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著者が語る:『フォン・ノイマンの哲学』――アメリカを愛した悪魔!

2021年2月に上梓した『フォン・ノイマンの哲学』では、20世紀を代表する天才のなかでも、ひときわ光彩を放っているジョン・フォン・ノイマンの生涯と思想に焦点を当てた。単に「生涯」を紹介するだけではなく、彼が追究した「学問」と、彼と関係の深かった「人物」に触れながら、時代背景も浮かび上がらせるように工夫したつもりである。

その集大成として生み出されたノイマンの「哲学」とは何か、読者に一緒にお考えいただけたら幸いである。

すでに本書には、数多くの書評やコメントを頂戴している。その大部分は、ノイマンの先駆者的業績(集合論・量子論・ゲーム理論など)、コンピュータ・天気予報の独創的開発、あるいは、原爆・水爆・ミサイルと戦争への関与に焦点を当てた論評で、ノイマンが後世に遺した成果の重要性からすれば、自然な流れの書評の数々である。取り上げていただいた著者としては、大変ありがたく、深く感謝している。

さて、「著者に聞く――『フォン・ノイマンの哲学』アメリカを愛した悪魔」というインタビュー記事(聞き手:岩谷菜都美)が、『Voice』(PHP研究所)2021年8月号に掲載された。

岩谷氏のインタビューは、ノイマンのアメリカに対する「天才に芽生えた愛国心」と、今生きている世界に「責任をもつ必要はない」という、「社会的背景」・「人生哲学」の両面から本書に踏み込む方針で、鋭い質問も多く、実に楽しい会話だった。その結果は、一風変わった角度から構成された興味深い記事になっている。

ぜひ多くの読者にご覧いただきたい内容なので、ここに紹介しよう!

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