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2023年7月の記事一覧

【随想】映画『もののけ姫』宮崎 駿

【随想】映画『もののけ姫』宮崎 駿

もののけ姫(1997年)を観た。

いつぶりだろう。

それにしても、面白すぎた。

画面に釘づけになった。

何より、背景美術が美しい。

ちょうどデジタル移行直前の、

ジブリアニメの最高到達点のような仕事だ。

この時代のセル画アニメは、いい意味で常軌を逸している。

1995年のドラゴンボールZ『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』しかり。

画面の情報密度が違う。

圧倒的な視覚体験だ

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【随想】映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』岩井俊二

【随想】映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』岩井俊二

リップヴァンウィンクルの花嫁を観ました。

19日まで期間限定でYouTubeで配信されています。

2016年の作品。

3時間もあるとても長い作品です。

ディアドクター。

ヘルタースケルター。

ダンサーインザダークなどを思い出しました。

岩井作品だと、

リリイ・シュシュのすべて。

黒木華演じる23歳のピュアな主人公「七海」が、

綾野剛演じる悪い大人「安室」に騙され、搾取されていく

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【随想】映画『ヴィデオドローム』『裸のランチ』/TV『SIX HACK』

【随想】映画『ヴィデオドローム』『裸のランチ』/TV『SIX HACK』

『ヴィデオドローム』と『裸のランチ』を見た。

クローネンバーグの映画を立て続けに見た理由は、「たまたま思い立った」だけなのだが、見終わってからSNSを周回していると、いやはやどうも、それだけの理由ではないような気がしてきた。

というのも、クローネンバーグの新作(『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』)が8月に公開されるらしく、さらに『裸のランチ4Kレストア版』なるものが、ちょうど今上映されてい

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