みなもとはなえ

私のいろいろな詰め合わせの場所です。 メール:blocklock8214★gmail.com(★→@)

窓越しに逝く春

今年は窓越しに春が終わっていく。社屋の裏には地元で桜が有名な公園がある。 晩冬から、桜はいつ咲くか、などと話していたのに、気づけばもうほとんど緑がかった木ばかり…

透明の光に包まれて

朝、遮光カーテンを引いていても明るくなる部屋で、私は目を覚まし直感的に「無理だな」と思い、まだいびきをかいて眠っている夫を頼りない声で起こした。 今日は仕事休み…

また年が

また年が明けた。また年が暮れた。生まれてきて何度目か。 そりゃ生きてるからそうなる。そうなることを望んだことは1度もないけど時間は平等であるので、とりあえず年は暮…

報われない夜に

報われない、と、漠然となってしまう夜がある。 何がどう報われないのか、でも、私には説明ができない。なぜなら報われるような努力はしていない。していないけれど、報わ…

悲しみなんて自分ひとりで癒すものさ

友人の中でもわりかし親密な友人の誕生日があったことをうっかり忘れていて、急いでメッセージだけを送った。私はもうすでに三十路の洗礼を受けて身体がボロボロです、と文…

理解の及ばぬ天啓

この時間になると決まって隣家が少し騒がしい。 ドアを開けたり閉めたり、家具を動かしたり、歩き回ってみたり。本当にそんなことをしているのかは知らないが、ドタドタ、…