【退職エントリ】感謝と謙虚

改めてまして長峰拓海と申します。
「フレキシブルワーク」×「ハイキャリア」に特化した人材紹介サービスを提供しているベンチャー企業に新卒から約2年間勤めておりましたが、退職する決断をしましたので、退職エントリを書きます。

何をしていたのか

主に派遣・正社員紹介の営業(いわゆるエージェント)です。お客様と人材の要件定義から、ペルソナに向けた求人票作成、集客〜決定までのディレクションを行なっておりました。ありがたいことに、1年目からQ目標は全て約120％で達成ができており、新人賞や部署MVP、全社フロントVP賞もいただくことができました。

キャリアアップしたい・社会に貢献していきたいけど、子育てや介護等で時間的制約があるハイキャリア層の求職者と、重要ポジションを採用できないばかりに事業をドライブできない企業をマッチングさせることが自分たちの使命です。ビースタイルはこのマッチングをリモートや時短といったフレキシブルワークを提案することで、実現してきました。

なぜ退職をするのか

退職を決めた背景は大きく2つあります。

①顧客の事業成長に伴走したい気持ちが強くなった

人材業界はビジネスモデル上、すでに採用したいという顕在化されているお客様の要望に対し、どう答えていくかがメインになります。そのため、ご依頼をいただいてからがスタートですが、いただいた求人に対してどうしても人材を紹介できないばかりにお客様に応えきれないという状態が続きました。これはより自身の営業としてのスキルアップや集客に注力することで、改善もされますが、とはいえ全てのお客様のニーズにお応えするのは難しい状況です。

提案して失注ということであれば、お客様の選択であり、自分の力不足でもあるので、割り切れるのですが、お客様の顕在ニーズに対して、応えきれないことが自分の中ではとても悔しくもどかしさを感じておりました。

一方で、事業を伸ばすことについてのお話をお客様から聞くのがすごく面白く、事業成長や経営の支援をしたい気持ちが強くなってきました。戦略コンサルの友人がいるのですが、その友人と〇〇の会社はどう伸びていくのかといった話をするのがとても楽しく、旅行行った時も他の友人は寝ている中、朝方まで話し続けたこともあります。

事業を伸ばす手段として、採用・マッチングの観点になると、どうしても確実性がないため、プロダクトという存在するべきもので支援していきたいという気持ちが強くなったのが1つ目の理由になります。

②より厳しい環境で20代を過ごしたい

もちろん現職でやらなければいけないことは沢山ありますが、より厳しい環境に身をおいて20代をやりきりたいと思うようになりました。現職に全く不満はなく、ありがたいことに色々と任せてもらったり、裁量を感じていている一方で、このまま無意識に自分に満足してしまい成長が止まってしまうのでは？と不安を感じているのが本音です。自分はまだまだだと思っておりますし、学生時代は挫折を繰り返して、成長してきたと思っているので、順調に進んでいるからこそ不安を感じるようになりました。

20代はとても大事だと感じており、自身で常に目標を上げて施策を実行したり、その他プロジェクト等もキャッチアップしておりますがをしているが、環境を変えて市場価値をよりスピーディに高めていきたいと思ったのが2つ目の理由になります。

感謝と謙虚

退職を決めましたが、ここまで成長できたのは今の会社のおかげですし、本当に感謝しております。さらに皆さんはとても優しく、自分で決めた選択ですが、寂しい気持ちもあります。最終日も泣きました。

退職する旨を現在の上司、1年目の上司、人事部長にお伝えさせていただきましたが、3名とも自分のことを考えてくださり、後押ししてくれたので、自分の取った選択を正解にしていくだけだと思っております。

特に人事部長からいただいた言葉が非常に心に残りました。

「成果を出せない時や違和感を感じることが長期的に続く場合、それは感謝と謙虚さが欠落している可能性が高い。だから、その時は立ち止まって自分を見つめ直してほしい。」

この言葉をいただいた時、本当にその通りだと思いました。ありがたいことに1年目から目標達成をできていたり、賞もいただいておりましたが、自分だけの成果だけではなく、周りの皆さんの支えがあってこそだと常々感じておりました。自分1人だけでできたことなんて1つもありません。だからこそ、この気持ちがなくなった時のことを考えると、恐ろしく感じます。

次の企業でも常に周りの方に支えてもらっていることを忘れず、挑戦し続けていきたいと思います。入社エントリはまた次の機会で書かせていただきます。※現職で得たことも書かせてください↓

まずは、自分を育ててくれた現職に感謝をしたいです。
正直めちゃくちゃ寂しいです。
本当にありがとうございました。