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ほんとのこと言われるとちょっとホっとするからさ

『ミステリという勿れ』を大人買いしたのですが。
これは、7巻の最後の方のレンくんの台詞です。
(ドラマではレンくん出なかったし、この台詞はなかったかな)

明らかに陽キャのレンくんが、明らかに陰キャで思っていることを話さない整くんがぽろっと言った「サンドイッチにトマト入れるとべちゃっとするからいやなんですけど」という言葉に、一瞬おやっという顔をしてから「おけ!」と嬉しそうに親指を立てていたシーンをうけてのものです。


空気を読んで、ひとのきもちを考えて、ほんとのことを言わないという選択をするひとはぼちぼちいるんじゃないかと思います。
わたしはそのうちの一人です。

先日、ヨガの生徒さんである美容師さん(歴30年、たぶん経営者)に「天パなんですけど、どう伝えたら広がらないように切ってもらえますかね?」と聞いてみました。
すると、「あー、カットだけ?無理だねー」と言ってくれました。あっさりと。

あ、無理なんだ、とすごくすっきりしたんです。
ほんとのことを言ってもらえた、とホっとしました。

レンくんが言ってたことは、こういうことか。
このひとには正直に自分の気持ちをつたえても受け入れてもらえる、という信頼感みたいなものを感じるのか?そこまで深くはないのかな。

単純に飾らないで、嘘つかないで、変に気を回さないで、まっとうに付き合う、ということだけで嬉しいのかもしれない。

そして今日、最近お給料日にわたしの好きなサダハルアオキのケーキを一つだけお土産にしてくれることにしている旦那さんが買ってきてくれました。
3回目です。

1回目はわたしの大好きなショコラプララン。
2回目はシーズンものの抹茶のミルフィーユみたいなケーキ。

2回目のときに、言ってみました。「サダハルではショコラプラランが食べたいなー」。

「それは知ってるけど、ちがうのもいいでしょ」

今日「お土産だよ」とLINEがきたときに、ショコラプラランがいいともう一度伝えるのは、どうなんだろう?とちらっと思いました。

ほんとのことを言ったらホっとするのかな?

言わなかったんですけど。

今日はモンブランでした。
おいしかったです。

でも、ちょっとだけ、もやっとしました。
「サダハルならショコラプラランが食べたいなー」。
プレゼントをもらって、もやっとするって、相変わらずかわいくないんですけどもね。

せっかくのプレゼント、思いは嬉しいので喜んで受けとるというのもありだとも思うけど、わたしは旦那さんに正直に言ったら受け入れてもらえないと思ってるんだな、ときづいてしまったり。

そこまで気遣う必要ないの?どうなの??

ほんとのことを言ったら、ホっとするのか、しないのか。

人間関係ってむつかしい。

とはいえ、嘘ついてる、全部言ってないというのは何となく伝わるので、ほんとのことを言ってホっとする関係が築けたらいいなと思います。
NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)を学ぶタイミングが訪れたかも、しれない。

9/22まで『ミステリという勿れ』1~3巻がKindleで無料で読めるらしい!
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