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【新型コロナ】ワクチン接種と免疫不全

世界各地でオミクロン株の感染拡大がピークを超え、次の変異種BA1.1が蔓延してきているという中で、気になる報道がありました。

エイズ(後天性免疫不全症候群)を従来よりも早く進行させる毒性の強いHIV(ヒト免疫不全ウイルス)変異株が発見されたというのです。

HIVは免疫細胞の1種、CD4陽性リンパ球を破壊し、感染者の免疫力を弱めることで様々な病気に罹りやすくなるウイルスです。

HIVに感染した結果おこるエイズがどういう病気か、については以下のページで分かりやすく説明されています。

AIDSは、後天性免疫不全症候群(Acquired Immuno Deficiency Syndrome)の略称です。 つまりAIDSとは、生まれたあとで人間の体内の免疫システムが損傷を受け、外部からの病気、病原体を撃退できなくなったことによって起こる様々な症状という意味です。
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人間には体内に侵入してくるウイルスや細菌から身を守る免疫システムが備わっています。 この免疫システムの司令塔の役割をはたしているのが白血球の中のリンパ球の一種である『ヘルパーT細胞』です。ヘルパーT細胞は体内の侵入者を発見すると他の免疫細胞に指令を出して攻撃を命じます。
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HIVは、このヘルパーT細胞に寄生し、増殖した後、この細胞を破壊してしまいます。 これを繰り返すことによって、免疫システムが正常に働かなくなり、健康なときには問題にならないような感染症も発症してしまうようになってしまいます。
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HIVの感染は以下のような場合に起こります。
・セックス中の体液への暴露
・既存の患者からの血液感染
・妊娠、出産、授乳を通じての母子感染

このウィルスは感染力が非常に弱いため、キス、食器の共用、汗、握手、蚊、唾液、トイレ、お風呂、プールなど日常生活では感染しないとされています。

2020年末までのデータでは、世界のHIV陽性者数は3760万人、新規HIV感染者数は年間150万人、年間の死亡者数は69万人となっています。

今回みつかったHIV変異種は、オランダを中心とした合計109人のHIV患者から見つかったものでした。

この変異株に感染していた患者のウイルス量は通常のサブタイプB*に感染した患者の3.5倍~5.5倍となることが判明。
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*ヨーロッパで主流とされるHIVの種類

通常のHIVでは感染確認からエイズに進行するまで平均6~7年かかるのに対して、変異株では平均2~3年でエイズに進行することも明らかに
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また、別のForbesによる記事の中では、新型コロナの変異との関連を懸念する内容も記されています。

免疫力が低下しているHIV陽性者がCOVID-19にかかった場合、新型コロナウイルスはその体内で変異を繰り返し、現在各国で猛威を振るっている新たな変異株のオミクロン株のような、別の変異株を生み出す危険性があると考えている。
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▼HIVとコロナウィルスの共通点とは

ここで思い起こすのが、新型コロナウィルスとHIVの類似性を発見したという2020年のコロナ禍初期での研究です。

上記は香港のSouth China Morning Postでの記事ですが、抜粋すると以下のような内容が語られていました。

中国の科学者たちによる新しい研究によると、新型コロナウイルスは HIV と同じ戦略を使用して人間の免疫システムからの攻撃を回避していることが判明した。
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HIVも新型コロナウイルスも、どちらのウイルスも、感染した細胞の表面にある、細胞が侵入者を特定するために免疫システムが使用しているマーカー分子を除去していると研究者たちは論文で発表した。彼らは、この共通性により、新型コロナウイルスが HIV のように、しばらくの間、体内に存在し続ける可能性があることを意味すると警告した。
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WHOによるパンデミック宣言がされる1ヶ月前には、昨年 1月で、インド工科大学の研究者が、コロナウイルスに HIV の要素が挿入されている、という内容の論文を発表しています。

これは後に撤回されたものですが、以下のような内容でした。

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新型コロナウイルスのタンパク質は、 SARS と最も近い祖先を共有しているため、その2つのウイルスのタンパク質をコードする配列を比較した。そうしたところ、新型コロナウイルスから、SARS ウイルスにはない、以下の 4種類のタンパク質の挿入が見つかった。

「GTNGTKR」(挿入1)
「HKNNKS」(挿入2)
「GDSSSG」(挿入3)
「QTNSPRRA」(挿入4)

驚いたことに、挿入しているこれらの配列は SARS ウイルスのタンパク質に存在しなかっただけではなく、コロナウイルスの他の種にも見られないものだった。ウイルスがこのような独自な挿入を短時間で自然に獲得することはほとんどあり得ないため、これは驚くべきことと言える。

この 4種類のタンパク質の挿入は、最近の臨床患者の分離株から入手可能な新型コロナウイルスのすべてのゲノム配列に存在することが観察された。

これらの挿入源を知るために、さらに解析を進めると、予想外に、すべての挿入がヒト免疫不全ウイルス-1(HIV-1)と一致した。

(翻訳の引用元)

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実際、2020年の2月には、タイの病院で中国人旅行客の重症患者に抗エイズウイルス(HIV)薬とインフルエンザ薬を併用して投与し、病状が回復したという事例も報道されてましたね。

2021年に入ると、イギリスの権威ある医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」で、シンガポール国立大学病院の研究者による「新型コロナに感染した患者たちにHIV の偽陽性が出る」という旨の論文が掲載されました。

SARS-CoV-2 (新型コロナウィルス)の抗原/抗体と、市販の HIV 化学発光イムノアッセイとの交差反応性があり、(新型コロナ感染患者から)HIV の偽陽性の結果が得られることが初めて示された。
出典

配列分析により、HIV と SARS-CoV ウイルスタンパク質が、タンパク質のある程度の相同性を説明する可能性のある確認を構築する配列モチーフを共有していることを示した。
出典

コロナウィルスは人体に感染する際に「スパイクタンパク質」(写真でよく見るトゲトゲの部分です)を利用して、ヒトに細胞に吸着し、細胞内に入り込むことで感染状態にする、というメカニズムを持っています。

上記で示した記事は、スパイクタンパク質がHIVのタンパク質に「類似している」ことを示唆しているようにも思えます。

スパイクタンパク質についての詳細は、以下の記事をご覧ください。

▼ワクチン接種後に体内で作られるスパイクタンパク質はどうなのか

前述のインドの大学での研究で解析されたコロナウイルスは、武漢で発生したコロナウィルスと同じものでした。そして、中国当局が発表したコロナの遺伝子配列をもとに、現在流通しているほぼ全てのコロナワクチンが開発が進められました。

その後2年間でコロナウィルスは何度も変異を繰り返していますが、ワクチンに関しては武漢型ウィルスをベースに作られているわけです。

すなわち、ワクチンを接種した人々の体内では、HIVウィルスのタンパク質との類似性も指摘されていたスパイクタンパク質が作られていることになります。

2020年の冬には、オーストラリアで開発中だったワクチンについて、それを示唆するニュースが報じられていました。

オーストラリア政府は、国内の大学とバイオテクノロジー企業が進めてきた新型コロナウイルスワクチンの開発を中止したと発表しました。

臨床試験に参加した一部の人からエイズウイルスの検査で感染していないのに陽性となる偽陽性の結果が出たということで政府はイギリスの製薬大手アストラゼネカなどのワクチンを追加購入するとしています。
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クイーンズランド大学のポール・ヤング教授は「ワクチンは安全で効果も出ていたが、エイズウイルスの反応が出た」と話し、このワクチンを接種する場合はエイズウイルスの検査が必要になるとして、実用化に向かないと説明しました。
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コロナに感染したのではなく、「ワクチン接種した人からエイズの陽性反応が出た」。

当時はあまり大きく報じられませんでしたが、これは注目すべきポイントでしょう。

すでに世界中で30億人以上がファイザーやモデルナのmRNAワクチンを接種しています。それらが作り出すスパイクタンパク質は遺伝子操作されたものなので(コロナウィルスのそれとは完全に同じでないにせよ)、もし大規模に調査すれば、同じようなHIV陽性の事例が見つかる可能性があるのではないでしょうか。

▼ワクチン接種が免疫反応に悪影響を与える

2022年に入りオミクロン株での感染が広がる中、欧州連合(EU)の医薬品規制当局は、コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種を繰り返し行うと免疫反応に悪影響を及ぼす恐れがある、と警告を発しました。

欧州医薬品庁(EMA)は、4カ月ごとのブースター接種を繰り返すと最終的に免疫反応が低下する可能性があると指摘。各国はブースター接種の間隔をより空け、インフルエンザ予防接種戦略で示された青写真のように寒い季節の到来に合わせるべきだとの見解を示した。
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当アカウントでも、ワクチン接種後に現れるさまざまな副反応を悩まされている方々のツイートを集めて記事にまとめていますが、その中には免疫の下がった際に起こりやすい症状も見受けられます。

ワクチン接種後の免疫低下による症状について、アメリカの有志の医師たちのグループ「Americas Frontline Doctors (アメリカの最前線の医師)」は、さらに踏み込んで、「ワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDS)」と名付けて記事にしています。

心筋炎をはじめとするワクチン接種後の病気の発生率が高くなり、急速に進行して死に至るか、ゆっくりと進行して慢性的な病気になるかのどちらかであることから、医師たちはこの現象を「免疫侵食」あるいは「後天性免疫不全」と呼んでいる。
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従来のワクチンとは違い、コロナワクチンはウィルスの一部であるスパイクタンパク質をヒトの体内で細胞内に再現させるように人体を誘導します。

そのために以下のような症状が起きると言います。

(1)これらのワクチンは、ウイルスのごく一部(スパイクタンパク質)だけを認識するように免疫系を「誤訓練」している。このタンパク質がわずかにでも異なる変異型は、ワクチンによって作られる抗体の狭い範囲から逃れることができる
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(2)ワクチンは「ワクチン中毒者」を生み出す。つまり、変異するウイルスのごく一部に対してしか「ワクチン」を受けていないため、定期的なブースター注射に依存するようになる。
オーストラリアの保健大臣ケリー・チャント博士は、コロナ禍は永遠に続くものであり、人々は終わりのないワクチンの摂取に「慣れなければならない」と述べている。これはワクチン接種と再接種を繰り返す定期的なサイクルになるだろう。
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(3)ワクチンでは鼻や上気道の感染は防げず、ワクチン接種者はこれらの部位ではるかに高いウイルス量を持つことが示されている。このため、ワクチン接種者は極めて高いウイルス量を持っているため、「スーパースプレッダー」*となってしまう
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*感染症を引き起こす病原体に感染したホストのうち、通常考えられる以上の二次感染例を引き起こす者のこと。

さらに、ワクチン接種者はワクチン未接種者に比べて臨床的に重症化する。スコットランドでは、ワクチン接種者の感染致死率はワクチン非接種者の3.3倍、入院した場合の死亡リスクはワクチン非接種者の2.15倍と報告されている。
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ちなみに、つい先日亡くなったフランスのウィルス学者、リュック・モンタニエ博士は、亡くなる前にこんな発言をされていたようです。

モンタニエ博士はHIVを発見し、2008年にはノーベル医学生理学賞を受賞されていたというキャリアを持つ方でした。

しかし、受賞後はワクチンに反対する姿勢のために医学会から「異端児扱い」されていたと下の記事にはありまして、おおむね他の大手メディアでも同じような論調で書かれています。

新型コロナウイルスの流行が始まってからは、同ウイルスは人工的に生み出されたものであり、変異株の発生はワクチンが原因だといった持論を展開。ウイルス学者や疫学者からは否定され、科学界での孤立を深めた
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科学的に通用しない理論や根拠のないワクチン反対論を唱え、学界での権威を失った。新型コロナウイルスについても誤った発言をした。
出典

モンタニエ博士が反対していたワクチン業界では、コロナ禍の今のタイミングで、モデルナ社がコロナウィルスで初めて実用化されたmRNA技術を使ったHIV用のワクチンの試験を始めると発表しました。記事中には、ビル&メリンダ ・ゲイツ財団がこの開発を支援しているとも書かれています。

また、ファイザー社がコロナワクチンに加えて、コロナウイルスの軽症から中等症の患者を対象にした飲み薬「パキロビッドパック」を発売していまして、すでに日本政府は200万人分の供給を受けることで合意しています。

この薬については、報道の中で気になるポイントがありました↓

「パキロビッドパック」は、新型コロナウイルスの増殖を抑制する薬と、エイズの治療で使われる薬を同時に服用します。
このうち、エイズの治療で使われる薬は、一緒に服用する薬の効果を高める作用がありますが、種類によっては必要以上に強い効果が出てしまい、健康や生活に悪影響を及ぼすおそれがあるとされています。
出典

なんと、エイズの治療で使う薬とセットで飲むのだそうです。前述したコロナ初期のタイでの治療の成功例を思い起こさせますね。

ここでそもそもの話になってしまいますが、新型コロナワクチンの開発中には国民の7〜8割がワクチン接種すれば、集団免疫によってコロナ禍が終わると喧伝されていたように記憶しています。

それが、以下のような有様に。これまでアフリカを除いて、コロナ禍はじまって以来で最大のピークになりました↓

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出典:One World in Data

詳しく見てみると、以下に示したブースター接種された率が高い地域(おもに欧米先進国)ほど、感染者も増える傾向が見出せます。

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出典:One World in Data

さらに、日本での100万人あたりの死亡率はコロナ禍が始まって以降での最大を記録してしまいました。「ワクチン接種は感染予防にならないが重症化を防ぐ」という苦しいスローガンにも、疑問符を付けざるをえなくなっています。

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出典:One World in Data

こういったワクチン接種の開始後に起こった出来事を単純化すると、以下のようになります。

・2回のワクチン接種が行われた
・それに対して2つのコロナ変異種が現れ、感染が拡大した
・3回目もしくは4回目の接種が行われている
・感染のピークは去ったが、再び変異種が現れている
・ワクチン会社が治療薬を緊急承認させようとしている

これまで私たちが持っていた常識では、ワクチンは感染を予防する手段だったはずなのですが、いつの間にか重症化を抑える手段に変化し、さらに治療薬まで必要だと言うのです。

公式の数字では、日本でのワクチン接種率は80%以上、特に高齢者では90%を超える人たちが接種を済ませたこのタイミングで・・・。

そしてこれから3回目のブースター接種、さらに5〜11歳までの子供達への接種も始まろうとしています。

もし、「アメリカの最前線の医師」やモンタニエ博士の残した言葉が正しかったとすると、今後ワクチンを打てば打つほど、HIVに感染したかのような免疫不全状態の人が増えて、同時にさまざまな病気が蔓延していく。

同時に、その治療薬やmRNAのエイズワクチンへの需要も爆発的に増えていくのではないかな、という想像が働いてしまいますね。

もちろん、ワクチン接種との因果関係はウヤムヤにされたままでしょうが。

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