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【あがり症】リモート会議でも死ぬほど緊張した話

あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


今回のテーマは、
「リモート会議でも死ぬほど緊張した話」です。


コロナ禍以降、仕事の仕方がかなり変わりましたね。


例えば、
・在宅ワークの解禁
・会議や研修のリモート化
など。


私の会社でも、コロナ禍以降、
仕事のDX化が一気に進みました。


ということで、
リモート会議の”緊張”について
お伝えしたいと思います。


対面会議とリモート会議の状況の比較


重度のあがり症の方にとって、
人前で話すことは、
「猛獣と対峙すること」に等しい感覚です。


この状況を、
対面会議とリモート会議に当てはめてみました。

対面の会議
リモート会議


見ての通り、

対面会議=直接的に対峙
リモート会議=間接的(モニター越し)に対峙

している状況です。


対面会議に比べて、
リモート会議の緊張感がマシな気がするのは、
この違いがあるからですね。


しかし、
ここでひとつ知っておきたいことがあります。


それは、実際の会議において、
心理的に「安全」を感じるかどうかは、
物理的な距離だけでは決まらない。


ということです。


心理的に「安全」を感じるかどうかは、物理的な距離だけでは決まらない


前段のスライドのように、
モニターの向こう側に「ライオン」がいても
襲われることは絶対にありませんね。


つまり、「安全」な状況です。


しかし、実際のリモート会議の場合、
モニターの向こう側は「人」です。


人は、モニター越しに自分のことを
評価したり、批判することができます。


つまり、
・他者の評価や批判
・見透かされている感じ
・緊張時の自分の身体の変化

などに不安を感じる場合は、

モニター越しであっても、
心理的に「安全」な状況ではないということです。


「安全」でなければ、人は緊張してしまいます。


対面会議に比べて、リモート会議の緊張感はどうか?


リモート会議の状況によっても、
緊張の度合いは変わりますが、

あえて結論から言うと、人によりますね〜。


知人にも聞いてみましたが、
対面と同じように緊張する方もいれば、
そうでない方もいます。


ちなみに過去の私はどうかというと、

リモートの方が若干マシな
感じがありましたが、あくまでも”若干”です。


状況にもよりますが、
リモートでもしっかり緊張していました(汗)


その理由は、
緊張時に自分の身体が変化してしまうことへの
不安が大きかったからです。


ただし、これはあくまで私の場合。


人それぞれ、苦手な状況は異なっていますね。


たとえば、
聞き手の”視線”や”表情”、”しぐさ”、人の圧力に
「ウッ」っとなってしまう方は多いと思います。


そういった方は、
直接的に目に飛び込んでくる対面の方が
緊張してしまいますね。

(もちろん、画面越しの視線に緊張する方も
 おられると思いますが。)


リモート会議でも死ぬほど緊張した話


過去に私は、リモート会議で
死ぬほど緊張した経験があります。


その時の状況は以下の通り。

・1人で会議室に閉じこもっての参加。
・約15の事業所をリモート接続。
・参加者は、それぞれの職場でエース級の人ばかり。
 役職者もいる。
・議題は、思わず頭を悩ますような内容(笑)


この会議の最中に、
何となく自分に発言の機会が回ってきそうな
嫌な予感がしたんですね〜。


その予感から、不安が募り、
心臓の鼓動が早くなってきました。


心臓の鼓動を感じた私は、ほとんど自動的に
「声が震えたらどうしよう、、、」
と考えていました。


そして、その思考は不安をさらに強めます。


結果的に、さらに心臓の鼓動が
早く・強くなりました。


このように、
「失敗するかも知れない」という思考によって、
緊張を強めてしまう状況のことを
「予期不安の悪循環」と呼んでいます。


私は、まだ司会者から
発言を求められていないにもかかわらず、
この悪循環にハマっていました。


まさに、恐怖に恐怖している状態です。

予期不安は恐怖への恐怖と呼ばれている。

はじめて学ぶ行動療法/三田村仰(P59)



で、こういう時に不運は重なります(泣)


司会者が私に発言を求めてきました、、、


この先は
ご想像にお任せしたいところですが、
あえて言うと、

声がかなり震え、
そして、そのことにも動揺し、
パニック寸前になってしまいました。


ちなみにこの時の、私の状態を
スライドにするとこんな感じです。


たとえ、猛獣とモニター越しに
対峙する状況だったとしても、

・自分の思考
・緊張時の身体の反応

という名の内なる猛獣と
「直接的」に対峙していたということですね。


まさに、「敵は己の中にあり」だと思いました。


まとめ


今回、紹介したように、
リモート会議だから緊張はマシと、
一言で語れるものではありません。


人それぞれ緊張する状況は異なっている
ということですね。


今回紹介したことを参考にしてみて、

ご自身があがってしまう状況等について
振り返ってみてはどうでしょうか?


自分のあがり症について良く知っておくことが、
改善の糸口になりますからね!


私の体験談が、
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。

(関連リンク)
役に立つ話:予期不安の悪循環
緊張時の「体の変化」に緊張した話
自分の評価を他人にゆだねないこと
完璧主義を薄めよう!
自分をさらけ出す勇気
恥をかく勇気
目の力
表情に反応する脳みそ

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