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Letter to ME

100
自分へ贈る日々の備忘録
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2014年10月の記事一覧

wholesome

女は理想の男について語り、男は理想の女について語る。先輩と後輩で仕事のあり方や人間の関係の在り方について語る。恋愛のあれやそれ、友達とのこれやそれ。健全な場所で、健全な会話をする。今日は、そんな一日だった。久しぶりに健全な時間を過ごしたと思った。

話すと前向きになれる人が一人でも知り合いにいるということはとても恵まれていると思う。落ち込んでいるときには苦痛になることも多々あるものの、それでもとて

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知らない時間

今日は早く帰ってきたからあれやろうこれやろうと思っていたのに、何も達成しないまま眠くなってきてしまった。パソコンに向き合うといつもそうだ。大して見たいと思っていなかった動画を見たり、書けない小説を書いて真っ白にしてみたりして、無為な時間を過ごす。この世界で、私と同じ様に無為な時間を過ごしている人はどれぐらいいるだろう。そんなことを、ふと思う。

人には色んな時間の使い方があって、まだ仕事をしている

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おいしい作り物

先輩が、大福を買ってきたというのでいそいそと職場へ行ってきた。ちょっと風変わりな大福だったので、コーヒーを買って行ってきた。大福は、微妙だったけど、無駄話をした一時間が楽しかったので先輩にささやかな感謝をささげる。

帰り道にはたとケーキを作りたくなり、材料を買い込んだ。ネットでスフレチーズケーキの簡単な作り方を見ていつか作ってみたいと思っていたのだった。コーンスターチやらチーズやらナパージュ用の

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ばかやろうども

今日、本当はズボンを履こうとしたのに、出勤五分前にスカートにした。ミントグリーンのストライプシャツに、ライトグレーの綿のカーディガン。それに合わせるにはズボンはなんだかスポーティすぎると思ったので、濃いチャコールグレーのプリーツスカートを履いた。でも、出勤してトイレの姿見で改めて自分を見たときに、なんだかばかやろうみたいだな、と思った。ズボンだって、プリーツスカートだって、私の寸胴は隠せないのだか

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三年前の人

三年前に付き合っていた人がいた。なんとなく言葉にすると、ちょっと美しい。でも、美しいような付き合いなどではなかった。醜いわけでもなかった。たった一か月半ほどの、付き合いだった。彼には悪いことをした。悪いことをした、といって、謝るつもりではなくて、ただ事実として、客観的に見て、悪いことをしたのだった。それぐらい、ばかな私にも、わかるのだった。

「男は、たとえば、別れた後でも、どんな形であれ、思い出

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うそつきと答え合わせ

答えがほしい、と思うことがある。それは、色んなものことの、世界の、総括的な答えでもあるし、小さなものごとそれぞれの答え。なんでもいい。私を納得させてくれて、ぐっすり眠らせてくれる答えがほしい。

先日、上司につれられておじさんばかりの飲み会に行った。女性は私と私の同期の子だけで、あとはみんなおじさんだった。おじさんたちは酔うとけらけら笑って、昔の話を何回も繰り返して、またけらけら笑う。日中にそんな

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ヒステリックな絵の具

今まで、下手の横好きなりに撮りためてきた写真でフォトアルバムをつくろうと思い立った。手ごろな印刷用紙を持っていないので、仕事帰りに文房具屋で印刷用紙を買ったのだけれど、ふと、絵の具が目に留まった。もうずいぶん、絵なんて、ましてや絵の具でなんて描いてないなあ。絵の具、もう、捨ててしまった。風景でも、人物でも、ずいぶん絵を描いていない。好きだったのにな。絵を習いに行っていた時期もあったぐらいには、絵が

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ごめんなさいの嘘をつく

唐突に、誰かに許してほしいと思うときがある。それはもう唐突に。そういうときはひたすらにごめんなさい、私が悪かったです、と、誰かに謝る。そして、誰かが「いいよ、あなたは何も悪くない」と許してくれる幻想を夢見ている。でも、そんなことは起こるわけがない。だって、誰かに許してもらえるほどの罪を私は犯していないからだ。でも、私にとって私の罪は色々ある。それはもう色々。

たとえば、ブスなこと、たとえば、太っ

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話下手

今月末に職場の先輩の結婚式があるので、シルクのワンピースドレスを買ったのは良いものの、靴とバッグを持っていないのでそれに合わせて今日は都会へ探しに行った。昔は百貨店の洋服売り場なんて怖くて通過するだけでも冷や汗をかいていたのに、今ではそんなに抵抗がなくなった。色々、諦めたかもしれない。綺麗になることや、自分が女性である、ということ。そういうもろもろのこと。まあ、綺麗になれるならいつでもどこでもない

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一番の謎

やる気のないまま仕事をしているととっても罪悪感が募る。あーこれやらなきゃ、とか、うーんこれもやらなきゃ、でもまだ一週間あるなあ…というときの仕事ぶりったら最低だ。お金をもらって仕事をしているはずなのに、権利と義務、需要と供給、とかなんだか、とにかく天秤にかけたらちゃんと、少なくとも自分の天秤は水平にならなきゃいけないのに、これじゃあ給料ドロボーと罵られても仕方ない。と、思うと、また開き直ってしまっ

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