
聞いていた。
特に夜は危険らしい。

薄暗い湿った地下鉄のホームに、
薄暗く不気味な車内。
びくびくしながら電車に乗る。

席はまばらに空いており、
立っている人もいる。

できるだけ目を合わせないように、
でも、怪しい人からは離れるように、
きょろきょろしすぎて
目立たぬように。

一刻も早く最寄り駅に着くようにと祈りながら、
神経を張り詰めて、やり過ごす。

長い長い時間に感じた。
何事もなく、ようやく最寄り駅に着いた。

次は10分ほど歩くという
試練が待っている。

パリの中でも比較的治安のいい区と
治安の悪い区があり、

泊めてもらう予定の家は、
治安の悪い区と普通の区の中間くらいだった。

治安の悪いで有名な、
知らない街に1人で夜道を歩くのは
正直かなり怖い。

駅から出ると、
道には大量のバイクが留めてあり、
イメージのような花の都のパリではなく、
アジアのような雑多な雰囲気があった。


体格がよく、見慣れない肌の色の人に、
知らない言葉が道から聞こえてくる。

視線を感じでドキドキするが、
それを悟られないよう、
絡まれないように、
堂々と、小走りで歩く。

スマホも取られる危険があるから、
あまり道で使わない方がいいと
聞いていたので、

道を確認するのも緊張が走った。

そうしてなんとか家にたどり着いた。

一階がレストランになっており、
ブラジル料理屋さんをやっているという。

優しそうなブラジル人のお母さんが
お出迎えしてくれた。

お母さんは英語が話せない。
よく来たね、
疲れているでしょう。
お腹も空いているでしょう。

そう言ってくれているようで、
机に座るように言われ、
座るとすぐに

冷蔵庫から見慣れないブラジルの缶ジュースに、
豆のスープのような料理を平たい皿に盛って
出してくれた。

食べ慣れない味だったが、
やさしい手料理の味がして
美味しかった。

やわらかい豆とやさしい味で
少しずつ緊張がほぐれていく。


食べ終わってお礼を言うと、
疲れたでしょうから
ゆっくり休んでね、と
部屋に案内してくれた。

外の危険から離れ、
安心できる空間にこれて、
やっと肩の荷が下りた。

少しするとMちゃんとRくんが帰ってきた。

Rくんに初めましてをして、
少し話して眠りにつく。


パリで過ごした時間は楽しかった。
ルーブル美術館に行ったり、
川沿いを歩いたり。

パン屋さんのフランスパンに、
スーパーで買ってきたフォアグラのペーストと
チーズを乗せてワインと食べたり。

この話はまた次回にゆっくり。

そして4日ほどお世話になって、
次はスペインに向かう。

お母さんとお父さんにも
お礼と別れのあいさつをする。


お母さんは丸い体で、
温かいハグをくれた。

ぎゅうっと存在そのものを
抱きしめてくれるようなハグ。

言葉は分からなかったが、

来てくれてありがとう。
大事な息子とたのしい時間を過ごしてくれて
本当にありがとう。

たくさんありがとうを伝えてくれた。

お世話になってお礼を言いたいのは
こちらの方なのに、

あたながそこにいてくれるだけで、
ここに来てくれただけで、
存在してくれているだけで
ありがとう。

あなたは特別で、かけがえのない、
大好きで愛する存在なのだ。

そんなことを伝えてくれた。

ほんの数日でも、
お母さんはわたしに無条件の愛を
こんなにも注いでくれた。

○○してくれたから、ありがとう。
○○だから、好き。

ではなく、
ただあなたがいるだけで、
あなたでいてくれるだけで、
ありがとう。

ただそこにいるだけで、
あなたはわたしにとって
特別で大好きで愛される存在なのだ。

そんなことが伝わってくる、
愛に溢れたハグだった。

ほんの1,2分の出来事だったが、
愛とは何かを教えてもらった。

無条件で、すべての人を愛するということ。

わたしもこんな人になりたいと、
人生の目標のような、指針のような、
とても大切なものをいただいた。

この日から、ずっとわたしの
心の指針である。

存在そのものを認めて、愛して、
感謝をされるというのは、
久しくない、強烈な体験だった。

こんなにも幸せなことなのかと。

きっと産まれてきたときは、
人はみなそういう存在だったと思う。
何もできなくても、
そこにいるだけで
愛される赤ちゃんのような存在。

でも段々と社会に出ると、
条件付きの愛が増えていく。

成績がいいから、スポーツができるから、
可愛いから、気が利くから、
いい子だから、努力家だから。

段々と愛される理由があるのが
当たり前になっていく。

けれども、本当は理由なんていらなくて、
ただその存在だけいい。

そんなことを教えてもらった。


生活をしていれば、
いい人ばかりでないし、
心の武装を常に100%解除はできず、

無条件にすべての人を愛すことは
できないことの方が多いかもしれない。

それでも、
少しでもこういう心でいられる時間が増えるよう、
過ごしたいと思う。

わたしにとって、
このお母さんがくれた
無条件の愛は、

理想とか憧れを越えた、
心をずっと照らしてくれるような
やさしい光になった。

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