見出し画像

【あがり症】目の力

あがり症克服のために
トライアンドエラー
(セルフ人体実験ともいう)を
繰り返した、ロン毛のあがり症です。


今回のテーマは、
「目の力」です。


以前、noteに書きましたが、
私は、為末大さんのファンです。


その為末さんのnoteの中に、
「目」について
書かれたものがありました。


それを読んで、
「それ、それ!」と
全力で頷いたので、
まずは、紹介させていただきます。


タイトルは「目という権力」です。↓


読まれた方は、
どう思われたでしょうかね?


さて、ここからは、
あがり症の話になります。


あがり症(社交不安障害)の
定義の中には、
「目」に関することが
記載されています。

他者の注視を浴びる可能性の1つ以上の社交場面に対する、著しい恐怖または不安。例として、社交的なやりとり、見られること、他者の前でなんらかの動作をすることが含まれる。
その人は、ある振る舞いをするか、または不安症状を見せることが、否定的な評価を受けることになると恐れている。

社交不安障害(社交不安症)の認知行動療法マニュアル
(治療者用)P6


ひらたく言うと、
あがり症の方は
他人の目が怖いということですね。


そもそも論になりますが、

人は誰しも
相手の「目」を見て、
それが自分にとって脅威かどうか、
無意識のうちに判断しています。


それは
人間の脳の働きであり、
当然のことなんですね。


しかし、過去の私を含め、
あがり症の方のそれは、
とんでもなく
過敏になっている場合があります。


よって、相手の「目」に
身体が勝手に反応して、
凄まじく緊張するということが
起こるんですね。


そういったケースの一つが、
先日、ご紹介した、
相手の“無表情”に反応して緊張すること
になります。


そのほかにも、
相手の「目」から
その心のうちを勝手に想像して、
自分自身を緊張させる場合もありますね。


例を挙げると、

話している最中に、
相手の目が怒っていると思った時。


睨んでいる
と思った時。


無関心だと思った時。


そこから、
「よく思っていないのでは?」
「話を聞いていないのでは?」
「緊張しているのがバレたのでは?」

などと、
良からぬ思考を立ち上げ、
自分で不安を作り出すということです。


ちなみに、
以前の私はそれによって、
緊張度を爆上げし、
よく自爆していました泣


チーン、、、


さて、
それとは逆に相手の目が
笑っていたらどうでしょうか?


相手の
ニコッと細めた目を見れば、
誰でも緊張は緩みそうです。


人にとって、
相手の笑顔は、
自分の身の安全に
つながっているということですね。


どちらの「目」が安心できますか?


こういったことを
あれこれと考えていると、
目の持つ圧倒的な力
再認識せざるを得ません。


「目の力」一つで、
相手の情動をコントロール出来ると
いうことですからね。


それでは、まとめます。


人は古くから、
社会的な生き物です。


生きていく上で、
他者との関わりは
無くすことはできません。


相手の「目」によって、
自分が影響を受けていること。


自分の「目」が、
相手に影響を与えていること。



自分の「目」が、
自分自身に影響を与えていること。


(「楽しいから笑うのではない。
 笑うから楽しいのだ。」ですね。)


この「目の力」
知っておくと、
あがり症と向き合う上で
何かの役に立つかも知れませんね!


私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです!

(関連リンク)
無意識に湧き上がる緊張はどこから来るのか?
話を聞く時の心構え
自分の評価を他人にゆだねないこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?