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パラレルワールドの分岐点に気付く

この現実と並行していくつも他の現実世界(パラレルワールド)があるそうです。まれに他の現実世界と今の自分が選択してる世界が重なる点があるらしく、それを分岐点というそうです。
色々定義があるとは思いますが、私の感じた分岐点を書き残しておきます。

大好きな人の隣に居るとき、心の中で吹き出してしまいたいのに、我慢した瞬間。それが分岐点です。
もし、自然と笑っていたら、私は楽しい方へ現実移動していたでしょう。
我慢したままでいたから、面白くない方の現実に留まってしまいました。

今朝のNHK朝ドラ「舞い上がれ」の一コマで分岐点を見つけました。

スワン号設計者:杉谷先輩と、プロペラ班:玉本先輩が、新しいパイロットの体に合わせたスワン号の設計やり直しをするしないで言い合いになった場面です。
スワン号は杉谷先輩が設計してこそ飛ぶのですが…杉谷先輩は期限が直近すぎると及び腰です。

玉本先輩が、パイロットの危険を顧みず機体の重心を変更し設計は自分がすると明かすと、杉谷先輩はスワン号の設計やり直しを受諾しないくせに、玉本先輩に向かって、そんなの無理だ飛ぶわけない無責任だと責めます。
すると「お前が設計をやらんからや」と玉本先輩は強く責め返しますが、杉谷先輩はすぐに「すまん」と玉本先輩の気持ちを受け止めて謝りました。

もしもここで、杉谷先輩がすんなり謝ってなければ、その後スワン号は飛んだでしょうか?なにわバードマンの部員たちも解散しドラマは寂しい方向へ進んだでしょう。

このドラマの中で、主人公の舞と舞のお父さん、そして杉谷先輩と永遠の3年生:空さん。特にこの人達の人格は際立って見えます。建設的で素直。言葉の応酬を選ばず、気持ちの切り替えも自然ですんなり。特に舞は、相手に話しはじめる時も、いきなりでなく相手のペースを守ります。
みんな精神的にタフです。

だからこのドラマは、悲劇に傾きかけるとすぐにバランスを中立に戻して、みんなの最善へ向けて進みます。本当に飛び上がる飛行機そのもののようです。

誰を責めていても話はうまく進みません。
自分の気持ちも相手の事情も静かに受け止めながら、まだ見ぬ現実へ成長しようと一瞬一瞬を選んでいく。
あらゆる分岐点が私たちの現実にはあります。
どうかリラックスして、素直な気持ちの方へ進んで行けますように…☺🛩