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難病日記

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発病から入院治療、そして退院後の治療を時系列を追ってエッセー風に書いています。
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#脳

薬だけでは病気は治らない

薬だけでは病気は治らない

表題はちょっと過激でしたか。もちろん薬が無用だと言っているわけではありません。入院すると沢山の薬が処方されます。もちろん全て飲みます。とても効きます。とっても有効です。でも、だからと言って薬が勝手に病気を治しているのではないと思っています。

ここからは長年の持論です、経験値です。特に科学的な根拠があるわけではありません。ご理解くださいね。

病気を治しているのは結局は自分の治癒力です。免疫細胞だ

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脳で病気を治す 次は心臓だ

脳で病気を治す 次は心臓だ

8月の後半になると外見筋肉の解体がほぼ順調に終わったので、次は肺、心臓、内臓など見えない筋肉のスクラップ&ビルドを始めることにしたのですが、脳が「OK」の返事をしません。内臓の筋肉は外見の筋肉と違ってほぼ自動制御で動いています。「筋肉を下手にスクラップしたら死んじゃうよ!命の保証は出来ないよ。賛成しないな。」って言うのです。
困りました。でも確かにその通りです。外見の筋肉と違って、疲れたからって休

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脳で病気を治す 戦闘開始

脳で病気を治す 戦闘開始

了解の返事が脳からあったので、強くて頑丈な古い筋肉を捨てて、柔軟な新しい筋肉を作るプログラミを脳に依頼しました。
脳はさすがですね。丸一日でプログラム完成させてくれたので、早速治療の開始です。

脳からは「古い筋肉を免疫が積極的に壊すように」指令を出し始めました。思った通り体重は毎日のようにどんどん落ちていき10日後の21日には体重は54.6kgまで落ちました。それに応して筋肉崩壊を示すCK値が下

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脳で病気を治す 前準備-病状把握

脳で病気を治す 前準備-病状把握

入院したことでやっと病気と闘う体制が整いました。壮大な人体実験の始まりです。でも本当に脳が病気と闘って治すことって出来るのか、出来るとしてもいったいどうやって。と疑問ばかりでしょうね。
以前にも書いたように僕は脳が人間の身体をかなりの部分でコントロールできるのではないかと考えていました。そこで今回考えたのは、身体の管理を完全自動制御運転から脳による一部手動制御運転に切り替えて、病気と対峙しようとす

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