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【他伝:誉さん④】バスツアー

私のページを訪れてくれた皆様、ありがとうございます。
そして、ようこそ!

どうも、LOLerです!
読みはローラーを想定しています。一応。

前回の記事からちょおおおっと、時間があいてしまいましたが、
今回は誉さん4つ目の記事になります!

前回までの記事を忘れてしまっている方、
まだ読み切れていない方は、
ここらでいったん、読み返してみてはいかがでしょうか?

さて、最近の私はというと......

※「聞いてねえ」とは言わないで
※話したいの、きいて。お願い。

さて、最近の私はというと、頭部CTを撮ってきました。笑

※去年のうちに投稿しようと思っていたきり、年を越してしまったため
 前談は2023年10月の話です......すっごいごめん!!

先日の朝、家を出る10分前、
家の壁の、こう、角になっているところに、
左の目のあたりを思いっきりぶつけ、脳が揺れ、
2日間ほど頭痛が止まなかったのが理由です。

結果は「蓄膿症気味ですね」と言われたくらいで、特に異常なし。

ただ、頭をぶつけるまでの経緯に首をかしげられました。
「それはご自宅で?」と、何度も聞かれました。

そうですよ。住み慣れたこの家の、角に思いっきりぶつけたんですよ。
うん。わからなくて結構。

ただし、皆さんもお気をつけて。

さ、気を取り直して、
正常だとわかった脳で、本日の記事も書いていこうと思います。


ドタバタ合格記


【他伝:誉さん①】私と取材対象で紹介した通り、誉さんは1年間の浪人生活を経て、現在の大学に入学をしています。

また、前回の記事でも取り上げたように、
高校時代は生徒会活動に全力を注ぎ、
半ば燃え尽き状態で突入した受験勉強には、
あまり身が入らなかったそう。

その結果は顕著に現れ、
第1志望だった東洋大学の観光学部には、残念ながら落ちてしまいます。

合格をもらった大学はあったものの、
興味のないところには行きたくない......。

そんな葛藤を、

「長い人生の中で見ればたったの1年。勉強をガチでするのもいいかな」

と拭いつつ始まった浪人生活。

1年後には楽しい大学生活が待っている!と信じ、
家から約1時間離れた、予備校に通います。

月曜日から土曜日、毎朝9時から21時までの勉強三昧。
もちろん、予備校が休みでも勉強に休みはありません。

当時心の支えだったのは、予備校で進路相談を担当してくれる先生だったそう。
誉さんの頑張りや成果を、大いに褒めてくれる方だったそうです。

「そんな先生の思いや信頼を裏切りたくない

また、「他の予備校生たちに負けたくない」という思いで、
1年間の浪人生活を過ごしました。

不合格通知をもらってから1年後。

見事、変わらず第1志望だった
東洋大学観光学部の合格通知を手にすることができました。

※私は東洋大学の学生ではありません
※あれれ?と思ったそこのあなた
※いつも読んでくださって、ありがとうございます
※もう少し先まで、読み進めてみてください

喜びと安堵に肩の力は抜け、
しかし、親戚や予備校への連絡を済ませて喜びを分かち合い、
大学から送られてくる案内に沿って入学金を納めます。

入学式を数日後に控えた3月27日。

妹から1本の電話が。

「誉!〇〇大学から『重要』って書いてある、封筒が届いてるよ」

※〇〇大学とは現在、誉さんと私が通っている大学です

誉さんは、その大学を受験したものの、
不合格の通知をもらっていました。

「受験料を払い忘れていたのかな」

そんなことだろうと、思っていた封筒の中身は

「第4次合格の通知」

でした。

東洋大学よりもレベルが高いとされている〇〇大学からの合格通知。
嬉しさの反面には、
東洋大学への1年越しの憧れがありました。

どちらの大学へ進学するか迷う誉さん。

「どちらを選んだとしても、『あの時あっちを選んでおけば......』と後悔をすることはあるだろう。それならば、後悔が少ない方にしよう」

と、考えあぐねた末、現在の大学への進学を決めました。

そこからは、怒涛の入学準備に入ります。

なにせ、合格通知を受け取った1週間後は
入学式だったのですから。

都内とはいえど、中心地からは外れた場所に位置する大学。
自宅からの通学は厳しく、急な一人暮らしも決定。

いやいやその前に、親族や予備校への報告も......
と、てんやわんや。

なんとか入学準備を終えた頃に届く、

「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入学式の中止」

の通知。

さて、誉さんの大学生活はいつになったら
スタートするのか。

次の章は、我々の大学生活が動き始めた
大学1年生の秋頃からのお話になります。


バスガイド


入学式をすっ飛ばし、大学生になったという実感もそこそこに、
オンライン授業が始まりました。
友人の背丈もわからない画面越しでの初対面

あの頃の私たちは、人との交流に飢えていたと感じます。

入学してから半年が経った秋頃、
大学のキャンパスで実施される健康診断がありました。

キャンパスには、パソコンの一画面に到底映りきらないほどの
学生が溢れ、「大学生になった」と実感します。

また、健康診断とともに開催された、
“部活やサークルの新入生勧誘”

誉さんは、以前から気になっていた、
オープンキャンパスの企画運営を担当する、
“オープンキャンパス実行委員会”
のブースを訪れます。

先輩方に、サークルの説明を受け、
様々ある部署の一つ
“バスツアー”に興味を持ちました。

※私たちの通う大学のキャンパスは異常に広大で、
その広さはなんと!東京ドーム17.5個分!!

※日常的に校内を移動するための循環バスが走っています

※オープンキャンパスではその循環バスに乗って、
校内をぐるっと一周巡りながら紹介していくバスツアーという企画がございます

しかし、当時のバスツアーの部署には、男子メンバーがいないという情報を聞き、少し不安に......。

“オープンキャンパス実行委員会”に入るために提出する、志願書。

希望部署の欄には

第1希望 インフォメーション
(企画の場所や、オープンキャンパスの周り方などをご案内する部署)

第2希望 バスツアー

と、記入し、提出します。

※ちなみに私は、「第1希望 バスツアー」でした

結果、誉さんの配属は“バスツアー”

※“バスツアー”は他の部署の活動よりも、ハードルが高いと思われることが多く、毎年第1希望にしてくれる方が少ないのです......

同期に男子メンバーがいることを祈りつつ迎えた、決起集会。

※この決起集会で、初めて誉さんと出会いました

集まった同期5人中、男子メンバーは誉さんだけでした。
もちろん、先輩方の中にも男子メンバーはいません。

不安的中。

「よろしくお願いします〜」

と、同期にも敬語の誉さんを、初対面からいじっていくスタイルの私。

※ごめんね笑

さて、そんなこんなで始まった誉さんのバスガイド時代。
誉さんは、謙虚なために自慢をあまりしてくれません。
そのためここからは、同期として誉さんの頑張りに支えられた
私の目線多めでお届けします。

ピーンポーンパーンポーン♪
このままでは、ド長編になる予感しかしないため、
大学3年生の代替わり後、
誉さんが我々バスツアーのリーダーになったところからお話ししていきます。
ちなみに私たちは、1年生の頃、コロナのために対面でのオープンキャンパスが実施できず、2年生の時にやっと、バスガイドデビューを果たしました
急な、方向転換においていかれそうな方、
大変申し訳ありませんが、ガンバッテネ!

さて、3年生にもなると、
それぞれの都合によってサークルを退く方もおり、
同期は3人になっていました。

誉さん、私、1年生の頃から一緒の女子メンバー。

人数が減ったから、
活動も満足にできなかった時代を共に乗り越えたから、
3年生になるまで生き残ったから、

理由は多岐に渡りますが、確実に私たちの絆は密になっていました。

“オープンキャンパス実行委員会”の活動は、当日だけにはとどまりません。

1年間をかけて、本番に向けた様々な準備をすることが、
メインの仕事になります。

バスツアーでも同様に、
原稿の作成から、フリートークのネタあつめ、
そしてとにかく練習!!

※窓の外に見える景色に合わせて、説明をしなければならないため、
なかなか難しいのです
※また、お客様の方を向きながらのお話をするので、ガイドの左右は反転します
「右手側に見えて参りました〜」の時には左手で指し示します

この準備がすごい、誉さん。

原稿という名のネタ帳には、

「なんでそんなこと知ってるの!?」

という情報の数々。

オンラインで行う後輩たちの練習にも、
夜遅くまで立ち会います。

当日、お客さまにお渡しするための整理券の作成や、
ツアー用のバスの運行表まで。

さらに、仕事を把握しきれていない私への説明。

※いつもありがとう。ほんっとうにありがとう!

「ありがとう」

と感謝する、メンバーに

「いえいえ、こちらこそ!皆さんのおかげです」

と頭を下げる誉さん。

ツアーには、その人の人柄がとってもよく出るものだと思います。

誉さんのツアーには“丁寧さ”を感じます。
優しい声に、柔らかいイントネーション。
しかし、「そんなものまであるの!?」と心躍るような情報は満載に。

すっかり、誉さんの温かい空気に包まれたバスの中には、
「次は何があるの??」と期待を膨らませる
お客様の笑顔がたくさんありました。

そのツアーは誰にでもできるものではなく、
誰よりも、“お客様のため”を思う誉さんだからこそ、
できるものだと思います。

さて、3年生で“オープンキャンパス実行委員会”を引退した私たち。

大学4年生になった、去年の夏に開催されたオープンキャンパスでは、
後輩たちのお手伝いというポジションで参加をさせていただきました。

正直、1年越しのツアーは緊張するものです。

誉さんに至っては、昨年、リーダーとして統括をしていたため、
ツアーをしておらず、2年ぶりのガイドでした。

久しぶりのツアーを終え、戻ってきた誉さんの少し赤くなった顔と、
ペアとして一緒にツアーをしていた後輩のニヤニヤとした表情

※当日は約20分間のツアーを2人1組で行います

左右の反転を間違えないようにと、

右手の甲に「左」
左手の甲に「右」

とマジックペンで書いてツアーに臨む誉さん。

ブランクのせいか、その日は

右手の甲に「右」
左手の甲に「左」

と書いていたそう。

「ツアー中ずっと、左右間違ってたんですよ」
とニヤニヤ顔の後輩。

用意周到な誉さんらしくない、
でも、どこか抜けている誉さんらしい、
そんなエピソードに私たちメンバー全員癒されました。

と、いうオチ。笑

※もちろん爆笑しました笑


次回予告


1記事の目標文字数は2000字です。
今回の記事は、4000字を超えています。

何が言いたいかというと、
ここまでお付き合いいただいた皆様、
本当にありがとうございます。

そして誉さん、いつもありがとう。
「誉さんがリーダーだったから、最後までやり切ることができた」
と、心の底から感謝する引退日でした。

さてさて、次回は誉さん最終話、就職活動編です!
お楽しみに!

最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
では、また!

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