不確実な時代の意思決定プロセス「エフェクチュエーション」とは
おはようございます。リリーです。
会社員を卒業し、フリーランスとして独立してから半年が経過しました。
次の1歩、2歩を踏み出すために色々行動している最中ですがそんな中で出会った考え方「エフェクチュエーション」をご紹介します。
フリーランス、経営者、会社員問わず、
・不確実な世界で何か成し遂げたいことがある
・何かをしたいけど何からはじめていいかわからない
という方の参考になりましたら幸いです。
エフェクチエーションとは
エフェクチエーションとは、経営学者サラス・サラスバシー氏が提唱した、成功を収めてきた起業家に見られる「高い不確実性に対して、予測ではなくコントロールで対処する思考様式」です。「目的」を起点にする考え方ではなく、「手段」から何ができるかを考え、偶然性を味方にして行動を続けていく考え方です。
エフェクチュエーション「5つの原則」
エフェクチュエーション「5つの原則」は下記の通り。
手中の鳥の原則:目的主導ではなく、既存の手段主導で新しいものをつくる
許容可能な損失の原測:利益最大化ではなく、損失が許容可能かに基づいてコミットする
レモネードの原測:予期せぬ事態を避けないで、活用する
クレイジーキルトの原則:周囲とパートナーシップを築く
飛行機のパイロットの原則:コントロール可能なことに集中し、予測ではなくコントロールによって結果を出す
これを見て、フリーランス駆け出しの私はグンと背中を押された気持ちになりました。既存の「できること」からとりあえず行動してみて、あとは柔軟にコントロールしていくわけです。
ん、なんかできそうかも?
自分に何ができるか考えてみます。
また、私自身は会社員時代から「目的志向」が染みついていますので、とはいえ目的も大事よね、とつい思ってしまいます。
エフェクチュエーションの原則を読み、私のように批判的にとらえてしまう方も実は多いのではないでしょうか。
色々調べていくと、目的志向とエフェクチュエーションは共存も可能で、どちらかがどちらかを全否定するわけではないということです。
なるほど、目的志向バリバリの企業向け案件でもエフェクチュエーション使えるかも?と、企業向け案件でもこの考え方が活用ができそうです。
今週末は「1.手中の鳥の原則」にしがたい、
・自分は誰か?
・何がを知っているか?
・誰を知っているか?
を改めて整理して、自分が大きく背伸びしなくてもできそうなことを考えてみたいと思います。
最後に、私が今読んでいるエフェクチュエーションの本はこちらです。
入門書ということで、非常にわかりやすく、実践的な内容です。あと、表紙が印象的でかわいい(表紙って大事!)
気になる方はぜひ手に取ってみてください。
『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』
吉田 満梨 (著), 中村 龍太 (著)
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