バッハが永眠するトーマス教会(ドイツ・ライプツィヒ)
今日は3月31日・・・めっちゃ卑近なニュース(?)で恐縮ながら、私の誕生日なんです。今まで還暦だったから還暦プラスワン=61歳ですよ♪
ところで、よく「誕生日が同じ日の有名人は?」ってのありますよね。芸能人とか作家とか。私の場合、ダントツなのがバッハ!
今も音楽史上に残る偉大な作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハは、1685年3月31日生まれ。今年で生誕337年です。
そこで今回は以前、別ブログで書いた記事を修正してバッハが眠る教会に行った時の事を回顧しようと思います。
それはドイツのライプツィヒにある、トーマス教会。バッハは生涯の後半を、このルター派の教会でオルガン奏者&指揮者として過ごしたのです。
バッハが眠る教会と聞いたので、どんなに荘厳で威風堂々な教会なんだろう・・・という予想に反して、地味で小さい教会というのが外観の第一印象。現在あるこの建物は、1496年に出来たそうです。
そして中に入ると、正面にある祭壇前の床下がバッハのお墓。
今も毎日のように、彼の音楽を愛する人々が献花を捧げたり、偉大な作曲家への敬愛とともに表敬訪問をしています。
そして祭壇を背にして後ろを振り返ると、パイプオルガンと練習中の合唱隊。バッハも毎日ここでオルガンを弾いたり、作曲したりしてたんですね!
この教会で司祭さんが行う礼拝・説教の内容に合わせて、毎週毎週それに相応しいカンタータを作り続けたバッハ。ほとんど「週刊バッハ」というペースで、彼が多作な所以。「マタイ受難曲」などもここで初演されんだそうです。
もちろん教会の敷地には、彼の銅像が立っているのですが・・・。
上着の左ポケットが、ウラ地を見せるように引っくり返っているんですよ。「すっからかんで、お金が全然ない!」という意味なんだそうです。
これはライプツィヒ滞在終盤で「お宅拝見」した、バッハより後世のメンデルスゾーンやシューマンが富裕層だったのと大違い。
お金には縁はなかったようだけど、数々の名曲が今でも愛されているバッハ。いまも天国で、高らかに大音量のオルガンを爆奏しているに違いありません!
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